植栽を決めるには?

2017年11月11日



株立ちのヤマボウシ。

昨日、とある家創りの打合せがありました。
その打合せの中心は、植栽です。

お客様、私と、
工事を進めてくれる工務店、造園屋さんで
話をしてきました。

こちらの敷地は、風致地区という厳しい規制が
かかってることと、敷地が大きいということもあって、
法的に、中高木が何本か必要になります。
さらに、道路側には、低木も必要です。

低木、中木、高木の樹種を何にするのか。
しっかりと打合せしました。

建物のデザインや、見た目のバランス等から、
何を、どう植えるといいのかを提案してもらいました。

シマトネリコ
ソヨゴ
ウラジロカシ
ヤマボウシ
等等。

画像で見ると、あまり差がわかりにくいのですが、
透け感がどうなのか、その木の持つ雰囲気がどうなのか
様々なんだそうです。

話をしながら、シンボルツリーには、
ヤマボウシを採用することで決定!!

季節も感じられる樹種なので、愉しみです。




さらに、中高木の足元を固めるグランドカバーについても
話が出ました。

フッキソウ
タマリュウ
ヤブラン
等等。

ほんと、いろんな樹種があります。

そんな中でも、
日影になるところなので、そういった条件で
生育できて、かわいらしい感じ。
しかも。ボリューム感のある樹種。

そんな感じで探していって、
ヤブランで決定しました。

当たり前なのかもしれませんが、
造園屋さんは、とっても詳しいので、
どんな樹種にするのかは、
見た目、メリットデメリット、メンテしやすさ等
話を伺いながら決定するといいですね。


植栽は、後になりがちなのですが、
家全体とのバランスを考えながら、事前に
しっかり決めていくといいのかなと思います。

プロの力をしっかり借りて、
よりよい家にしていきましょう!!

外構計画は、奥が深いですよ!




そうそう。
外構の打合せが終わった後、
家具についてお話しました。

奥さまから、見せていただいたカタログです。

何でもなさそうですが、
ちょっとした曲線が、とってもきれいなんです。

しかも。
色が、とても上品です。

お客様らしいなと思いました! (続きを読む)



とある家創りの現場です。

名古屋市内の狭小間口に建つ
木造3階の都市型住宅です。

間口を感じさせない工夫を
盛り込むことで、開放感抜群な空間を実現予定。

外観は、ガルバ、塗り壁、レッドシダーを組み合わせて、
モダンながらも、ナチュラルな風合い。

レッドシダー!?

名古屋市内は、準防火地域なので、
木材大丈夫なの???

大丈夫なレッドシダーを採用しています。

街中ではあまり見かけない、
ユニークな外観になりそうですよ。




2階のLDKのワンショット。

そうなんです。
吹き抜けですよ。

LDKには、大きな吹き抜けがあるんです。

その吹き抜けの面して、大きな窓。
東に面しているので、午前中は、
ビックリするほど、たくさんの光が入ってきます。

この開放感。
爽快ですよ。

途中に梁がかかっているのわかります?
化粧ではないですよ。

実は、家族構成が変わって、
将来吹き抜けを部屋にすることができるよう、
予め構造計算に組み込んでいます。

でも、途中に梁があったりすると、
ナチュラルないい雰囲気になったりするのもいいですよ。

木造3階建ての都市型住宅。

よく関わらせていただいてますが、
実は、いろいろノウハウが必要です。

そういった家の場合は、
経験豊富なパートナーの選定がお勧めです。




こちらは、工事が進んでいる洋館のワンショット。

南側に、出窓があるんですけど、外部が
仕上がってきていました。

表情豊かな白いタイル、
上部にモールディングが廻っているおかげで、
とても上品で優雅な外観を創りだしてくれています。

毎週、現場に行くのが愉しみなんですよ。
順調に進行して、何よりです。


いくつか現場が進行しています。
でも、各々終盤戦です。

年末、そして年度末に向けて
どんどん竣工していきます。

いろいろ愉しみです!! (続きを読む)



ガレージ。
出来てきました!

水平ラインが何とも美しいです。

本体と統一したデザインにすることで、
別棟ながら、一体感があります。

実際よりも、家全体が大きく見えたりします。

以前、ブログでお伝えしたと思いますが、
こちらのガレージ。単体でしっかりと耐震等級を確保しています。
こういった開放的なガレージは、なかなか難しいのですが、
デザインを損なわずに、しっかりした構造にしています。

来週末には、完成して引き渡しの予定です。

ここから一気に仕上がってくるのが愉しみですね。




こちらも現場も順調に進行中。

外壁に、磁器質タイルを採用しています。

見た目の重厚感もそうですが、
将来のメンテナンスを極力減らしたいという
想いもあって、全面タイルにしています。
(ちなみに屋根は瓦です)

グレーのような、ブラウンのような。
そんな色合いのタイルが、いいアクセントになっています。

こちらでは、敢えてムラが少なくて、
塊に見えるようなデザインとしています。

それが結果、どっしりした重厚感にも
つながるんだと思います。

来週には、足場が外れる予定。
愉しみです。




夕方からは、照明のショールームへ。

屋外に採用を予定している照明器具の
実物を確認するために、行ってきました。

屋外の場合は、点灯している時はもちろんですが、
照明が消えている時の存在感も大事なんです。

あまり主張せず、周囲に溶け込むような
器具を選定しています。

主要メーカーさんでは、色が
シルバー、ブラック、ホワイトくらいしかありません。

そこで、木目のあるタカショーさんで選定をしました。

ちょっとしたことなんですけど。
結構気になるので、しっかりセレクトしてくださいね。



いろいろ進行中。 (続きを読む)



少し暗くなってしまっていますが。。
ロココ調の装飾がなされた、クラシカルな家具です。




こちらの方が見やすいですかね。

家具のいろんな部分に、緩やかな曲線の
デザインを取り入れています。

モノによって、その装飾の量によって、
ずいぶんと見え方が違うんです。

カタチだけでなくて、生地の柄(ダマスク柄)が
多く採用されてるのも、特徴の一つです。

一般的に、女性には、人気のある雰囲気。
逆に、男性には、あまり。。ですが。。


ここ最近、こういったクラシカルなデザインの家具屋さんを
いろいろと廻っています。




実は。
独立当初から数年は、
超モダンな家のデザインが主だったので、
こういった装飾自体を取り入れることに
あまり好意的ではありませんでした。

どちらかというと、装飾は削っていく方で
ミニマルな表現を追求していました。
(もちろん、今でも大好きで、そういったデザインもします)

意識していないと、なかなか目につかないのですが、
最近、こういった装飾の持つ豊かさを感じるように
なりました。

もちろん、全ての装飾がOKということではありません。

ベースとして、モダンなテイストは持っていて、
その上で、クラシカルなデザインを取り入れる
というスタンス。

いろいろ模索中です。




そうそう。

家具屋さんを廻っているのは、
とある家創りで、こういったクラシカルな家具を
取り入れるためでもあります。

これくらいの装飾であれば、
ゴテゴテした感じはなくて、
スッキリとした上品な感じなのかなと思っています。

玄関入って、正面に、こんなコンソールがあったら
どうでしょうかね。

もちろん。
周りのデザインにもよりますが。

クラシカルなデザインが持つ、
豊かさを実現できるといいなと思っています。


いろいろ愉しませていただいています。
感謝! (続きを読む)



何度かご紹介している、山吹色の壁の家。

昨日、家を先行して、引き渡しとなりました。
(外構は、まだ工事が進行中)

外壁の色は、何度見ても鮮やかで、
とってもきれいです。

ただ、それだけでなくて。。
写真を撮り忘れてしまったのですが、
オレンジの洋風瓦の表情も、とてもいいんです。

よく見かけるこういった類の瓦屋根っていうと、
濃い目から淡い色まで、3色をミックスして
表情を創ることが多いです。

ただ、そのムラが、わざとらしい感じと感じていました。
なので、こちらの家では、
艶の有無で、色の見え方を変えるようにして
自然な感じの色あいで見せています。

ちょっとした違いのようですが、
実は、結構違ったりするんです。




2階のホールにある、手洗い。

洗面台は、パナソニックの既製品ですが、
それに、モザイクタイルを張ってみたり、
ネットで購入されたタオル掛けを採用してみたり、
お客様がもともとお持ちだった鏡を付けて見たり。

いろいろ組み合わせて、
素敵な手洗いスペースに仕上がっていました。

清潔感がありますよね。




こちらは、トイレ内部の壁!!
エメラルドグリーンなんですよ!

トイレということもあって、
エコカラットを採用してます。

消臭を期待していますが、
どこまで効果があるのかは。。。



暖色系の外観とは裏腹に、
内部が寒色系だったり。

お客様ご自身もお好きなのですが、
色の決定に際して、頼りにされていたのは、
「風水」でした。


風水にもいろいろあると思いますが、
読み取り方では、こんな風に
表情豊かな家が出来上がるんですよ!


これから、御家族で、
愉しい毎日を過ごしていってほしいと思います!

また、遊びに伺います!! (続きを読む)

外壁に石を張る?

2017年11月6日



お客様のご近所にある、素敵な家のワンショット。
ポイントは、天然石張りの外壁です。


昨日、とある家創りの打合せに行ってきました。

お客様がいろいろとお忙しく、1か月半ほどあいていたのですが、
久しぶりに、御家族とお会いして、家創りのお話させていただきました!

よく考えてみると、たった1か月半ほどぶりなのに、
長い時間お会いしてなかったような気分でした。

仲の良い御家族で、とってもいい空気感。

そんな空気感の中、お話させていただけるのは、
とってもありがたいです。



その打合せの中で、外壁が話題になりました。
セメント系のタイルか、磁器質のタイルか、石なのか。

ご近所に、石を部分的に張った、感じのいい家がある
ということで、一緒に見学してきました。
それが最初に写真なんです。


確かに。上品な感じですね。


ぜひ採用してみたいのですが、
石ともなると、下地をしっかり創ることが大事です。

石という素材のコストアップ+下地のコストアップ
が重なるため、想像以上に割高になってしまいます。

その辺は、慎重に考えながら、採否を決めていきたいですね。



そうそう。今回ご一緒してみて、
以前、お客様と外観見学ツアーに行ったことを
思いだしました。

ご近所にある、気になる外壁の家を
一緒に廻って見学していくんです。

「あの外壁って?」
「この外壁は、○○です」
「私も採用できますか?」
「予算にもよりますが、できますよ。」

そんな話をしながら。
そのお客様からは、とっても喜んでいただけました。


気にいった外壁が何でできているのか。
それは高いのかどうなのか。
もっと違う色があるのか。

一緒に見学すると、即答するので、
参考になるそうです。



そうそう。
こんな風に、外壁ひとつとっても、
とっても自由に決めていけます。

もちろんコストバランスは大事ですけど。


完全にフルオーダーの
たった一つの家創りをさせてもらっています。
愉しいですよ!


毎日楽しませていただいていることに。
感謝です!! (続きを読む)



真っ白のキッチンから見たリビングダイニング。

面材だけでなく、天板とシンクの人工大理石、
そして、レンジフードまで、全てホワイト。

そして、天井や壁も思い切って、真っ白に。

その白さゆえに、
リビングの正面に採用した、ボーダーの天然石と
規則正しく並んだ内部建具のウォルナットが
映えますね。

床は、建具と同じくらいのウォルナットなのですが、
ここまで白く統一すると、その木目が引き立ちます。

ウォルナットは、ここ最近、いろんな世代の方に
人気のある、濃い色目の素材。

上手に取り入れていきたいですね。




こちらは、主寝室のワンショット。

ブルーグレーの壁紙が印象的ですよね。

そのブルーグレーに、先ほどのウォルナットが
組み合わせてあります。

グレイッシュな色合いなので、
とてもシックリきています。

ただ。
あまり見かけない組み合わせかもしれません。

グレイッシュなトーンでまとめると、
とっても落ち着いた雰囲気を演出できますよ。




同じウォルナットの床材でも、
こちらは、別の意味で落ち着いた感じです。

壁紙は、真っ白というよりは、
少し、ベージュ寄り。

正面奥には、少し強めのベージュを採用していることもあって、
全体がその色に引っ張られています。

家具もウォルナットに合わせているので、
とっても大人っぽい空気感になってます。

ちなみに。
アイランドキッチンは、
トーヨーキッチンなんですよ。

それでも、スタイリッシュというよりは、
落ち着いた空気感に仕上がっています。


全体の色や素材の組み合わせによって、
いろんな空気感を演出できます。
自分らしい雰囲気を創りだしましょう!! (続きを読む)



ガゲナウという海外メーカーの調理器具です。

IH、ガスコンロは、珍しくないかもしれませんが、
いちばん右はどうですか?

見た目で、想像つきそう。

そうなんです。
バーベキューグリルなんです。

こちらで、豪快に肉を焼いてみたいですよね。

本格的というか、遊び心というか、
そんな器具を取り入れてみるのもよし。

どちらかというと、メインの調理器具というよりは、
サブな扱い。

メインはしっかりコンロ等があって、
別口で用意するのがオススメです。





拡大しすぎてわかりにくいのですが、
ステンレスのシンクと、メラミンのカウンターとの取り合いです。

ステンレス、人工大理石、天然石、メラミン等
シンクと天板が異素材の場合、
その取り合い部分は、どうしても段差や隙間ができたりします。

こちらのキッチンは、ステンレスとメラミンなのですが、
接合を感じさせない、なめらかさがあります。

メーカーとして、こだわりのクオリティのようです。

ここは、見た目以上に、清掃性に大きく影響するので、
しっかり押さえておきたいポイントなんですよね。

キッチンを検討する場合は、ぜひチェックしてください。




キッチン背面の収納です。

現在設計の幅のカウンターで、
家電製品等をしっかり並べることができるのかを
検討してみました。

この巾。1.6mほど。

これだけの長さのカウンターがあれば、
レンジ、トースター、炊飯器、ケトルは、
並列で並べることができます。

この辺も、お手持ちの機器を考えながら、
寸法をしっかり押さえておきましょう。



キッチンは、見るべき、考えるべきポイントが
たくさんあります。

使い勝手をイメージしながら、
いろいろと疑問点をリストアップして、
ひとつひとつ解消していくといいですよ。


もちろん。
私も経験を踏まえて、アドバイスさせていただきますよ。


こだわりのキッチン。
大満足していただきたいですから!! (続きを読む)



先日、ブログでチラッとご紹介した、階段の手摺。
昨日、取り付けはじめていました!

親柱、子柱の曲線を描いたラインが
何とも美しくて、優雅な雰囲気を創りだしてくれます。

手をかける笠木も、丸みを帯びた断面なので
とても握りやすい。
見た目以上に、使い勝手がよいのもいいですね。

華奢に見えますが、床とはアンカーでしっかりと固定
されているので、ぐらつきはありません。
安心ですよ。

もちろん、このままの色ではなくて、
床のウォルナットに合わせた色で着色予定。

シックな雰囲気になってくれます。

ちょうど玄関ホールの吹き抜けに、
この手摺がある様。
想像すると、ワクワクしますね。




外回りも順次進んでいます。

こちらは、LDKに面した出窓部分。

台形の出窓というカタチも素敵なのですが、
それに、モールディングが取り付くことで、
より表情豊かな感じになっています。

ちょっとしたことなのですが、
結果は、全然違う感じになりますね。




こちらは、窓周りです。
今回は、窓周りにも、しっかりとモールディングを回しています。

左右はフラット。
上下は、凹凸のある形状です。

このサッシにフィットするサイズを指定して、
製作取り寄せしています。(しかも海外から)

何もない窓に比べますと、華やかな感じになりますね。



今回、洋館ということで、モールディングを採用したり、
しっかりと装飾を取り入れています。

ただ、ゴテゴテになりすぎないよう、
スッキリとしながらも、華やかさを損なわない程度で
採用をしてます。

そのスッキリさが、ほどよい上質さを実現してくれるんだと
思っています。


シンプルなデザインが主流の中、
こういった、装飾を取り入れたデザインは、
とても素敵な魅力を放ちそうです!!

仕上がりが愉しみです!!! (続きを読む)



昨日は、現場の日。

ということで、いくつかの現場へ行って、
現場担当者や職人と打合せしてきました。

写真の現場は、付属車庫+アプローチとなる
駐車場棟を建設中です。

住宅部分とデザインを連続させながらも
落ち着いた色合いのタイルを採用したりして、
シックで大人っぽい和モダンな空間を構築しています。

軒先のシャープなラインが、とっても
いい感じで仕上がっていました。

今月後半には、引き渡しの予定。
それに向かって、工事は進んでいきます!




ちょっとわかりにくいですかね。

写真は、オークの集成材を
アイアン調のブラケットで支持している棚板。

右上に見えているのが、大きなテレビ。
これ。テレビ下の収納なんです。

そして、壁には、アクセントのタイル。
今回は、お客様のお好みから、エコカラットを
採用しています。

エコカラットのマットな質感が、棚板やアイアンと
とっても相性がいいですね。

素材の質感を揃えると、
こんな風に、スッキリとまとまりそうです。




そうそう。
こちらは、タオル掛け+棚板。

この金物。
実は、お客様がネットで購入されたんです。

この金物のおかげで、
プレーンな雰囲気が、一気にお客様好みに変身しています。

この金物。
そんなに高くないそうですよ。


家はもちろんですが、
金物や備品についても、
自分の「好き」を取り入れることで、
自分らしい家創りが実現できますよ。

愉しんで探してみてはいかがでしょうか? (続きを読む)

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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