ガルバニウム鋼板で、横葺きの屋根。

少し左に見えている平瓦の屋根から
連続するような屋根なので、
この葺き方を採用しました。

とってもシャープですし、
瓦屋根との一体感もばっちりでした。

ガルバニウム鋼板は、立ハゼ葺という
縦ラインの入る葺き方が多いのですが、
今回は、全体のバランスから、こちらの葺き方にしています。

あまりラインがきれいだったので、
軒樋をつけたくないくらい。
(でも、機能的に必要なので、つけますが)

和を感じるデザインの場合、
屋根や、軒先のデザインで、
ずいぶんと印象が違ってしまうので、
パートナーと一緒に、しっかり考えるといいですよ。

ちょっとした違いが。。。




こちらは、ちょうど、外壁のタイルを張り始め。

タイルは、細めのボーダーで、ちょっとした凹凸感があるタイプ。

あまりフラットすぎても、さみしいですし、
凹凸が大きいと汚れのことが気になります。

今回は、その辺、ほどよいバランスのタイルを
採用しています。

磁器質のタイルは、焼き加減で、
各々のタイルが、いい意味でムラになって、
とてもいい表情を創ってくれるので好きです。




そうそう。

タイルは、こんな風に専用の接着材を塗りながら、
コツコツと張っていきます。

しかし。。
外壁全面ともなると、大変な量になります。

ほんと。
職人の方々には、頭が下がりますね。

最近は、メンテナンスのことを考えて、
タイルを採用される方も多くなってきました。

そもそも。
塗り替えということがないですからね。

ただ。
初期投資は、それなりに必要です。。


その辺は、バランス感覚です。 (続きを読む)



とある家創りの現場のワンショットです。

昨日、建築確認の完了検査に立ち会いました。

もちろんですが、問題なし。
しっかり作り込んでいただいてるのでね。

写真は、最近奥さまに人気のあるウッドワンの建具。
輸入住宅のような「かわいさ」が魅力的です。

見た目も、肌触りも、とてもよいです。

ウッドワンは、無垢材の建具もあったりするので
自然素材が好きな方は、そちらもオススメ。




こちらはキッチン。
フルフラットの対面型。

こちらも、色合いが、
なんとも優しく、上品な感じ。

こういった色合いは、
あまり採用されないのですが、
お客様が直感的にセレクトされたので
それに合うよう、全体のバランスを調整しました。


こちらの現場。
これから、外構工事に入っていきます。

月末には竣工します。
楽しみですね。




昨日の夕方は、アレルギーエクスポというイベントが
開催されているので、新宿へ。

いろんな会社や団体が、出展されていました。


昨年よりもパワーアップしてて、
結構、盛り上がっていました。

アレルギーに対する関心の高さを
伺い知れますね。


私は、「すくわくハウス」という
アレルギーに強い家創りをしています。

普段、情報収集はしているのですが、
こうやって、関係者が集まる機会がなかったので、
とても助かります。

住宅に限らず、いろんな側面から
情報を収集することができました。


身体に優しいこと。
あらためて、その大事さを感じることができました。

来年は、出展?
なんてことも考えたりしました。

滞在時間はわずかでしたが、
いい時間を過ごせました。 (続きを読む)



ぱっと見ると、黒革のソファに目が行きますが、
今日の話題は、「床」なんです。

ライトグレーの石目。
600X300mmの大きさです。




こちらは、黒いフローリング。

少しわかりにくいのですが、
ベースが黒で、木目がシルバーなんです。

艶のあるブラックの洗面台とも
相性抜群です。




キッチンに採用した石目。
ブラックがベースの大理石ですね。

石目の柄もそうですが、
光沢(艶)のおかげで、
とても高級感のある雰囲気を創りだしてくれてます。


モノトーンな床材を採用すると、
スタイリッシュな空間を実現できます。

そういったモダンなデザインがお好きな方も
結構いらっしゃいます。

限られた予算の中で、大理石等、本石を採用するのは
なかなか難しいですし、
実は、思っているより、メンテナンスも必要になります。

そんな時はどうするのか?

そうそう。
今までの三枚の事例はいかがでしたか??

とてもいい質感だったのではないでしょうか。


実は、三事例とも、本石ではありません。
ビニル床タイルとフローリングなんです。

メンテは、とてもしやすい素材なので、
奥さまにも受け入れていただけそうですね。


ただし。

採用する際、しっかりとセレクトしないと、
すぐに、フェイクであることがわかってしまったり、
経年で、質感が落ちてしまったりします。

実は、それには、それなりのノウハウが必要なんですよ。
モダンな家創りを追求していたからこそですかね。


現在家創りをさせていただいている方の中に、
そういったモダンな創りの方もいらっしゃいます。

来年には竣工しますので、
ぜひぜひお楽しみに!! (続きを読む)



どこか「和」を感じるライトたち。

ガラスが創りだす陰影が、
とってもきれいですよね。

ダイニングはもちろんですが。
トイレなんかにも取り入れたりすると
ちょっとしたアクセントになったり。

決まった場所があるあわけではないので、
ふと眺めてしまいようなところに
採用してみては、いかがですか?


実は、昨日、お客様とコイズミ照明のショールームで
デートしてきました。

事前に計画していた内容をもとに、
進めていきます。

電球の色はもちろんですが、
広さに応じた照明を体感できるスペースがあるので、
そちらで、計画の明るさを体感していただくんです。

明るさ感って、十人十色なんです。

なので、しっかり体感いただきながら、
その人のほどよい明るさを探していきます。

「標準で」
そんなわけにもいきません。

夜の生活に支障をきたしてしまわないよう、
しっかり体感していただくんですよ。




話は変わりますが。
こちらの写真。わかりますよね。

そう。
人工芝なんです。

とある家のリノベーションの庭で
採用をするため、お客様と一緒に話を伺いました。

しかし。
見た目はもちろんですが、肌触りもなかなかよい。

特に、長さが長いタイプは、
ぱっと見はわからないでしょうね、きっと。


本物の芝は、手入れが大変なので、
こういった人工芝を上手に採用できるといいですよね。

今回採用を予定しているので、
どうなるのか愉しみです!

また、どうだったのかは、こちらでご紹介しますね。


新しいことにチャレンジできて、
ほんとありがたいです。 (続きを読む)

「らしさを引き出して、カタチにする」

ナイトウタカシ建築設計事務所の基本的な考え方。

とっても大事にしてますし、
常に意識して、実践しています。

いろんな事例をご覧になった方々から、
「いろんなデザインがあって、すごいですね」
といわれることもあります。

それもそのはず。
お客様の本当の「らしさ」が表現されているので。








現在工事が進んでいる事例の写真です。

どうですか?
何か共通点はありますか??

ないですよね。
それぞれ、お客様の個性が表現されているからです。

一人の建築家が設計したって、
言わなければわからないかもしれません。


しかも。
それぞれのデザインについて、
そのカタチにする際、しっかりと比較検討しながら、
たった一つのカタチに仕上げています。

屋根や壁の素材、勾配、色や仕上げ、
カタチのバランス、窓の配置やカタチ、大きさ等。

「なんとなく」決めているわけではありません。

新しい表現の場合は、類似の事例を
ネットや実物等で調査して、
何が、どうよいのかを検証して、
最終的に、デザインするんです。

なので、その家自体、とても美しくなるよう
考えて設計を進めています。



「自分らしさ」をデザインします。

って、工務店や設計事務所でよく耳にしますが、ここまでの振れ幅は
ないかもしれませんね。


いろんな建築家の方がいますが、
事例を見ると、なんとなく、同じようなデザインになっています。

それが、その建築家の個性なんですかね。


そもそも。
建築家の個性をカタチにすること
のではなく、
住まう方の個性をカタチにしている
ので、根本的に違いますし、
いろんな形があってしかるべき。

日々、いろんな家創りに関わりながら、
本当の意味で、お客様らしい家を実現しています。

それが、私の役割なんだと思います。 (続きを読む)

装飾の良さを感じる

2017年10月7日



ウォルナットの階段。
よく見てみると、手摺のデザインが印象的ですよね。

輸入住宅や洋風住宅で採用されている
木製の階段です。

手摺と手摺子(柱)の曲線が独特です。




こちらのアングルですと、手摺の形状がわかります。

要所にある、親柱とその間に並ぶ子柱。

それらパーツが創る出す空間は、
優雅な感じになりますね。

もちろん。
モダンな場所には、なかなかフィットしませんが。。

モールディングや框戸、アールの垂れ壁といった
構成要素も、雰囲気創りを担っています。


現在、こういった洋風のデザインを主とした
洋館が建設中なんです。

昨日、お客様と一緒に現場に行ってきました。
その時のワンショットがこちら。




ここまで書き込んできたので、おわかりと思いますが、
そうなんです。階段廻りで手摺の親柱なんですよね。

まだ、階段ができたばかりなので、
手摺まではついていないのですが、
昨日、手摺の柱が一本だけ納品されていて、
お客様と発見!!

二人で、ついついテンションが上がってしまいました!

この一本を見ただけで、
先にお見せしたような階段をヴィジョンとして
イメージしてしまったからです。

よく見てみると、内部のモールディングが
順次取り付けられていて、いい雰囲気を創りだしていました。

ほんと。
どうなるのか、愉しみですね!!



ナイトウタカシを昔からご存じの方は、
モダンなイメージが強いと思います。

装飾というより、装飾をそぎ落として
ミニマルにデザインしていく感じ。
もちろん、好きですし、得意です。

ただ、こんな風に、洋館をデザイン
させていただくことで、装飾のもつ良さも
しっかり感じることができます。

上品な空間を創り出すこともできるんですよね。

すごくいい機会をいただいてます。


ありがたいですね。 (続きを読む)



水平に伸びるラインがきれいです。

とある家創りの現場。
家本体は、竣工して、引き渡しが完了しています。

現在、家の前に、ガレージを建てる工事が進んでいます。

駐車場というと、予算の関係もあって、
カーポートにすることが多いのですが、
今回は、家の一体で見えるように計画することになっています。

外壁や軒裏の仕上げは、本体に同じで、
屋根は本体が瓦で、ガレージはガルバにしています。

理由は、屋根勾配を変えて、変化を付けたかったんです。
屋根勾配が緩いと、瓦屋根は難しいので、ガルバに。

ただし、全体の統一感を出すために、
ガルバは横葺きにしています。

どうですか?
一体感あるように見えませんか??

もちろん、工事費は必要なのですが、
ガレージや外構含めて、一体として
デザインできると、やはりいいですね。

予算とのバランスですけど。




こちらは別の現場。

どっしりとしたプロポーションのおかげで、
重厚感のあるデザインにしています。

こちらも、屋根のラインが
しっかり通っているので、重厚感がありつつ、
シャープな印象を演出しています。

実は、ちょっとしたことの積み重ねなんですけど
何も考えずに創ってしまうと、この雰囲気にはなりません。

せっかくの家創りなので、
他とは違う、自分らしい雰囲気がよいですよね。

建築家との家創りでは、実現しやすいと思います。
(全ての建築家がいいということでもないんですけど)





こちらも別の現場。
2階の廊下から、階段、そして玄関の吹き抜けを見ています。

この開放感。
とんでもないゆとりを創りだしています。

しっかりと見てみると、
単純に吹き抜けが大きいということでもなくて、
階段の幅や勾配がゆったりしていたり、
玄関ドアが両開きだったり、
いろんな要素が積み重なって、
このゆとりが実現できているんです。

メリハリと、バランス感覚が大事になりそうですね。



いろんな現場で家創りが進行中。

現場は、ほんと愉しいです。
ありがたいですね。 (続きを読む)



ある家創りの現場。

ずいぶんと仕上がってきていました。

外部は、ブラックのガルバニウム鋼鈑をメインに
木目のサイディングをアクセントで取り入れています。

キューブなカタチの
この組み合わせって、とってもいいですね。

本体がキューブでドシッとした感じなので、
玄関庇には、シャープなデザインを取り入れて、
軽やかな雰囲気を作り出しています。
(ちょっと写真だとわかりにくいですが。。)

ブラックのガルバの家はよく見かけるのですが、
アクセントを取り入れたり、
庇を変えてみるだけでも
ユニークな外観を構成することができますよ。

もう少ししたら、足場が外れそうなので、
その時が楽しみですよね。




内部の造作工事もずいぶんと進んでいます。

壁のボードが張られて、ドアの枠がついたり、
カウンターや机が設置されてたり。

各部屋の広さは、しっかりと感じられます。


こちらの家。
大きな吹き抜けがあるので、
開放感は、想像以上です。

しかも、吹き抜け上の窓から
たくさんの光が差し込んでくるので、
家の奥まで、明るくなります。

奥に深い土地なのですが、
それを感じさせない工夫が
しっかりと実現できていたので
よかったです。




こちらは、造り付けの机ですね。
こんな一枚板って、羨ましいです。


見どころたくさんな家なので、
仕上がりが愉しみです!!



夕方からは、二世帯住宅の打合せへ。
最近、毎週のようにお会いしています。

打合せでは、毎回、宿題が出るのですが、
しっかりとご検討いただけているので、
とても順調に進んでこれています。

この流れで、年末までに、設計を取りまとめる予定です!



現場も、設計も、愉しいです。
いろんな方々と家創りをさせていただけることに感謝! (続きを読む)



先日、ブログで紹介させていただいたのですが、
山吹色の外壁の家です。

昨日、現場へ行ってきました。

先週から、工事は、さらに進んでいて、
外壁も、写真の通り、仕上がっていました。

想像以上の仕上がりでした!!

左官屋さんによる、扇型のパターン。
フラットなままの仕上げでもよいのですが、
こんな風にパターンを取り入れると、表情が生まれます。

南欧風が、外観デザインのコンセプトになっていることもあって、
基本的に上下階で凹凸がなく、総2階のシンプルな形状。

なので、真っ白の漆喰でシンプルに仕上げるよりも、
パターンを入れた方が、オンリーワンな家になると考えました。

そうそう。
山吹色は、私が決めたわけではないんですよ。

お客様のお好きな色なんです。

もちろん、山吹色を含む、いろんな見本を作成して、
その中で、オススメをお伝えしたりはしましたよ。

一緒にセレクトさせていただいた感じです。
きれいな色って、見てると癒されます。





内部では、キッチンが据え付けられたりして、
ずいぶんと仕上がってきています。

ちょっとわかりにくいのですが、
キッチンも、少し色が入っています。
(こちらは風水の関係なんだそうですよ)

白い壁、天井のおかげで、
南北に長い家なのですが、
この明るさ!!

街中なのですが、日当たりがよいので、
とっても快適に過ごしていただけそうです。




冷静に考えてみると。

昨日は、ケーススタディハウスで、超モダンな家。
オレンジの瓦屋根に山吹色の外壁の南欧風の家。

同じ建築家が創りだしてるって、
何だかとても面白いなぁなんて、
他人事のように思ったりしました(笑)


「らしさを引き出して、カタチにする」

それが、弊社の基本コンセプトなので、
ある意味自然ですね。


これについては、いろいろ思うところもあったりするので、
別の機会にブログで書き込みますね。 (続きを読む)



この透明感。
そして、ロケーション。

どちらの魅力的ですよね。

以前、チラッとお話した、
ケーススタディハウスの代表的な作品です。

現在、設計を進めている、とある家創りで、
こちらの事例を参考にしながら進めています。


ポイントになるのは、開口部ですよね。

外壁面が全て開口部で、
しかも床から天井まであります。
さらに、サッシを縁取ってしまう
枠(桟)の見せ方(隠し方)は意識しています。

アルミサッシでは、なかなか難しいので、
スチールかステンレスのサッシになります。

見た目はとてもいいのですが、
これだけの窓になると、気になるのは、温熱環境です。

夏の暑さ、冬の寒さ対策ですね。

夏の暑さは、これだけの庇を伸ばすと、
ずいぶん軽減されますが、冬の寒さは危険ですね。

冷暖房設備を工夫するか、
窓の性能を上げるか。

いろいろ組み合わせながら、バランスを見ながら、
セレクトしていくことが必要になりそうです。

デザインに偏りすぎることなく、
快適性についても、しっかりしておきたいので。


どんな家になっていくのか。
今から愉しみです! (続きを読む)

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

ナイトウタカシ建築設計事務所の事例

  • K-House

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  • M-House

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  • KR-House

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  • Hi-House_M

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  • 三角形の敷地に建つエレガントな家

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  • 上品な色合いが印象的な、心地よい家

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  • 狭小敷地に建つ、光溢れる家

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