光と風と笑いで満たす‐1468‐
2018年3月27日
光と風と笑いで満たす‐1468‐
桜の開花宣言もだされ、百花繚乱の一歩手前。
ユキヤナギはこぼれんばかりに小さな花をつけています。
春の勢いを最も感じさせる花かもしれません。
色だけで言えば、この時期の桜に勝るものはないと思っています。
蕾の残る風景が私は一番好きなのです。
今日は朝から「トレジャーキッズたかどの保育園」の検査が続きました。
ほとんどの検査を終え、ようやく一息つけそうです。
また現場日記にUPしたいと思います。
3月20日(火)発売の『住まいの設計05・06月号』に「羽曳野の家」が掲載されました。
撮影は1月中旬。この日も天気のよい1日でした。
4月14日 (土)には、『住人十色』の放送もあり、ローコストにも関わらず本当に親孝行な作品です。
住宅誌のライターは女性が多いのですが、手前に立つ男性が今回は担当してくれました。
その方も熱心に取材していたのがキッチン後ろの収納。
冷蔵庫も隠れているのですが、コストを落としながら、どうやって機能させるかを奥さんと模索した箇所です。
編集者、ライターは多くの建物を見ています。やはり、苦心した場所で立ち止まってくれることが殆どなのです。
土曜日に撮影した「中庭のある無垢な珪藻土の家」にも、そういう部分があります。
キッチンの右手には、小さな和室があります。
ちょうど写真家の頭あたりが入口。
この小さな和室の左には、洗面・脱衣室があります。
その間の壁に収納があり、畳の上で畳んだ衣類等をカゴに入れます。
それを反対側の洗面・脱衣から取れるようになっているのです。
これはキッチンの側面です。
くぼみをつくり、ゴミ箱を隠しています。
蓋が開くスペースを確保し、その上にある小さな棚にゴミ袋を常備しておくのです。
これらは、私たちの手柄ではありません。
共働きで忙しい奥さん達が「こうなっていればいいのに」を、形にしただけなのです。
「羽曳野の家」の誌面でのコピーは以下の通りでした。
『壁も天井も最小限におさえ、光と風と笑いで満たす』
光と風にこだわって仕事をしてきましたが、その後ろに「笑い」とは……
最高のコピーをもらいました。
よければ、私たちがお届けする、光と風と笑いのある空間をご覧ください。創りには、こんな可能性があるので、この仕事を選んだのだと思うのです。
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...