照明で照らすべき場所、という話

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どこに照明をつけたらいいかというと
基本的なセオリーはこの3つなんです。

1・テーブル面を照らす
2・通路を照らす
3・目線の先を照らす

テーブル面は、
つまりダイニングテーブルの上に灯りが落ちるようにする。
リビングテーブルの上に灯りが落ちるようにする。
デスクがあればそこに灯りが落ちるようにする。
・・・といったように
テーブル面を照らすよう、まずは計画します。

次に、通路を照らす。
廊下や玄関、広いリビングなど
人が通る時に支障のないよう暗がりをつくらないように計画をします。

この2つを意識して配灯すれば
部屋の照明はだいたいまかなえます。
そして、プラスアルファとして、
目線の先に照明を追加すれば
より空間を立体的に(ドラマチックに?)魅せられるようになります。

目線の先というのは
「部屋のドアを開けて一番最初に視界に入って来る奥の角」とか
「ソファに座った時に視線がいく壁のところ」とか、です。

例えばこういうことです。
スタンド照明なんかはね、部屋の手前じゃなくて、
部屋の奥、の角に置くのがいいのです。

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テキトーになんとなく置いているわけではないのでして
照明は、置くべきところに置いています。

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今日は簡単に照明のお話でした。

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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