コクヨファニチャー、上海フラッグシップショールームを開設

コクヨグループのコクヨファニチャー株式会社は、中国におけるオフィス家具内需の獲得を目指し、コクヨのブランド発信、販売強化を目的としたショールーム「Shanghai Flagship Showroom（上海フラッグシップショールーム）」を開設した。

中国のオフィス家具市場の拡大

オフィス家具事業の中国展開は、2002年に中国・上海に販売現地法人を設立して以来、中国へ進出する日系企業をメイン顧客としてオフィス構築サービスを中国各地に展開してきたが、中国の経済成長によるオフィス家具市場の拡大とデザインや品質にこだわりを持つ顧客層の増加を背景に、2010年から、購買力の高い中国のハイエンドからミドルエンド企業を顧客ターゲットに加え、内需顧客のニーズにこたえるバリューチェーン構築を行っている。

具体的には、同年から、中国現地仕様のオフィス家具ラインナップを拡大するため、現地に商品開発チームを設置し、また、タイのオフィス家具メーカーPractika社との製造・販売ライセンス契約を締結し、商品開発の促進。2011年1月には、バリューチェーン一体化に本格的に着手する目的で、マーケティング・企画・商品開発・物流・販売機能を「国誉家具商貿（上海）有限公司」に集約し、現在内陸部、沿岸部ともに急速に販売網拡大を展開している。

さらに2011年3月、中国浙江省の平湖台麗弁公自動化設備有限公司（Tailik社）へ出資・合弁を行い、中国で初めて自社生産能力を獲得、2011年末には新工場を稼動させ、現在、品質・原価力・納期力を向上する取組みを強化している。

今回開設するショールームは、コクヨブランドの浸透と販売強化の拠点として上海の中心部である人民広場エリアに開設。コクヨブランドやデザイン・機能性を両立した商品を体感できる展示エリア、営業や商品開発チームが活動するライブオフィス、オフィス空間構築に関する当社の知見やトレンド情報の発信を行うセミナースペースなどの空間を設けている。

上海フラッグシップショールームの概要

1F：セミナー・サロンエリア


働き方と働く環境について世界の事例を取り上げ紹介している当社「WORKSIGHT」をはじめとした情報発信セミナーを定期的に企画、実施できるオープンスペース。また、世界の建築・デザイン本を取り揃えたライブラリーも併設。

2F：商品展示・ライブオフィスエリア


商品のデザイン・機能・品質を体感できる商品展示スペース、また実際に商品を使って働く様子を見学できるライブオフィスで構成。

施設概要
・名称　　： Shanghai Flagship Showroom
・所在地　　：新金橋広場　北京西路×西蔵中路　新金橋ビル
・URL　　：http://www.kokuyo.cn/furniture/
・用途　　：ショールーム兼ライブオフィス
・フロア概要　　：1F,2Fの合計　約1300平米
・展示商品　　：アジア向けのデスク・イスを中心としたオフィス家具など、約40種類を予定（開設時）