トークセミナー「暮らしに寄り添うリノベーション」

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インテリアスクールHIPS様による「暮らしに寄り添うリノベーション」というトークセミナーに登壇させていただきました。
先日出版したリノベーションの本にちなんでタイトルがこのようにつけられましたが、内容はこれからインテリアコーディネーターの資格を取りたい人、これからインテリアコーディネーターの学校に通いたい人向けに考えてくださいというオーダーを頂いていたので以下のような内容の3部構成でお話をさせてもらいました。ですがフタを開けてみれば、すでにインテリアコーディネーターだという人のほうが多い、という参加者の顔ぶれでけっこう緊張しました(笑)
1.リノベーション事例の話(20分) 
本に掲載したリノベーション事例の中から4案件ほどピックアップし、ビフォーアフターの画像を見比べていただきながらリノベーションの仕事をふだんどのように進めているのかというご紹介
2.キャリアチェンジの話(30分)
もともと国家公務員だった私がインテリアコーディネーターになったいきさつ、キャリアチェンジの実体験をあれやこれや。
3.つながりの話(20分)
インテリアコーディネーターの仕事をするにあたって、まわりにいてくれる業者さんたちのお話。

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質疑応答でいくつかのご質問にお答えし、予定の1時間半をちょっとオーバーして、無事終了となりました。
わたしはとっても「緊張しい」なので、あー吐きそう、吐きそう、って思いながら本番を迎えます。トークセミナーも、お蔭様で何回か経験を積みかさねるようになってきましたがあいかわらずこの「緊張しい」は直りません。なので、今回は「緊張をほぐすための7つの方法」というものを考えまして、皆さんの前でやってみることにしました。深呼吸をしたり、水を飲んだり、ストレッチをしたりとか、そういうことですが、どうせ緊張するのはもう自分でわかっているので、緊張をほぐす行為をトークがスタートしてから壇上でみんなの前でやりゃあいいか、と考えたのです。(そんなのは普通、本番が始まる前に裏で済ませるものなのでしょうけれどあえてそれを本番でやろうと思いました)皆さんも一緒にお願いしますといって引きずりこんでみました。いや、聞きに来ている皆さんは緊張なんかしてないのでしょうけれど(笑)・・・誰にだって緊張する場面はあるはずだから「緊張をほぐすための7つの方法」は覚えておいて損はありませんよって思って引きづりこみました。

緊張をほぐすツボを押しましょうっていったら、全員いっせいにツボを押し始めるし、顔の筋肉の緊張をとくために「ベー!」ってやって変なお顔をするのだと言ったら、全員が私にむかって「べー!」ってやってくれました。これがもうすっごくおもしろかったです(笑)写メに撮りたいくらいでした。
「緊張をほぐすための7つの方法」をやったのは、実は2つ理由がありまして。ひとつは本当に自分の緊張をときたかったからで(でも結局緊張したままの1時間半でしたけど)、もうひとつの理由は、トークがスタートするしょっぱなで、「私に集中」してもらいたいと思ったからでした。ちょっとしたことを一緒にやってもらう、注目してもらう、最初にそれをやることでこちらのペースに引き込み、話を聞いてもらう空気が作れるのではと考えました。

この成果があったかどうかはわかりませんが、とりあえず1時間半「居眠りしていた」人が皆無だったので、ホっとしています(笑)
参加してくださった方が、セミナーの感想をSNSにアップしてくれていたのでその一部をちょっとご紹介させていただきます。皆様ありがとうございました。


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12/7(水) 「リカさんセミナー」に行ってきました。
リカさんは人気インテリアコーディネーターです。 とても勉強になりました。
今まで行ったどのセミナーとも違う 素晴らしい内容でした。
これは人気インテリアコーディネーターってゆうより リカさんならではの内容だと思います。
コーディネートのことももちろん興味があり そのお話も勉強になりましたが それよりもずっと知りたかった 仕事の本質を色々実体験を交えてお話しされていました。
これが逆に超貴重。 ありがとうございました。 詳しくは書きませんので 今後のリカさんのセミナーでご自分でお確かめを〜。
(Kさん・男性)

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わたし、あまり個人に憧れるってことないんですよ。
「あの人みたいになりたい☆」とか 「この人のためならいくらでも(時間もお金も)使える!」 とか全くなくて。
しかし、この方だけは”憧れ”という言葉が一番近い気がする。 フリーランスのインテリアコーディネーター 三宅利佳さん。
この度、利佳さんがセミナーを開催されることになったと聞きつけ、 是非とも久しぶりにナマ利佳さんを見に行くべく、 いそいそと出かけてきました。 久しぶりに、というのも実は利佳さんとは 5年ほど前からのお知り合いでして、 わたしがインテリアの仕事をしていきたい、 どうにかしてキャリアチェンジをしたいと模索していた時に、 「この方のような仕事をしていきたい!」と思った憧れの人なのです。 セミナーは、利佳さんの今〜昔を紹介いただきながら インテリアコーディネーターって素晴らしい仕事だよ! という静かでアツい思い(と緊張、笑)がビシビシ伝わってくる講演でした。 「家」というのは、住まう人・住まう家族の生き方そのもの。 個人邸の改装に携わる仕事というのは、 その方々の人生の1ページに名が刻まれる仕事なのです。 目の前の仕事を覚えて環境に馴染むことに必死で、 本物の?インテリアコーディネーターにはまだたどり着けていないけれど、 今いる場所もそんなに遠いところにはいないってことも分かったし、 「インテリアコーディネーターになりたい」 と自分のココロが叫んだ 5年前のあの日を思い出して また明日から上を向いて 自分の道を歩いて行きたいと思ったのでした。
(Kさん・女性)

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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