住宅にも潜んでいるホルムアルデヒド。シックハウスにならない対策とは

利根川水系の埼玉、千葉両県の浄水場から国の基準値(1リットル当たり0.08ミリグラム)を超す化学物質ホルムアルデヒドが検出された問題。現在、原因は不明とされておりますが水道水に限らず、ホルムアルデヒドは住宅にも潜んでいます。

ホルムアルデヒドとは

ホルムアルデヒドのような有害な化学物質は、合板や木質ボード、複合フローリングの製造に使用する接着剤、塩化ビニールクロス施工用の接着剤に使用されてます。

十数年前からシックハウス症候群という言葉をよく耳にしているかと思いますが、症状は、目がチカチカする、喉や鼻が痛くなる、頭痛、ぜんそく、アトピーなどがあります。
特に主婦や高齢者、子供など家の中に長くいる事が多い人に症状が出やすいとされ、場合によっては死に至る事もあるようです。

そこで、わが国では2003年7月に健康基準法によるシックハウス法が施行され、対象物質の使用量がなどが規制されました。
シックハウス法では、シロアリ駆除剤クロルピリホスの使用禁止、ホルムアルデヒドを発散する建材全般に発散量の区分を示し、使用面積を制限されております。また、換気の設置も義務化されました。

住宅において有害な化学物質の使用が制限されるようになってきましたが、この規制は内装仕上げ材が中心です。規制の対象になってない化学物質にも注意が必要です。

発散量が最小のF☆☆☆☆の建材を選ぶ

それでは、住まいの部材や建材を選ぶにはどうすれば良いのか?
JISやJASの規格でホルムアルデヒドの発散量に関する等級区分がされております。

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発散量によって最小F☆☆☆☆から最高F☆までのランクがあります。
発散量が最小のF☆☆☆☆を使用し、放散量が0の建材を選択すると良いでしょう。

シックハウス症候群は化学物質だけじゃない

シックハウス症候群は化学物質以外にも結露によって引き起こす場合もあります。
したがって、家を建てる際は化学物質以外にも、壁や窓の構造、断熱材の使い方、換気方法なども複合的に考えた方が良いでしょう。

プロフィール

大村 静香

グラフィックデザイン事務所を経て、ライターデビューしました。企画・編集・取材・執筆・コピーライトと、何でもこなします。読みやすく、ぬくみがあり、読んだ人の心に残る文章を心がけています。

得意な分野はロハス、エコ、健康、など。

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