クラシカルモダンへ

2017年12月8日



とある家創りの外観です。

実は、先日足場が解体されて、
家の外観があらわになりました!

ご覧いただくとわかると思いますが、
洋風なデザインです。

洋風といっても幅広いのですが、
上品な洋館といったところです。

表情豊かなタイルと吹き付けの組み合わせ。
優しい色合いです。

吹き付けは白にもできたのですが
採用するので、少し色を入れています。

中間部と軒裏、窓回りに取り付けた
モールディングがあるので、
そのちょっとした違いを明らかにしてくれます。

こうやって、比較対象があると
白は白く、色はその色らしく、
各々の色を引き立ててくれます。


昨日のブログは、テーマがミニマル。
ラインを消していくというお話をしましたが、
こういった洋館のデザインは、ラインを足していく感じ。

ただ、漠然と入れるのではなくて、
部分的に集中していれてますよね。

密度の高く、立体的なラインが、
ミニマルなデザインにはない、表情を
作り出してくれています。



どちらがいいということではありません。

どちらにも、それぞれの良さがあります。

ある意味、両極端なデザインをさせていただいて、
それぞれの良さを、身をもって体感させていただいてます。

そういった機会をいただけて、
ほんとありがたいです。


実は。
モダンをベースに、クラシカルな要素を
取り入れた、クラシカルモダンなデザインを
展開させていく予定です。

日本では、見かけたことのない、
とても上品なデザインになる予定です。


私自身も楽しみです。 (続きを読む)

ミニマルなデザイン。

スッキリしているという意味で、
シンプルモダンなんて言われますが、
実は、結構違ったりします。




こちらの画像を参考にしていただくと
よいかもしれません。

実は、普通に(シンプルに)創ると、
階段周りには、もっとたくさんのラインが出てきます。

そのラインは、階段の段に沿って、ちょうど、
建具の枠のような太めのラインです。

それはそれで、一般的なのですが、
そのラインを可能な限り消すために、
とても手の込んだ工夫をしてます。

なので、とてもシャープに見えます。


そして、ガラスの廻り。
細くても、フレームをまわしたいところです。

でも。強化ガラスの厚みをしっかり確保して、
その枠をなしにしてラインが出ないようにしています。


さらに。
床と壁の取り合い。

タイルとフローリングが、そのままぶつかっています。
一般的には、巾木が廻ります。
その巾木のラインを消し去ります。


余計な装飾、そして、ラインを消していくと
その素材の持つ美しさが引き立ってきます。




こちらも、やはりラインを減らしています。


ミニマルな表現をするには、
とても手の込んだ工夫が必要になります。

ただ、きれいだから
という理由だけでもいけません。

しっかりと実用性も担保していることも必要です。


その辺のバランス感覚は、
とっても難しく、経験が必要になります。


なので。
ミニマルなデザインは奥が深かったりします。

もっと。もっと。
追求して、素晴らしいカタチを実現していこうと思います。 (続きを読む)



昨日のブログは、カッコいいキッチンの画像でしたが、
本日は、浴室です。

強化ガラスを通して展開する、洗面と浴室。

透けて見えることがドキドキする方もいらっしゃると
思いますが、狭くなりがちな場所なので、
ひとつながりで見通せると、開放感も演出できますね。

こういった浴室は、いわゆるユニットバスでは
なかなか実現できません。

パナソニックやリクシルといった主要メーカーですと、
ある程度規格を持っています。

量産するためにも、規格は大事。

これだけのガラス面を造り出せる規格が
主要メーカーにはありません。

開放感がほしい!ということであれば、
ユニットバスでなく、在来浴室をセレクトすることになります。

そして。
主要メーカーのユニットバスの浴槽の長手っていうと。
1.6mが最大です。

よく、1.25坪なんて言い方をしますが、浴槽の長手は
変わらず、洗い場が広がっていくだけなんです。

体の大きな方ですと、浴槽でしっかり脚を伸ばせない
場合もあったりします。

浴槽を大きくしたい!
ということですと、やはりユニットバスではなく、
在来浴室になります。


ただし。。。
木造で、2階に浴室の場合は?

在来浴室は、基本できません。
ユニットバス?

でも、大きな浴槽がほしい!
開放感がほしい!

そんな希望に添えるものがあるんです。

フルオーダーのユニットバス。です。

外周部は、基本的にユニットバス。
でも、そのユニットをオーダーできたりします。

もちろん。
ユニットバスなので、漏水の危険がありません。
なので、2階でも採用可能ですよね。

仕上げも、浴槽も自由ですしね!

在来浴室のような見た目もよくて、
広さも、浴槽も、水栓も全て自由にオーダーできる。

魅力的ですよね。
自分だけの浴室を実現できてしまいますよ。

ただし。
価格については、ユニットバスや在来浴室よりも
割高になります。

どこまで、浴室にこだわるのか。

ちなみに。
とある家創りで、採用を検討しています。

愉しみです!

オーダーのユニットバス。
いろいろ調べてみてくださいね。 (続きを読む)



大迫力のキッチンですよね。
コの字型に展開するカタチは、とってもユニークです。

ブラック鏡面塗装仕上げのバックセットは、
使い方を間違えると、派手になりがちなのですが、
マットな木目のキッチンに合わせることで、
上品な印象に仕上がっています。

昨日、こちらのショールームで、キッチンの打合せでした。




先日ヒアリングさせていただいたお客様から
伺っていた話をもとに、どんなキッチンがあるのか、
どんなキッチンが最適なのかを考えました。

I型、L型といった基本的なカタチではなくて、
もっと自由な発想で、カタチを考えます。

国内、海外の事例を見ながら、
アイデアを出し。

ブレストのような感じで、自由に進めていったのですが、
ご要望とのバランスからか、最終的には、いくつかのカタチに
集約していきました。

このいくつかのアイデアをもとに、図面化して、
何が最善なのかを、改めて考えることに。

私もキッチンのことは知っているつもりなのですが、
やはり、キッチンメーカーさんの方が、
引き出しも多くて、いろいろ知っていますので。

インパクトのある、ユニークで、
オンリーワンなキッチンになるよう
考えていきたいと思います。

私自身、愉しみです!!




夕方には、アクタスの店舗へ。

家具を探しているお客様に代わって、
求めている家具がないかを見てきました。

私自身ではないのですが、
ある意味、買う気満々なので、
セレクトするのもy愉しいですね。

しかし。
残念ながら、求めてらしたデザインはありませんでした。

気長に、いろいろ探してみます。 (続きを読む)



昨日、とある家創りの現場へ行ってきました。

実は、お客様と待ち合わせして、
現場の仕上がり具合を一緒に確認してきたんです。

前回は、まだ下地だったりしていたので、
イメージしにくかったところもあるのですが、
仕上げも進んできていています。

ドキドキですよね。



最初は外部から。

手摺の横ルーバーもしっかり取り付いて、
建物の外観はしっかり出来上がっています。

重厚感のあるデザインながらも、
横ルーバーのラインが、アクセントで効いています。

いずれにしても、シックな色合いで
統一したのは、大正解でしたね。

外構では、大きなデッキテラスの下地が出来上がっていました。
バーバーキューもしっかり愉しめる広さがありましたよ。




内部は、壁紙がほとんど張り終えていました。

シックな色合いから、かわいらしい色合いまで、
いろんな表情に仕上がっていました。

それと。
そうなんです。
キッチンが組み上がっていました!!

ホワイトのキッチンと、
ウォルナットの木目がきれいなバックセット。

特に、ウォルナットのバックセットが、とっても
シックな印象を創りだしてくれていました。

床は養生があって見えにくくなっていますが、
大理石柄のタイルです。

お若いご夫婦なのですが、
とてもシックで大人っぽいインテリアに仕上がりました。




それと。
こちらの家では、内部のドアの高さを天井までにしています。

ちょっとしたことなんですが、
とても開放感が出てくるんです。

不思議なもので、天井も高く見えたりしますよ。

そうそう。
奥に見えているのが、お子様の部屋。

とっても優しい黄色の壁。
その優しさに、何だかホッとしますよね。


奥さまとは、現地を見ながら、
カーテンのお話をさせていただきました。
来週、カーテンをご覧になるようでしたので、
ご一緒する予定です。



実は、こちらの家は、
自然素材をふんだんに使った家です。
自然「風」住宅の家とは違いませんか?

しかも。
表面だけでなくて、下地や接着剤まで、
しっかりとセレクトしてあります。

本当の意味で、体に優しい家。

どう感じましたか?? (続きを読む)



クラシカルなデザイン。

上品な雰囲気の中で、
かわいらしさも感じられるのではないでしょうか。

こちら。とあるリノベーションの玄関周り。

玄関ドアは、この家が建てられた時のままを
表面をきれいにしてから、白で塗りつぶしました。
(もともとは、木目だったんですが)

ハンドルも、当初のもので、きれいに研磨しています。

もともとのドアが、とてもいい材料で、
しっかりとした框戸だったこともあって、
きれいにするだけで、とても上品ですよね。

そして。
玄関脇のブラケット照明。

鳥かごをあしらったデザインは、
こちらのお客様のお気に入り。

女性らしい感性で、セレクトされています。

アイアンの表札は、完全フルオーダー。
曲線を生かしたデザインが素敵ですよね。

クラシカルなデザインだからといって
エレガントな雰囲気になるわけでもなくて、
周囲を固める小物のセレクトしだいで、
女性らしくて、わかいらしい空気を創りだせます。




別のリノベーションであった、内部ドアのハンドル。

こちらも、先ほどの建具同様、
リニューアルして、新しい空間へ取り入れています。

こういった装飾的なデザインは、
今では、見かける機会もないほど、
希少なものになります。

古いからといって、切り捨ててしまわず、
しっかり見極めて、取り入れていくのもいいですよ。




こちらのリノベーションも、女性らしいセレクトです。

ダマスク柄の壁紙。
ちょっとわかりにくのですが、ラベンダーの天井。
框でチェッカガラスの入った内部建具。

クラシカルなのに、かわいらしい空気感です。


最近では、こちらでもご紹介していますが、
山吹色の外壁の南欧風の家なんかも、
女性らしい、かわいらしいデザインでしたね。

直線的で、クールな、男性的なデザインは
もちろん大好きですが、
女性の感性を生かしたデザインというのも、
刺激的で、とても好きになりました。


ほんと。
いろんな方々の感性に触れることで、
感性を磨かせていただいてます。

感謝です。 (続きを読む)



とある家創りの外観パース。
木造3階建ての都市型住宅です。

黒のガルバニウム鋼板と
レッドシダーの組み合わせが、印象的。

ちなみに。
木部は、木目調のサイディングではなく、
本物のレッドシダーを張ります。
(街中で、準防火地域ですけどね)

本物の持つ風合いが、とても愉しみです。

道路側には、プライバシーと防犯を意識して、
鉄筋コンクリート打放しの壁を立ち上げます。

鉄、木、RC。
素材の良さが光りそうです。




現場はこんな感じ。

まだ、外壁が仕上がっていないので、イメージ湧きにくいですが、
カタチはしっかりイメージ通りですね。


実は、昨日、お客様を葺含む、
関係者が集まって、打合せがありました。

ポイントは、RCの壁。

都市型住宅ということもあって、
間口はさほど大きくありません。

隣家が迫って立っていることもあって、
RCの壁が工事できるのかを
現状を見ながら、調整しました。

さすがに、技術力の高い工務店だけあって、
ギリギリまで攻めることができるので、
お客様納得の有効寸法が確保できそうです。


こういった都市型住宅の設計、施工については、
実は、かなり経験値が必要です。

設計も?

そうですよ。
いろいろノウハウが必要です。

たとえば。
どこまで隣家とのクリアランスが確保できるのか。
それによって、家の有効幅が違ったりします。

できるだけ、敷地を有効に使いたいですよね。

もし。
土地が都市の中心部であれば、
そういった場所の経験豊富な建築家
施工者との家創りがオススメです。 (続きを読む)



昨日、とある家創りの現場で打合せへ。

一昨日より工事していたアイアンの手摺。
しっかり取り付いていました。

正面玄関の上なので、とっても目立ちます。

この手摺が取り付いたことで、
外観がグッと締まった感じになりました。

アイアン自体も、装飾的過ぎず、
かといって、シンプル過ぎず、
ほどよいデザインなので、外観にフィットしています。




こちらは、軒裏のモールディングと軒先の雨樋。

実は、雨樋も、直線的なデザインのタイプではなく、
曲線的なラインのきれいなデザインを採用。

軒天と樋の下端をそろえることで、
遠くから見た際、一体の装飾のように見せています。

装飾自体を足していくのもよいのですが、
こういったことでも、華やかにすることはできます。


外部周りは、ほとんどできていました。

来週には、足場を解体するので、
家の全貌が明らかになります!!

今から、とっても愉しみですね。




内部も、仕上がってきています。

こちらは、玄関ホールに隣接する階段と吹き抜け。
階段の手摺は、床のウォルナットに合わせて濃い目です。

とってもいい色合いになりました。

といっても。
この色を出すのに、
合計で、5回も塗り重ねてもらっています。

何度も塗り重ねたことで、
自然とツヤも出てきてました。

手間暇かけて、出せた色のおかげか、
より一層深みを感じることができました。


こちらの家。
建物は年内竣工の予定で進んでいます。

年末が待ち遠しいいです。

ほんと
毎日楽しませていただいて感謝です! (続きを読む)



同系色ですが、
クラシカルな印象のダマスク柄のドレープ。

発色含めて、とってもきれいです。
合わせたタッセルも効いてますね。

クラシカルな要素は取り入れつつ、
スッキリとしたカッコいい感じで組み合わせみています。


昨日、質の高いカーテン生地の取り扱いのある
マナトレーディングさんへお邪魔してきました。

いい生地の取り扱いがあるということで、
お客様にご紹介していました。

そのお客様が、ショールームへ伺って、
気になる生地をセレクトされたと聞いて、
それを確認することが主目的です。

とってもシックな色合い。
エレガントなんですけど、
派手すぎず、とっても上品なセレクトでした。


カーテンというと。
あまり意識してセレクトされない方もいらっしゃいますが、
その素材感やデザイン等で、家の雰囲気を
形づくってしまうこともありますので、
しっかりセレクトしていきましょう。




少し自分なりにセレクトしてみました。

二つともレースで、パッと見は、なんてことない感じです。
柄がなくて、プレーンですしね。

でも。。。

プレーンだからこそ、その生地の質感が如実に現れてしまいます。

この二つの生地は、とても柔らかくて、
しかも、全く混ざりけのないプレーンさなんです。

片方は、少し光沢があったりします。

色合いは、とってもニュートラルな感じで、
とても優しいグレイから、ベージュ、ホワイトといった感じ。

ホワイトにせず、敢えて、少し色を入れると
ちょっとした存在感があって、いいですよ。




しっかりと確認+セレクトした後、
ショールームの方に、いろいろ教えていただきました。

「RUBELLI」は、イタリアの最高級ブランドの一つで、
ベネチアンシルクや、麻等の天然素材を使った
ファブリックが中心とのこと。

最上級の生地とそれ以外を並べていただいて
比較検討させていただきました。

なるほど。
と思ったところもありつつ、
わからないこともあったりしました。

今後もいろいろと体感しながら、本物を見極める目を
養っていきたいと思いました。



ファブリック。
それはそれで、とっても奥が深いんです。

いろんな生地のことに詳しい方と
一緒にセレクトしていくとよいですよ。

ほんと、愉しませていただきました。
感謝! (続きを読む)



たくさんの青空が見えてます。

これだけトップライトがあると、
圧巻ですよね。

しかも、北面なので、やさしい間接光なのもいいですね。


昨日、ヴェルックスという
トップライトのメーカーのショールームへ行ってきたんです。

この写真は、その際のワンショットなんです。
迫力ありました。




パッと見ると、似たような感じのトップライトですが、
開閉するしない、とか、開き勝手、
ガラスの種別等、いろいろあるんですよね。

ひとつずつ、丁寧に説明してもらいました。


実は、現在設計中の家創りで、
最初の画像に匹敵するくらい、
大胆にトップライトを採用する予定。

要になるのは、雨仕舞ですよね。

その辺を、しっかりと打合せするために、
ショールームへ伺った次第です。

おかげで、いろいろわかりました。


トップライトは、とてもたくさんの光が採れるのですが、
使い方をしっかり考えておかないと、大変なことに
なったりするんです。

プロに相談しながら、
どこに、どう設置するのかは、決めてくださいね。





午後は、外付けブラインドのメーカーと打合せ。
こちらも、とある家創りで採用を予定しています。

西向きに家を開放する計画なのですが、
夏の西日は、厳しいですよね。

それを遮るには、内側のブラインドだけでは
物足りず、熱はかなり入ってきます。

内側でなく、外側に付けると効果絶大なんですよ。

今回は、大々的に採用するため、
しっかりと、その納まりを決めるため、
打合せをしてきました。

ちょっと値は張りますが、
それだけの効果は見込めそうです。


はじめての採用なので、とても愉しみです。


常に、新しいことを取り入れながら、
よりよい家創りを提供していきます!! (続きを読む)

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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