2013年ミラノサローネにパナソニックと平田 晃久はエネルギーの情景を表現

パナソニックは、2013年4月にイタリア・ミラノにて開催されるミラノサローネ期間中、ミラノ大学内 インテルニ会場にて「Energetic Energies / エネルギーの情景」を展示コンセプトに、インスタレーション展示を行う。

太陽光パネルによる「創エネ」、蓄電池による「蓄エネ」、LED照明による「省エネ」、またそれらをコントロールするエネルギーマネジメントを、新たな形で都市に展開したエネルギーの情景として提案。インスタレーション展示の構成を手掛けるのは、昨年に引き続き、建築家の平田晃久(ひらた あきひさ)。

有機的な空間の広がり

【 平田晃久(ひらた あきひさ) 】

平田晃久(1971年 大阪生まれ)1997年 京都大学大学院工学研究科修了。1997年~2005年伊東豊雄建築設計事務所。2005年平田晃久建築設計事務所設立。

主な受賞


1996年:第3回空間デザインコンペティション 金賞
2007年:第19回日本建築家協会JIA新人賞(桝屋本店)
2009年:Young Japanese Design Talent 2009(ELLE DECO)
2010年:グッドデザイン賞

主な作品


2004年:House H
2006年:House S
2007年:桝屋本店
2007年:sarugaku
2008年:イエノイエ
2009年:animated knot
2010年:alp
2010年:one roof apartment



2012年に展示したPhotosynthesis - 光合成 -


家結び
Photosynthesis - 光合成 -

2013年はエネルギーの情景がコンセプト

環境問題への関心が高まる中で、自然と人間社会は相反するものとして捉えられがちだが、視点を変えてはるか上空から見れば、都市も地球の地形の一部であり、そこには風が吹き、雲が浮かぶ。

人工物である太陽光パネルを配備した都市が、違和感なく自然と融合し、自然からのエネルギーを効率よく電気に換え、都市に供給する。そこには、生命力に満ち溢れた共生の情景が見えてくる・・・。

パナソニックでは、このような自然と都市との新しい関係性を「Energetic Energies」としてミラノサローネで提案していきたい考えだ。

家結び
展示コンセプトEnergetic Energies
会期2013年4月9日(火)~14日(日) 9:00~24:00
会場INTERNI:HYBRID ARCHITECTURE & DESIGN
Universita degli Studi di Milano:Portico Richini
ミラノ大学内 ポルティコ・リキー二
(via Festa del Perdono, 7 - Milano)  会場スペース:約360平方メートル
会場構成平田晃久氏(平田晃久建築設計事務所)
出展予定製品太陽光パネル、蓄電池、LED電球、LED照明器具ほか
ミラノサローネ特設サイトhttp://panasonic.net/milanosalone


ミラノサローネとは

毎年4月にイタリア・ミラノで開催される「ミラノ国際家具見本市(インターナショナル・サローネ・デル・モービレ)」の通称で、会場総面積22万平方メートル、約3000社近くが出店する世界最大規模の家具見本市は、一週間で約30 万人以上の人が訪れるという。

また、「サローネサテライト」と呼ばれる展示会場には、若手デザイナーが出店しており、今活躍のデザイナーの殆どがこの展示会場から世界へと羽ばたいている。デザイナーの間では登竜門的存在となっている。

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