壁は扉に変わらない‐1366‐
2017年4月3日
壁は扉に変わらない‐1366‐
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4月に入り、新年度が始まりました。
現在進行中の計画で、釣り好きのご主人が2人います。
ともに「忙しくて、全く行けていない」と聞いているので、ちょっと書きにくいのですが、七色ダムへ行ってきました。
七色ダムは奈良と三重の県境あり、大阪から2時間半ほど。
随分道もよくなりました。
山桜は一番進んでいるもので7分咲きくらい。
来週には満開になりそうです。
すぐ北にある池原ダムとともに20年通っていますが、七色というくらいなので、本当に色鮮やかな湖です。
これらの写真を撮ったことで、私の目的は半分が達成されているのです。
残り半分の釣りですが、ボートの数はさほど多くありませんでした。
寒い冬から春に向かい、水温が上がりはじめるこの時期。
三寒四温と温度の変化も激しく、なかなかに釣り辛い時期でもあります。
一昨年、昨年と、年初めの1匹を釣るまでに、2、3回の釣行を要しました。
例年の反省も踏まえ、最も条件が良いと思う場所で徹底的に粘るというプランをたてました。
めぼしいところをチェックした後、決めたのはダム最上流部から初めに大きく曲がっているエリア。
春を意識した魚が、ユラユラと行き来するのが最も多く見えた場所です。
今日はこの場所で心中と決めたのです。
朝の10時頃、確かな生命観がロッドに伝わってきました。
慎重にとりこんだのはコンディションのよい35cmのブラックバス。
気が向いた時に来れば、いつでも私と遊んでくれる唯一の親友です。
手を離せば、急いで水中に帰って行きますが。
「春は最上流部」はバス釣りの鉄則です。
このエリアをフラフラと動き回るのですが、水温が低いので目の前にルアーを持っていかなければ食べてくれません。
私が心中と決めたのは、岸から3mほどにある大岩が沈むポイント。
この岩が魚の回遊ルートを狭め、かなり限定してくれると考えました。
また、大岩の後ろにボートをつけることで、こちらの気配も消すことができます。
岸と大岩の間にルアーを置き、回遊してくる魚をとことん待つと決めたのです。
釣りなど全く興味がない、という人がここまで読んでくれることは無いかもしれませんが、バス釣りの面白さが少しは分かっていただけたでしょうか。
扉に変わるかもしれないという、勝手な希望にとらわれて、壁をたたき続けていてはいけません。
-ココ・シャネル-
現実の情報が、願望によって曲げられているケースは、仕事の場面でも、遊びの場面でもよくみられます。
色眼鏡でみる、という表現もある通り、現実をできるだけ正確に、透明な目でみることは、全てにおいての第1歩です。
シャネルをトップブランドに押し上げた要諦なのかもしれません。
また、孤児院で育ったココ・シャネルにとって唯一の願いだったのではとも想像するのです。
◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...