「NO」と言える1年生‐1472‐
2018年4月10日
「NO」と言える1年生‐1472‐
内祝いに届いた和菓子の老舗「老松」の詰め合わせの中に「渡月橋」というお菓子がありました。
和三盆のクリームを挟んだもので、子供たちは喜んで食べていました。
娘が「渡月橋」は倉木麻衣の歌でしか知らないと言うので、嵐山へ行ってみることに。
桜は僅かに残るのみですが、葉桜、新緑が目に優しい景色が広がっています。
インバウンドの多さに……とは違う切り口で書きたいのですが、確かに多いのは多い。
桜はやはり一番人気です。
わざわざ日本に来てくれたのですから、日本経済のためにも大歓迎しなければなりません。
また、前もって予定を組むなら、桜への期待もあったはず。数本残っており、ほっとしたかもしれません。
渡月橋の上流では、船遊びをする姿も見えました。
嵐電(らんでん)の駅も新しくなっており、ごった返していました。
改めて、京都の人気を感じます。
目抜き通りも同じくですが、ここに「元気がでるハウス」があったのか……
もしかすると25年振りくらいかもしれません。
竹林の小径もなかなかの人気。
かなりの人出でしたが、それなりに撮ってきました(笑)
桂川沿いでは新入生歓迎コンパか、いくつもの車座ができていました。
頬には僅かに朱が差し、喜々とした表情は初々しく、微笑ましくもあります。
しかし、毎年この時期、急性アルコール中毒のニュースが流れます。
○○ハラスメントという言葉をよく見るようになりましたが、常に力のバランスがいびつな時に生まれるものです。
私はお酒が弱いほうではないので(滅茶苦茶に強い訳でもありませんが)、飲ませたい先輩からは杯を受けていたほうだと思います。
しかし、こんなことで意地を張るのは全く馬鹿らしい限りです。
1989年、ソニー会長の盛田昭夫と石原慎太郎の共著、『「NO」と言える日本』が出版されました。
主には、アメリカへ向けての内容ですが、間違っていると思ったことに「NO」を言うのは、相手がアメリカ大統領であれ、先輩であれ当たり前です。
また、先輩、年長者が必ず尊敬されることはありません。
尊敬して貰える可能性があるだけで、むしろ逆。後輩、年少者のジャッジを受ける立場です。
このことは、下級生の時から常に思っていました。
よって、自分が上級生になった時、何かを強要したことはないつもりです。
真実は、後輩に聞いてみないと分かりませんが。
人生の若葉が芽吹く、20歳前後に人生を終えるなど考えられないし、あってはならないことです。
宴席に関しては、100%「NO」と言える1年生でいなければなりません。
お酒を飲むか、飲まないかで、もし何かを判断するなら、その人は間違いなく先輩ではないし、あなたの人生とは無関係な人なのです。
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...