マイアミビーチで歴史的建造物が取り壊しの危機に!再開発進む

再開発進むマイアミビーチ、歴史的建造物が取り壊しの危機に

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[マイアミビーチ(米フロリダ州) 25日 ロイター] - 米フロリダ州のリゾート都市、マイアミビーチで歴史的建造物の保存をめぐる論争が再燃している。

きっかけは、実業家カール・フィッシャー氏がかつて所有していた築83年の邸宅の取り壊しを、米大手住宅建設会社が申請したことだ。跡地には2万2000平方フィート(約2044平方メートル)の豪邸を新築するという。

カール・フィッシャーはマイアミビーチを最初に開発した人物で、地元市民団体は他の都市であればとっくに文化財として指定されている建築物だとして抗議の声を上げた。

現在同様の危機に直面しているのはこの建造物だけではない。20世紀初頭の著名建築家が手掛けたスター・アイランドの邸宅や、リンカーンロード沿いの築100年近い教会の中庭も、取り壊しの認可が下りている。すでに取り壊されてしまった建築も少なくない。

マイアミビーチにはこうした建造物が多く、地域全体に独特の景勝を生んでいる。アール・デコ調の建築が立ち並ぶサウスビーチはあまりに有名だ。特にオーシャンドライブ周辺は映画やテレビの舞台として親しまれているが、1980年代半ばに歴史的文化財の指定を受けるまで再開発の危機に直面していた。

この記事はYahooニュースより転載しています

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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