廃物になったワインボトルをアップサイクリングして蘇ったグラスウェア

スペインを拠点に活動するイタリア人デザイナー、Lucia Bruni（ルチア・ブルーニ）さんによる「アップサイクル」プロジェクト。不要になったワインボトルを最大限に活用した「Pure-Bottle」が、素敵です。



一見、色がついた単なるワインボトルのようにみえますが、実はスプーンとキャンドルホルダー、グラスに分離する機能的なグラスウェアなのです。



以前、コカ・コーラ×nendoによる“Coca-Cola Bottleware”の記事でもご紹介しましたが、アップサイクル（アップサイクリング）とは、廃物で使わなくなった製品を、アイディアとデザインを加えることで新たに"価値"と"モノ"を生みだしていく考えで、リサイクルよりも一歩先をいく、地球環境に優しい概念です。



キャンドルの柔らかな光の中が、レストランやカフェのような温かみのある雰囲気をつくります。様々なストーリーを想起させるグラスウェア「Pure-Bottle」は、デザインを美学という言葉だけで終わらせず、ワインボトルとしての役割を超えた、日々の生活を豊かにする新たな価値を生みだしました。

Pure-Bottle｜Lucia Bruni