ジェットコースター卒業します‐1458‐
2018年2月23日
今月は娘の誕生日がありました。
2つプレゼントを頼まれていたのですが、ひとつがUSJ行き。
もうひとつのプレゼントは後日書くとして、 前回行ったのは2008年の12月でした。
娘が10カ月の時なので、覚えているはずもありません。私もまだ2回目の初心者なのです。
タイミングが合い、一緒に行くことになった長男が案内役となりました。
チケット、スケジュールは全て妻任せですが、予定より早く開園すると聞いていました。
8時にはゲートに到着。30分繰り上げの8時半に開園しました。
メールでモデルコースが送られてきており、朝一番はハリーポッターエリアへ向かうとあります。
こちらにはかなり興味があります。
ハリーポッターシリーズは、妻、長男は完読。
映画は全て家族で観ています。
ゲートをくぐると、ホグズミード村が現れました。
J・K・ローリングが思い描いた世界観はこのようなものだったのか。
いずれにしてもワクワクする景色です。
ホグワーツ城を遠く望む景色は、感動すら覚えました。
このエリアの工事は清水建設が請け負いました。
その現場所長か、すぐ下のポジションに居たのが私のクライアントなのです。
自宅が竣工してからの工事だったので、詳しい内容までは聞けていませんが、私まで誇らしい気持ちになります。
とても精度の高い仕事でした。
しかし余裕があったのはここまで。
先に書くと、私はジェットコースターの類が苦手ですし、あえて乗りたいとは全く思いません。
なら乗るなという話ですが、ホグワーツ城内での人気アトラクション、空飛ぶイスに乗ってしまいました。
もの凄い浮遊体験で、長男は最高に楽しかったと言いますが、私は完全に目がまわってしまいました。
娘も喜んではいましたが、若干酔い気味。それで、酔い止めを与えました。
ザ・フライング・ダイナソーは、完全にノックアウト。
フリーフォールを前のめりに90度回転したような姿勢で、下向きにぶら下げられます。
徐々に最高地点まで持ち上げられていくのですが、自分と地面を遮るものは一切なし。もう怖いを通り越していました。
後は、頭を下に急降下、振り回され、錐もみ回転……
全く生きた心地がしませんでした。子供達は、最高に楽しかったそうですが。
その後、フラフラになりながらジョーズ、モンスター・ライブ・ロックンロールショーへ。
こういうお祭り感はとても好きなのですが。
2008年に来た時は、見たことがあるなと思いながら素通りした「メルズ・ドライブイン」。
ジョージ・ルーカスの「アメリカン・グラフィティ」に登場するレストランでは、60年代のアメリカが再現されています。
デュークボックスから、音楽が流れて欲しい空間です。
ここでハンバーガーを食べましたが、噂通りのお値段で1600円。
ディズニーランドの売り上げは、7割がチケット以外の売り上げと聞いたことがあります。
正確な比率は知りませんが、構造はUSJも同じでしょう。
少しだけ小市民から皮肉を。
小学生チケットは、誕生日割引で4千円ほど。
こちらのフェイスペインティング2千5百円なり。
魔法の杖は4千9百円。
ちなみに、魔法の使えない杖なら4千5百円。
この杖は魔法が使えるほうで、塔の上に火がともりました。
大阪だけあって、なかなか商魂たくましいのです。
アメリカ発なので大阪は関係ないか。
ここからは良かったところです。
ミニオンパークは凄い人出でしたが、はなやかな雰囲気は好感がもてます。
こんな、遊べる壁の落書きは大歓迎。
子供には4つ程の、エクスプレスパスを与えていたので、混雑時は基本待つだけ。
私にとっては街歩きのようなものです。
アメリカの地方都市を思わせる街並み。
当たり前ですが車が通らないので、ハリウッド通りは歩行者天国。
広い道路の真ん中を歩くのは、思いのほか気持ちがよいもの。
本物ではありませんが、海を望む景色はなかなか雄大です。
その街全体を使った、名探偵コナンの謎解きイベントも、なかなか面白かったのです。
私はやはり自発的なアトラクションが好きです。
朝の8時半から夕方の6時まで、娘にとってはほぼ初めてのUSJ。兄妹とも十分に満喫しました。
もうそれだけで十分です。
ジェットコースターを楽しめない私に、長男は「楽しんだもの勝ちやん」と言いました。
それはその通りです。
大学時代は確実に飛行機を楽しみにしていました。
それがいつからか、ジェットコースター、観覧車、飛行機に乗ると、手に汗握るようになりました。
守るべきものが出来たからといって、守りの人生に入ったつもりはありません。常に前向きに、アクティブに生きて行きたいと思います。
しかし、あの下向き逆さづりはもうこれで……
ついに、娘も付き添いが不要な身長になりました。これにて、私はジェットコースターを卒業させて貰おうと思います。
どうせ、ジェットコースターのような仕事人生が続くのですから。
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...