「la kagu(ラカグ)」衣食住+知の新商業施設10月10日オープン!隈研吾建築都市設計事務所が外観デザイン

神楽坂に"衣食住+知"の新施設「la kagu(ラカグ)」10月開業へ

家結び.COM
会見に登場した隈研吾・隈研吾建築都市設計事務所代表(左)、鈴木陸三サザビーリーグ会長(中)、佐藤隆信・新潮社社長

サザビーリーグと新潮社による"衣食住+知"の新商業施設「la kagu(ラカグ)」が、10月10日にオープンする。隈研吾建築都市設計事務所が外観デザインを担当する同施設では、それぞれの分野に強いキュレーターを迎えセレクトショップやカフェ、レクチャースペースなどを展開。8月26日に開かれた記者会見では、サザビーリーグ取締役会長 鈴木陸三氏、新潮社の代表取締役社長 佐藤隆信氏、建築家の隈研吾氏の3名が出席し「la kagu」開業に向けて思いを語った。

 「la kagu」は「少なくとも25年は使用していない(新潮社・談)」という新潮社所有の「北倉庫」施設を、サザビーリーグが受託し開発・運営を担当する。施設の総面積は962.45平米、2フロア構成。昭和44年代に建てられた本の倉庫をあえてそのまま活かした工業的でミニマルな空間にウッドデッキや2階に繋がる大階段が備えられ、1階にはウィメンズファッションや生活雑貨、カフェ、2階にはメンズファッションや家具などの物販スペースに加えてブックスペースやレクチャースペース「soko(ソーコ)」を配置。テラスでは定期的にファーマーズマーケット「la kagu market」が開催される。

 施設の指揮を執る鈴木氏は、「衣食住を提案してきた企業だが表面的な提案には限りがあり、今は内面を満たすものとして肩肘張らない知識が求められているように思う。これらを含めてもう一歩新しい表現に挑戦したいと思い、今回6年前にリタイアした身ではあるが、馳せ参じることにした」と説明。新潮社の佐藤氏は「出版業界自体が落ち込む中、倉庫を使って何か出来ないかと考えていた。2階の『soko』でイベントを実施していくのだが、今の時代に出版社だからこそできる"いたずら"や"面白み"を発信したい」と意気込む。

 神楽坂の魅力を「日本で唯一のウォーカブルな都市(=歩いて楽しい都市)。昔の東京らしさが残っていて、現在ではそういった古いものを継承しながら新しい街作りの動きが自然発生的に起こっている」という神楽坂在住の隈氏は、「『la kagu』のプロジェクトに参加が出来たことは、住民である私にとってもとてもハッピーなことだと感じています」と話した。

■la kagu(ラカグ)
 所在地:東京都新宿区矢来町67番地
 営業時間:SHOP 11:00 - 20:00 CAFE 8:00 - 22:00 (21:30L.O.)

この記事はYahooニュースより転載しています

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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