カカクコムが住宅ローン借り換えシュミレーションの提供を開始

価格.comを運営する株式会社カカクコムは、同サイトのマネーカテゴリにおいて、住宅ローンを借り換えた場合の総支払額を試算して、ローン商品を手軽に比較できる住宅ローン借り換えシミュレーションの提供を開始した。

住宅ローン借り換えの市場規模が拡大傾向

日本国内の金融市場において低金利が長期化する中、住宅ローン利用者にとっては有利な借り換えが可能になり、住宅ローン借り換えの市場規模も拡大傾向にある。

国土交通省住宅局の「平成23年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」によると、平成22年(2010年)度の個人向け住宅ローンの新規貸出額(借り換え)は、前年度比11.7%増の10,349 億円という結果がでている。

しかし、その一方で、商品の金利プランや手数料体系は金融機関ごとに複雑化しており、借り換えを検討している者にとっては、複数のプランを比較することは非常に困難な状況にあった。

そこで、価格.comでは、住宅ローンコンテンツを新設し、諸費用等も含めた総支払額の試算とローン商品の比較が手軽にできる「住宅ローン借り換えシミュレーション」を提供することで、最適なプラン選びを借り換え検討者をサポートしていく。

住宅ローン借り換えシミュレーションの特徴


家結び
一度の入力で複数の金融機関の商品を比較できる
現在、契約している住宅ローンの借入残高や返済完了時期、金利タイプ、利率などを入力すると、借り換えた場合の毎月支払額や金利、年収負担などを試算して、総支払額の少ない順番で複数の金融機関のローン商品が表示される。

総支払額を算出
つい見落としがちな借り換えに伴う手数料など諸費用も含めた総支払額を算出し、内訳を確認することができる。現在、返済中のローンとの差額も表示してくれるため、借り換え後に支払額をどれだけ減らせるかが一目で分かる。

将来の金利変動を考慮して試算できる
変動金利型期間固定型のローン試算時には、返済完了までの金利変動を考慮する必要がある。現時点では、相対的に金利の低い変動金利への借り換えるがおトクなのはあたりまえだが、本来、考えなければならないのが経済情勢の変化による金利変動リスク。何年後にどれくらいずつ金利が変動するかの予想値を入力してシミュレーションが試算できる。

商品詳細の確認や資料請求
商品ページでは、商品の概要や借入条件、申し込み方法などをまとめて確認。気になる商品については、各金融機関の商品ページに移動して事前審査の申込などが可能となっている。

価格.comでは、初めにネット銀行など9つの金融機関が提供する96プランを掲載し、順次、金融機関や商品の掲載数を拡大していく予定だ。

住宅ローン借り換えシミュレーション

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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