賃貸で暮らすか、自分の家を持つか。実体験から考えてみた。

家結び

株式会社ネクストが発表した「家を買う理由ランキング」によると、住宅を買う理由としてすべての世代で賃貸では家賃がもったいないと思ったがトップとなったようです。
その他に、家が狭くなった、子供ができる・できた、もっと便利な場所に住みたくなった、金利や相場が買い時だと思った、などの回答が上位にきたようです。
そこで、賃貸と購入のメリット・デメリット、そして私の実体験から考えてみました。

賃貸と購入

当たり前の話しですが、人間は家がないと生活ができません。
選択肢として、賃貸で暮らすか、自分の家を持つかになります。

賃貸の場合、一生、家賃を払い続けないといけませんが、気軽に引越しができるというメリットがあります。
また、住まいを購入する場合は長期の住宅ローンを組むのが一般的ですが、返済後は支出がなくなり経済的に楽になります。

賃貸と購入、それぞれメリットとデメリットがあり、どちらが良いとは一概にいえません。
しかし、人間が住むということには変わりはありません。

ここで重要なのは、住まいに何を求めるのかが重要ということです。
家族や将来のこと、そしてライフスタイル…。
お金以外にも、プライスレスな出来事が住まいにはあります。

私の実家は一戸建てでした。私が5歳の頃、両親が購入して引越しましたが、子供時代の家の思い出は今でも強く残っています。
身長が伸びる度に、柱につけていた印。落書きが残っている子供部屋…。
思い出が詰まった実家には愛着があります。

人間が住むという行動に対して生じる賃貸と購入の選択。
一概にどれが良いということではなく、決断に責任を持たなければいけません。
しっかりとしたライフプランニングと資金計画を立てていかなければならないのです。家族を持っている方は尚更です。

住宅ローンをいくらまで借りられるのか

それでは、住宅ローンはいくらまで借りられるのか。多くの人が、自分で用意する自己資金に足りない分は、銀行などから融資を受けます。
しかし、借入額が増えすぎると毎月の返済額が増え負担が大きくなりますので、最低でも総費用の20%以上は自己資金を用意したほうが良いでしょう。

金融機関では年収に応じた返済額の上限を設けています。一般的な条件として、年収400万円以上の場合で年収の35%(140万円)が収まる事を上限にしておりますが、年収の35%というのはかなりの負担率です。年収の25%以下に抑えることが望ましいです。
住宅ローンは長期にわたって返済していくものなので、いくら借りられるかよりも、いくら返せるかが重要となります。

くどいようですが、賃貸と購入を簡単に比較することはできません。
しかし、人間が住むということに変わりはありません。
住まいに何を求めるのかを見つめ直し、ライフプランニングをたてていきましょう。

皆さんは賃貸と購入どちらが良いですか?

プロフィール

吉本 剛

1972年静岡県生まれ。建築系大学を卒業後、建築設備会社に就職し、技術職、営業職を経験する。その後、不動産会社に転職し現在に至る。宅地建物取引主任者の資格をもつ不動産のスペシャリストとして、ライフプランを見据えた記事を提供していく。

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