軒が深いから「おいでよHOUSE」‐4‐ヨソはヨソ。ウチはウチ。
2020年12月4日
軒が深いから「おいでよHOUSE」‐4‐ヨソはヨソ。ウチはウチ。
現在、同じような工程で現場が4件進行しています。
一番初めに建て方を迎えたのが、この「おいでよhouse」。
さらに同じような工程で、隣地の工事も始まっています。こちらは当社とは無関係ですが。
1日目の昼休みでこの状態でした。
2日目の昼で、ここまで進みました。
最近は工場でのプレカットが主流なので、柱一本一本にこんなスタンプが押されてくるのです。
おいでよhous
あと「e」だけなので何とか入れて貰えると……
8文字と決まっているのでしょう。仕方ありません。
現場の主役はやはり大工。
棟梁は花形です。
梁の上を身軽に移動し、仮筋交いを固定して行きます。
市街地ではどうしても1階が暗くなります。
よって主空間は2階に上げています。
更にその上にロフトもありますが、このあたりは追々。
右隣は3階建てで、こちらは2階建て+ロフトです。
ヨソはヨソ。ウチはウチ。
大阪の家庭なら、どこからでも聞こえてくる会話です。
全くその通りですが、隣地のサイディグが前に積んであったのですが、同じ黒のようで……
槇原敬之は「どうしてこうも比べたがる?」と詞にしました。
間違いなく家も花も世界にひとつです。
しかし、生物は「負けたくない」という闘争心を本能として持っています。
なら上手使ってしまえばよい、そう考えています。
商売の神様、松下幸之助は「嫉妬は狐色に程よく妬く」と言いました。
何事も過ぎなければ良いと教えてくれるのです。
文責:守谷 昌紀
■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...