昨日、とある家創りの現場へ行ってきました。

お客様と一緒です。



外部は、ほぼ完成していて、内部がもう少しです。



内装仕上げが出来上がってきていて、

いよいよ、器具類が設置され始めています。





一枚目の写真は、玄関付近にある手洗い。



子供が帰ってきた時や、来客が手を洗ったりするのに

とっても便利です。



全体的に、落ち着いた洋館のデザインなのですが

そんな中に、こういったかわいらしいデザインがあると

何だかほっとします。



天板のモザイクタイルや、

曲線を描いた水栓や、框の戸が、印象的です。



ちなみに。

こちらは、製作したわけではありません。

ウッドワンというメーカーの既製品なんですよ。



気になる方はチェックしてみてください。





こちらは、お客様も使われるトイレ。



アクセントクロスの色がグレイッシュでいい風合いです。

しかも、大きめのダマスク柄!



グレイッシュベースに、シルバーの柄なので、

ハデハデしさは、全くなく、とっても上品です。



しかも。

手洗いカウンターを濃い木目にしたのも大正解!

キュッと空間を引き締めてくれています。



この辺の色柄のセレクトは、全て、奥さまが

決めてらっしゃるんです。



だからこそ、

奥さまらしい、上品でちょっとかわいらしい雰囲気に

仕上がっているんだと思います。









建築家との家創りっていうと、

全てについて、建築家が主導で意思決定をしていくイメージの方が

多いようです。



実際、そういったスタイルの建築家さんもいらっしゃいます。



ただ。

私は、お客様が主体で意思決定していただきます。

お客様の「好き」でいっぱいにしたいんです。



でも。

完全にお任せということでもありません。



全体との統一感やバランスが気になる時には、

アドバイスはさせていただくんですよ。



せっかくの家創りなので、

一緒に創り上げていきたいんです。



そんな家創りしています。 (続きを読む)



小上りのタタミコーナー。



ご高齢の方の家創りに関わらせていただく機会も多かったせいか、

結構たくさんのタタミコーナーを創らせていただきました。





小上りの高さは、38cmが多いです。



微妙な高さなんですけど、

ちょこっと座るには、とってもいい高さなんですよね。



低すぎると、立ち上がる時、膝に負担がかかります。

高すぎると、座っている時に、脚に負担がかかります。



もちろん、住まわれる方によって、

最適な高さってあるので、いくつか試して

決めていくとよいですよ。





写真のタタミコーナーは、

思い切って、リビングを小上りにしてます。



しかも。

掘りごたつにしてあるので、長時間腰掛けても

脚が痛くなったりしにくいんです。



そのまま、そこで横になったりできるのって

いいですよね。






こちらの家では、リビングでもなく、ダイニングでもなく。

和室の機能をそのまま、小上りにしている感じです。



奥に見えているのは、仏壇です。



法要などで、着席する可能性があるので、

掘りごたつにはせず、フラットのままで、

机をどかせば、和室として機能するようにしています。



面白いのは、来客があると、

ソファではなくて、小上りに腰掛ける方が多いそうです。



ちなみに。

こちらのタタミコーナーは。。。




わかりますか?

壁で仕切れるようになっているんです。



普段は開け放っておいて、

法要や応接する場合には、

壁で囲って、空間を分けてしまうんです。



この仕切りは、建具というより、

移動する壁といった感じなので、

しっかり空間を分割できるので、オススメです。





また、このほかに、ダイニングを小上りにする方も

多くいらっしゃいます。





小上り畳コーナーって、とても快適なので、

採用を検討してみるのもよいのではと思います。 (続きを読む)

昨日は、新しい家創りのプレゼンや、打合せ、

見積もりの提示+調整があったりして、

なんとなく慌ただしい感じでした。





昨日、プレゼンをさせていただいたお客様から、

いろいろ質問をしていただきました。



その中でも、印象的だったのは、断熱材。

特に、寒い時期なので、断熱のことって気になりますよね。



ネットでいろいろ調べてみたけれど、何がいいのか。

また、プレゼンした計画案は、何が想定されているのか。



そんな内容でした。



実際、断熱材は。

何が一番いいと思いますか???



一般の方でも意見がわかれそうですが、

実は、プロでも、意見が分かれます。







アイシネンがいい。

セルロースファイバーがいい。

フェノールフォームがいい。



プロの意見が分かれるくらいですので、

ネットの情報が交錯していてもおかしくありませんね。





その中でも、共通してることあったりします。



「グラスウールは、カビたり、湿気を含んで下がったりするのでよくない」



グラスウールは、完全に悪者扱い。



でも、そんなことはないんですよ。





断s熱材のシェアを占めているのは、グラ0ウール。



そのグラスウールを否定しないと、自社の製品を

よりよく見せることができないですから。。



だからといって、グラスウールが本当によくない?

そんなことありません。





私が、いつもお伝えしているのは。

どの断熱材も同じで、何を大事にするかですよって。



コスパを大事にするなら、グラスウールだし、

気密をしっかりしたいなら、吹き付けだし、

調湿をしてほしければ、セルロースファイバーだったり。



グラスウールは、安かろう悪かろうではありませんよ。

使い方をしっかりすれば、とてもいい断熱材なんです。



でも。

その使い方が大事で、実はしっかり監理できていないことも多いようです。

(私は、意識してチェックするので問題ないですが)





そもそも。

「この断熱材がいい!」

なんて声を大きくしていうのって、ナンセンスだと思います。



お客様の意向を考慮せず、自分の良さを押し付けているので。



何が最善なのか。

それは、建築家ではなく、お客様都合で決まるもの。



その辺はしっかり意識していきたいです。 (続きを読む)




昨日、とある家創りの現場にて

お客様に最終のチェックをしていただきました。



家のlほとんどは仕上がっていて、

その雰囲気は、しっかりと感じていただけます。



こちらは、2階のホール。



何でもないようなショットなのですが、

この家の優しい風合いを、一番表現している感じがして

つい撮影していました。



こちらの家は、以前から、このブログでも

何度か登場してきたのですが、

体に優しい素材を表面だけでなく、

骨組みや下地にまで、採用した家なんです。



そのおかげで、新築独時の香りはなくて、

とっても心地よい空気に仕上がっています。



その空気同様、見た目も優しい感じですよね。



でも。

木目を多用したような、自然風住宅でもありません。

お客様のお好みが、しっかりと表現されています。



お客様らしい、デザインになっていました。





頑張って、撮影してみたんですけど。。



漆喰の質感が、とてもいいんです。



壁が、漆喰の厚めのコテ塗り。

天井は、漆喰の薄めのローラー仕上げ。



わざとらしいコテムラでなくて、

かなりフラットに仕上げてもらっています。



ほどよい陰影ができて、見た目もいい風合いなんです。





ここ最近、漆喰の話をすることが多くなっていますね。



それは、漆喰を採用される方が、増えてきているから

かもしれません。



もちろん。

全面にとなると、予算を圧迫してしまうので、

大事なところだけでも!という使い方ですけどね。



空気のきれいな家を体感すると、

やっぱりいいなぁと痛感しますね。



いいですよ。

漆喰。



でも、しっかり本物をセレクトしてくださいね。 (続きを読む)



とっても有名な建築物。

ミースファンデルローエという建築家の事例です。



直線的でシャープなデザイン。

軽やかにかけられた屋根。

様々な石で構成された壁。

十字型のステンレス柱。



いろんな見どころのある事例と言えます。





昨日、とある家創りの打合せへ行ってきました。



いろいろお話する中で、ご夫婦の好きな建築物は?

という話になり、こちらの画像を拝見しました。



私も、SUPER MOERN HOUSEというシリーズを

展開する、根っからのモダン好き。



あっという間に意気投合して、

大いに盛り上がりました。



実は、現在計画を進めている住宅。

少しアレンジすると、この事例にとても近づくんです。



その場で、ちょっとしたスケッチをして、

それをもとに、イメージを共有。



概ね、この方向性でいこう!ということになりました。



コストのかかる仕掛けも多いのですが、

その辺は、バランスを取りながら、

デザインを進めていくことになりそうです。



まずは、こちらの事例をしっかり研究してみます。

学校での勉強や研究と違った側面から

建築家を見れることは、とてもいい経験になります。



そういった感性をお持ちの方との出逢いに感謝です!





どうなるのか。

今から愉しみ!!






そうそう。

少し余談ですが。。



昨日、現場打合せへ行った現場です。



ちょうど、漆喰を塗っていました。

こちらの漆喰は、貝殻を原料にした、

チュフウォールというシリーズ。

純度は、とても高いです。



このインテリア見ていかがですか?



こちらの家。

洋館なんですよ!!



ナチュラルとか、かわいいというのではなく、

とても上品に見えませんか?



自然素材を使って、こんな上品さも

実現できるんですよ! (続きを読む)



数十年前に建てられた家。

引き違いの格子戸や欄間。
柱や梁を見せる真壁。
和瓦や横葺の金属屋根。

昭和を感じさせる、和のデザインです。

もちろんですが、断熱性能はなし。
引き違い戸からは、隙間風も凄いそうです。


こちらの家。
実は、事情があって、建て替えができません。

そこで、現状の外形を生かしながら、
大改修をする計画となりました。

見た目はもちろんですが、
断熱をしっかりしたり、
耐震補強をしたり、
家事動線をしっかり確保してみたり、
快適さや安全性、機能性もしっかり考えています。





こちらの工事。
ずいぶんと進んできて、間もなく竣工します。


アングルは違いますが、同じ場所を撮影しています。
いかがですか?

外壁が、塗り壁と木目。
屋根はガルバニウム鋼板。
玄関ドアは、洋風なデザイン。

和を感じさせる様子は、一切なし。

奥さまがお好みな、かわいらしい洋風のデザインです。
洋風といっても、ナチュラルな感じ。

外形は一緒なんですが、
素材や小物を変えると、ここまで変身できます。

そうそう。
見た目も大事ですけど。。

屋根を板金にすることで、荷重を減らして耐震性アップ。
外壁を触ったので、ばっちり断熱材を充填。
玄関ドアは断熱性能の高い仕様。
新しい窓は、樹脂サッシ。

快適さは抜群にアップしそうです。

外部はもちろんですが、
内部も、もちろんすてきな感じなんです。
こちらは、またの機会に紹介しますね。



リノベーションは、もとのカタチがあるので、
その変身ぶりにビックリできますよね。

その変身ぶりが醍醐味といえます。


ちなみに。
表面だけきれいにする、リフォームでは、
快適さや安心は手に入れることができません。

実は、リフォームを工事する皆が、
断熱や耐震に詳しいわけでもありません。

リノベーションをする場合は、
建築家のアドバイスがあると
安心できますよ。

オススメです。 (続きを読む)



昨日の夜、IKEAへ行ってきました。

実は、とっても近くに住んでいるのですが、
なかなか行く機会がありませんでした。

昼間は、まだまだ混雑していると
聞いていたので、夜にしました。

とっても空いていて、じっくり視察できました。




リビング周りの収納です。
パッと見ると、何だかおしゃれな感じ。

でも。
よく見てみると、小さなカラーボックスが
壁に付いているだけかも。。

そうなんです。
よくあるモノなのですが、
グレイッシュな北欧らしい色合いであったり
ディスプレイの効果で、とてもおしゃれに見えるんです。

IKEAの凄さって、ここにありますね。

おしゃれに見える分、
それが、この価格で??となるので、
価値が価格を上回って、お得な感じします。

お値打ちでも、おしゃれなものがある。

そんなヴィジョンを見せてくれます。
すごいですね。




さてさて。
それはそれで置いておいて。

IKEAに行った目的は、二つ。

一つ目は、お客様が、家具をIKEA で
いろいろ購入されるということで、
そのモノのクオリティや質感を確認してきました。

光沢のあるシート張りの面材で、価格の割には、
質感はとてもよく、なかなか機能的。

とてもいいセレクトになっていました。





もうひとつの目的は。
家創りをされているお客様のためのセレクト。

リビングから、ダイニング、和室や主寝室まで、
いろいろです。

こちらの写真が、クローゼット周り。

大きなウォークインクローゼットがあるのですが、
その中が、こんな風になっていると素敵ですよね。
(少しゆったりはしすぎですが)

腰高のチェスト、トール型のガラス棚、
オープンな引き出しに、ハンガーパイプ等、
いろんなカタチがありますね。

しっかりと組み合わせていくと、いろんな遣い方ができそうです。

しかも、これら全て合計しても、
50万円も行かなそうなのが、不思議です。

ちなみに。
クオリティは異なりますが、家具屋さんに頼むと数倍以上、
メーカーの既製品を使っても、倍以上はしそうです。

IKEAの凄さを実感しました。


造り付けの家具には、憧れはありますが、
こういった家具を上手に組み合わせると、
コスパもよく、最適な収納計画が実現できますよ。

何より、選ぶのが愉しいのが一番かも(笑) (続きを読む)



この写真。
どう感じましたか?

明るい。ですよね。

誘導したわけではないですし、
画像を加工しているわけでもなくて、
昼間、この場所にいると、これくらいの
明るさ感があります。

こちらは、リビング。
リビングには、大きな窓があって。。。

いやいや。
こちらの家には、大きな掃き出し窓はありません。

あるのは。
吹き抜けとハイサイド窓。

実は、名古屋市内で、駅に近い
周囲を囲まれた敷地。

なので、掃き出し窓をつけても、
隣家の壁が見えるだけで真っ暗なんです。

そこで、より高い位置から光を取り入れるため
ハイサイド窓を採用しているんです。

直接の光よりも、
壁に反射して侵入してくる、間接光の方が
部屋を相当明るくしてくれるんです。

しかも。
高いところから差し込む光は、なおよし。

年中、この明るさを確保できるのって
いいですよね。




こちらは、同じ家の主寝室。
3階建ての家の1階になります。

大きなトップライトを設置。
そのおかげで、ビックリするほどの明るさを確保しています。

周囲を3階建ての家に囲まれてるんですよ。

トップライトからの光は、
壁の窓の3倍明るいっていいますが、
それ以上かもしれません。


光を取り入れるための窓。

安易に位置や高さを決めず、
しっかりと意図して、周辺状況も踏まえながら、
最適な窓計画をしていくのがオススメです。

快適さを手に入れるためには、
とっても重要ですので。 (続きを読む)



イナズマ階段。

階段の床を支える鉄骨部分が
ギザギザで、稲妻みたいです。

木製の階段では、このカタチにするのは
難しいんですよね。

稲妻ではなくて、まっすぐでしたら
全然できますけどね。


最近、リビングに階段を設置するケースが
多くなっています。

特に、こんな風に、目立つ位置だったりします。

こんな使い方をするのであれば、
上ったり下りたりするという機能だけではなくて、
オブジェのように、デザインしておくのもよいですよね。

側面のササラという部分を
鉄骨にできると、シャープな感じにできます。

ただし。コストに関係するので
その辺りは慎重に!


木製の場合ですと、こんな感じ。



木製でも、これくらいのシャープさは
演出できます。

もちろん、シャープな感じを求めていないのであれば、
こちらでも、全然いいですね。

もし、浮いた感じがどうもNGという場合は、
半分くらいオープンにしてみるのもよいですよ。



しっかりと安定感はありつつ、
閉じすぎていないので、窮屈な感じはありません。

ちなみに。
こちらの階段は、1階の床が杉板なので、
それに合わせて、節のある杉の集成材で
階段を構成しています。

周囲のインテリアとのバランスを考えながら、
カタチだけでなくて、素材もしっかり
セレクトしていきましょう。


繰り返しになりますが、
リビング階段になる場合は、
せっかくなので、階段をデザインとして
取り入れていくのがオススメです。

たかが階段。
されど階段。 (続きを読む)



先日、とある家創りの計画内容をもとにした
見積書をお客様へ提示してきました。

設計がスタートしてから、
毎週のようにお会いして、いろんな想いをカタチにするため、
しっかりと打合せを積み重ねてきました。

その想いを実現するために、いくら必要なのか。

理想も大事ですが、
現実もしっかりつかんでおきたいですね。

こちらのお客様。
当初からはアップになりましたが、
実は、ご主人の想定内だったようです。

結果、ちょっとした変更だけで、
次のステップへ進んでいくことになりました。
よかったです。


正直言うと、私も想定内でした。

当初から、大幅に変更された場合には、
なかなかそうもいきませんが、概ねの方向性が
同じであれば、大丈夫なんです。


プロだから当たり前??


いやいや。
実はそうでもないんです。


もし、最初の概算が、「坪単価」といった曖昧なもので
されていたら、とても危険です。

私も独立当初はそうだったので、
よくわかります。

最終の見積もりになってみたら。。。。。

怖いですよ。


そもそも。
坪単価って、結果であって、手段にはなりえません。

同じ規模でも、形状が違えば、コストは違います。
全く同じ仕様なのでしょうか??
窓の大きさや数も同じですか??

ちょっとした違いのようですが、
結構コストに影響します。


それをひとくくりで、坪単価って。
荒っぽいです。

なので私は、坪単価という概念は、全く使いません。


私がよくする話があります。

「最初のプレゼンに戻してもらえれば、予算内で建てれます」

最初から、手を抜かず、
しっかりとコストを押さえています。

しかも。
適正なコストを知っています。
それを実現できる工務店も知っています。

なので、しっかりコストを押さえた家創りができます。


実は、これって、できてそうで、
意外にも出来てないプロも多いのが現実なんですよ。

デザインが良くても、
素材が良くても、コストが合わなければ建ちません。


そういったコストをしっかり掌握できる
パートナーの選定をお勧めします。 (続きを読む)

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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