住み継ぐ「コンクリート打放し H型プランの平屋」‐4‐ソリッド感と透明感

2020年11月5日


住み継ぐ「コンクリート打放し H型プランの平屋」‐4‐ソリッド感と透明感



 先週、基礎の打設が終わった「コンクリート打放し H型プランの平屋」。




 週末、定例打合せがありました。



 Hの横線が二つの棟を繋ぐので、そこがエントランスになります。



 エントランス奥には裏庭があり、この空間もなかなか魅力的な空間です。



 南には、旧家としての和の庭が残っています。



 LDKの開口は、これらに面して開かれています。



 灯篭があったり、カエル石があったり。

 ミニマルな建物とこれらの外部を、どう結び付けるかも腕の見せどころです。

https://youtu.be/9HwXsfGkT8w

 CGのアニメーションをUPしてみます。

 打ち放しの建築は、コンクリートのソリッド感、ガラスの透明感をどう連続させるかが大切です。

 コンクリートの強度を活かし、かつ閉鎖的にならないよう腐心するのです。



 南からは光を取り込むために、ガラスの透明感が主役になります。



 俯瞰で見ると、そのリズムが分かりよいでしょうか。



 エントランスからの景色。



 90度右に曲がるとLDK。



西にキッチン。



 東にはテレビを含めた飾り棚があります。



 子供部屋も、出来る限りコンクリート打ち放しの良さを引き出したいと考えました。



 キッチン裏には奥さんの家事室も。

 極めてシンプルに、2つの棟を中央の動線でつないだコンクリート打放しの平屋。

 打ち放しはやり直しが効かないだけに慎重に現場は進んでいます。

 連続するソリッド感と透明感。

 これこそが打ち放しの魅力だと思うのです。

文責:守谷 昌紀

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載


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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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プロフィール

株式会社一級建築士事務所アトリエm

夢は必ず実現する、してみせる。

一級建築士  守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...

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