日本で最も旬の女性建築家・ザハ・ハディドがデザインしたスーパーヨット

今、日本で最も旬で話題となっている建築家といえば、2020年東京五輪のメーン会場として建設予定の新国立競技場を手がける女性建築家・ザハ・ハディドではないだろうか。

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新国立競技場最終コンペでザハ・ハディドが最優秀賞を受賞

ブローム・ウント・フォスのためにデザインしたスーパーヨット

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日本のみならず全世界で先鋭的な建築で活躍するザハ・ハディドが、今度はドイツの造船会社ブローム・ウント・フォス(Blohm + Voss)のためにデザインしたスーパーヨットが公開され話題となっている。

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大海原と太陽の下で過ごす全長128メートルの船には、外観もさる事ながら、中身もまさにラグジュアリー。専用プールが併設され、絶景の中でアクティビティーを楽しむことができる。まるで海に浮かぶ新国立競技場のようだ。

動画:Unique Circle Yachts for Blohm+Voss

ザハ・ハディドとは?

建築界の女王、ザハ・ハディド

【 ザハ・ハディド (Zaha Hadid) 】

1950年生まれ。イラク・バグダッド出身、イギリス在住の女性建築家。かつては、「建てた建築よりも、実現しなかったプロジェクトの方が有名」といわれたが、初の公共建築『ヴィトラ社消防署』(ドイツ、1994)の建設を皮切りに、独創性と構想力が見直され、大型建築が次々に完成。2004年には“建築のノーベル賞”といわれるプリツカー賞を女性建築家で初めて受賞した。
ハディッドの建築は、幾何学的な曲線、直線、鋭角が織り成す、流動的でダイナミックな外観が特徴。

主な作品

1993年:ヴィトラ社工場・消防ステーション、ヴェイル・アム・ライン、ドイツ
1998年:ローゼンタール現代美術センター、シンシナティ、オハイオ州(2003年竣工)
2002年:スキージャンプ台、インスブルック、オーストリア
2005年:ファエノ科学センター、ヴォルフスブルク、ドイツ
2005年:BMWセンター(自動車工場)、ライプツィヒ、ドイツ
2005年:オードロップゴー美術館増築、コペンハーゲン、デンマーク
2010年:国立21世紀美術館(MAXXI)、ローマ、イタリア
2012年:アクアティクス・センター、ロンドン - ロンドンオリンピックの会場となる水泳センター 

主な受賞

2004年:プリツカー賞
2009年:高松宮殿下記念世界文化賞

関連書籍
ザハ・ハディドは語る (The Conversation Series)

関連動画
ローマ・国立21世紀美術館|ザハ・ハディド
ザハ・ハディドによる新国立競技場デザイン・コンクール表彰式 プレゼンテーション

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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