リノベーションで住まい方を考える
2015年10月2日
ちょっと気になるイベントのお知らせ。
10/17から、愛知県陶磁美術館で開催される展示会。
タイルがテーマです。
瀬戸のタイルを含めて、昭和初期までのタイルが見れます。
この時代のタイルは、とてもこだわった装飾が魅力的。
現代では、こういった装飾的なタイルは、なかなかお目にかかれません。
最近、昭和を思わせるタイルを良く見かけます。
ちょっとレトロで、とてもいい表情を持っています。
とても刺激になりそうで、愉しみです。
興味ある方は、「愛知県陶磁美術館」で検索してみてください。
昨日は、とある家のリノベーション打合せからスタート。
ご高齢のご夫婦が住まう家。
今後の住まい方をいろいろと模索しています。
まずは、外部で傷んでしまっている部分を修繕していきます。
工事を進行しながら、その後の住まい方を
一緒に考えて、最低限の工事で、よりよい生活を
していけるようにしていく予定です。
夜には、別の家のリノベーションを考案。
たまたまですが、こちらも、ご高齢のご夫婦の家。
段差がない、手摺があるといった表面的なことだけでなく、
将来を見据えて、本当の意味で機能的な家にすることで、
快適で、安心できる住まい方を提案しようと思っています。
リノベーションは、大枠が決まってしまっています。
その範囲内で、いろいろと試行錯誤が必要です。
新築よりも難しい側面もあるのですが、
いろんな可能性を秘めています。
その可能性から、たった一つの家を創りだしていきます!
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当たり前と思わず、確認する。
2015年10月1日
昨日は、とてもいい天気でした。
天気のいい日は、なんとなくですが、
元気が出てきますよね。
さて。
昨日、とある家創りのため、
確認検査機関のビューローベリタスへ行ってきました。
写真は、いつもいただいている紅茶です。
省エネポイントの関係で、申請書を提出。
手早く、手続きしてくれました。
その後、とある家創りの事前相談。
厳しい法規制の中で、大きな家を建てるため、
いろいろ検討しているのですが、
そういった規制についての解釈に問題がないのかを確認します。
さらに、客観的な目線で、気になる法規制を
指摘してくれて、それも含めて確認していきます。
ちょっとした解釈違いや、見落としがあると、
家の計画自体が成立しなくなってしまうため、
こういった、事前の相談は、早い段階でするようにしています。
いつも、相談させていただいているおかげか、
顔も覚えていただいて、とても丁寧に、
教えていただけるので、助かっています。
もちろん、建築家として、きちんと確認しながら
計画はするのですが、こういった場所で、
客観的な立場から内容を確認してもらえるのは、
とてもありがたいですね。
ひとつのことを、きっちりと。
当たり前と思わず、確認する。
とても大事にしています。
大切な家創りですからね。
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体感して、いろいろを知る
2015年9月30日
昨日、とある家創りのため、いくつか家具屋さんに立ち寄ってきました。
その中でも、名古屋市名東区にある、「VIGORE」さん。なかなかよいんです。
実は、お客様が、雑誌で発見されたお店。
ちょうど、近くにいく用事があったので、寄らせていただきました。
3階建ての店内は、広すぎず、狭くもない。
ゆったりとした雰囲気の中で、家具が並びます。
全てのソファを座り比べてきました。
そんな中でも、こちら。
何といっても、柔らかく包み込むようなクッション性が、
私好みなんです。
もちろん、同じシリーズでソファも座りましたよ。
中でも、私には一番フィットするソファになりました。
いろいろ話を伺ってみると、とてもこだわりを持って
製作している家具ばかりのようです。
特に、クッションについては、いろんなタイプを用意しています。
フェザーの種類、ウレタンの密度、本体のクッションの仕組み、
フレームの素材まで、なかなか説得力のある内容でした。
理屈も大事ですが、やっぱり、座る本人の感覚が大事ですよね。
お客様が、どんな種類をセレクトされるか、愉しみです。
それには、まず、自分が感覚的に、何が好きなのかをハッキリさせて
おくといいんだと考えて、しっかり体感・セレクトしてきました。
いずれに形、クッションでも、表面の生地については、
たくさんある種類の中からセレクトできるのもいいですね。
生地が並んでいるのを見るだけで、ワクワクしてきます。
最近、よく家具屋にいきます。
ソファもたくさん座ってきています。
どんなクッション性で
どんなデザインのソファがあるのか。
数をこなしていくと、わかることってありますね。
いろんなことを体感したり、聞いたりして、
視野を広く持てるようになりたいと思っています。
いい家創りを提供し続けるために。
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基本設計の取りまとめへ!
2015年9月29日
昨日の空。
ほんといい天気でした。
日差しが当たるところは、暑いのですが、
日影に入れば、いい風が流れる。
とても過ごしやすい季節ですよね。
さて。さて。
昨日は、一日いろいろでした。
午前中は、市街化調整区域で、日用品を取り扱う店舗を
建てるために、土地家屋調査士の方と事前打合せ。
資料を取りそろえて、条件を確認します。
いろんな諸条件や、ハードルはありそうですが、
何とか建築できそうな雰囲気。
追加の資料を準備したら、役所と協議して、方針を決定することになりました。
午後は、とある家創りの打合せ。
基本設計を進めているお客様です。
毎回私からお出しする「宿題」を順調にこなしていただいたこともあって、
驚くほどスムーズに進行しています。
昨日は、未決だった事項の最終確認をしました。
外構の床仕上げを何にするか、
門柱のデザインをどうするのか、
等など。
家、そして外構も含めて、方針を決定していただきました。
これから、その決定内容で、図面を取りまとめて、
数日後には、工務店による見積もり開始となります。
設計を進めていく中で、少しずつですが、
コストの高い設定になってきています。
ただし、やりたいことは盛り込んだ状態。
それで見積もり金額を出してもらって、
その金額をもとに、調整していくことになります。
予算には上限がありますからね。
出てきた見積もり金額を、まずは受け入れて、
最終到着点まで、じっくりと進めていきたいと思います。
大変なことなのですが、
それも含めて、一緒になって、
考えて、いい家創りへつなげていこうと思います。
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家創りの現場はワクワク満載です!
2015年9月28日
昨日は、とある家創りの現場へ行ってきました。
先週建て方が完了。
昨日は、お客様をはじめとして、
工事関係者も集まって、現場で打合せだったんです。
その内容は、スイッチやコンセント等の
位置や高さの確認です。
図面をもとに、電気屋さんが、下地となる
ボックスを設置してくれています。
それをひとつずつ確認していきます。
図面では設置できていたモノも、
現場では、取りつかない部分があったりします。
それを、どこに変更するのか。
その位置でそもそもいいのか。
そんな話をしていきます。
図面で、何度もイメージしていただいたのですが、
やはり、現場となるとリアリティが違います。
真剣ながらも、愉しく進めていけました。
こちらの電気屋さんは、
天井に、ダウンライトの位置を、
こんな工夫をしてくれて設置してくれていました。
とってもイメージしやすいですし、間違いがないですよね。
ひと通り確認しながら、
部屋への光の差し込む具合を確認したり、
バルコニーの広さを確認したり。
特に、バルコニーは、想像以上の広さと
囲まれた感満載で、お客様と一緒に、
見ながら、嬉しくて、ニヤニヤしてしまいました(笑)。
家の外形がハッキリしています。
模型とは格段に違う迫力!!
ワクワクしますよね。
工事が始まってから、現場にご一緒するのは、
とても愉しいです。
図面で一生懸命想像してきた、家の姿が、
カタチになっていきますので。
その瞬間のドキドキワクワクを共有したいんですよね。
ほんと。
家創りって、愉しいんです。
特に、私は、お客様と一緒に創り上げていくプロセスを
大事にしています。
そのプロセスの愉しさを感じていただきたいからです。
建築家任せではなく、工務店任せでもない、
自分らしい、たった一つの家創りにするため。
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壁紙選びはワクワクします!
2015年9月27日
昨日、とある家創りの打合せがありました。
こちらの家創りでは、
家のカタチ等がひと通り決定して、
ここ最近は、いろんな色を決めていただいています。
外部の仕上げは、ひと通り決めていただいていて、
昨日は、内部の壁紙を中心に決定していきます。
こちらのご夫婦の感性は、ほんとユニーク。
イエローにグリーンを組み合わせてみたり、
鮮やかな黄緑の壁があったり。
ひとつひとつの部屋で採用する壁紙が様々です。
セレクトしていただいた壁紙を伺うたびに、
ドキッとしたりするんです。
写真は、リビングの正面に採用を予定している
輸入の壁紙。
イエローに、レッドで、独特の柄が印象的です。
最初伺ったときは、ビックリしましたが、
眺めていると、慣れてきて、アーティスティックな壁紙が
とてもいい!と思えてきました。
いろんな色や柄を取り入れた、
ほんとお客様らしい家に仕上がっていきそうです。
その組み合わせ等が、バランスとして問題ないかは、
確認するのですが、基本的には、
お客様の「好き!」を可能な限りとりいれていくんです。
ほんと。
いつも思うのですが、
お客様の感性に触れると、とっても刺激的ですし、
自分の幅が広がっているのを実感できるので、
私自身もワクワクを感じることができるんです。
ワクワクを共有しながら。
愉しい家創りをしていきます!
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建て替え→リノベーション
2015年9月25日
昨日は、とある家創りの打合せでした。
こちらの家創り。
昨日の打合せには、建て替えをした場合の
概算見積もりをお持ちして、今後の方針をお話という流れでした。
ご高齢のお客様なのですが、
今後の数十年を、どう生活していくのかを考えてらっしゃいます。
現在お住まいの家は、3階建て。
御家族で暮らすには、ある程度の部屋数も必要でしたので、
この家が最適だったんです。
ただ、現在は、お子様が独立されて、
今後は、お二人で暮らしていくことになります。
ネックになるのは、3階建てであること。
階段の上り降りが、大変になっていくことが予想されます。
そこで、平屋の家に建て替えをご検討されました。
お二人住まいということなので、
面積はコンパクトにできるのですが、
それでも、平屋なので、やはりコストは割高。
もろもろの付帯工事や諸経費を含めると、
思っていた以上に、おカネがかかります。
概算をご覧になると、表情が曇ってしまいました。
そこで。
建て替えという考え方ではなく、
今ある住まいを生かして、リノベーションをお勧めしました。
単純にリノベーションですと、ご要望が盛り込めないため、
一部増築も含めてお話しました。
もちろんですが、コストも抑えることができますしね。
そのお話をしたら、表情が一気に変わって、
とてもいい雰囲気になりました。
次回、いいご提案をして、もっといい表情になっていただけるといいなと思います。
ここ最近、こういったリノベーションの話をいただく機会が
増えてきています。
今ある家を生かして。
もっと快適に、安心、安全な暮らしを実現することにも
貢献していきたいと思います。
新築にせよ、リノベーションにせよ、
家創りを通して、豊かな未来の実現のために。
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家具を通して、幅を広げる
2015年9月24日
昨日、隙間の時間をうまくつなげて、
家具をいろいろと見てまわりました。
いくつかの家創りで、家具を買い替えるお客様が
いらして、そのお客様にフィットする家具を
探すのが目的です。
最初は、キャメル色の本革ソファから。
見た目のデザインや革の風合いはよかったのですが、
クッションの堅さや革の肌触りが、少し違いました。
こちらは、とあるソファの生地なんです。
布から人工皮革、本革までいろいろです。
こうやってぶら下がっていると、
小さなサンプルよりイメージがしやすいですよね。
こちらは、イタリア家具です。
とてもユニークなカタチ、そして素材です。
やはり、発色のよさが魅力でした。
クッションは、座るとゆっくり沈む感じで、
なかなかよい。
ですが、少々低めなんですよね。
もう少し高いと良さそうです。
有名デザインの椅子というのも
ひとつの方法ですよね。
有名なだけあって、いろいろと工夫がされています。
ただ、お客様らしさという意味では、選択肢にならないようです。
最後は、エレガント+クラシカルなデザインです。
実は、私自身、モダンでミニマルなデザインが好きなので、
こういったデザインの家具を見ることに魅力を感じませんでした。
ただ、お客様に最適なのかどうか?という視点ですと、
フラットな感覚で見れますし、
実は、こういったデザインが持つ素晴らしさに気がついたりできるんです。
結果、とてもこういった家具だからこそ、いつもとは違う
刺激を受けることができました。
ただ、自分が好き!というだけの視点で、家具を見るのではなく、
お客様がどんなデザインが好きそうなのかを考えながら、
いろいろと探してみる。
それが、自分の幅を広げてくれるんです。
その幅によって、よりよい提案をしていけるように
なっていくんだと思います。
お客様らしさ。
それを一緒に探していくプロセスを大事にしていきたいです。
全てはいい家創りのために。
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「らしさ」をカタチに!
2015年9月23日
昨日は、とてもいい天気でした。
日差しは強くて暑いのですが、
日影に入れば、心地よい風が感じられます。
この季節は、ほんと過ごしやすいですね。
昨日の午後は、とある家創りの打合せでした。
じっくりと時間をかけて打合せさせていただきました。
毎週のようにお会いして、ひとつずつ丁寧に検討しながら
進めていきます。
弊社の家創りは、毎回の打合せで宿題が出ます。
その宿題をひとつずつこなしていくと、
最後には、家の全ての部分を決定していて、
お客様らしい家創りになっています。
昨日のお客様は、毎回、ご夫婦で、
いろいろ検討していただいていて、
次の打合せまでには、回答を用意していただけます。
ほんと、順調に家創りを進めてきています。
弊社の家創りは、建築家である私が、モノを決定することはしません。
モノをセレクトしていただくための情報を提供して、
何が、どんなメリット、デメリットがあるのかをお伝えするだけです。
もちろん、お勧めがあれば、それはそれでお伝えします。
ただ、決定していただくのは、あくまでお客様。
お客様が、今後、長い人生を過ごしていく家だからこそ、
お客様の「好き!」が詰まっていることが大事だと思っているからです。
その「好き」を丁寧に積みあげていくことで、
本当の意味で、お客様らしさをカタチにできるからなんです。
「らしさ」をカタチに。
一生に一度の家創り。
自分らしさを大切にしていただきたいです。
じっくりと。
納得しながら。
着実に。
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建て方って、ほんと愉しい!!
2015年9月22日
昨日は、とある家創りの建て方でした!!
晴天に恵まれて、早朝からスタート!
お客様と9:30に待ち合わせして、
ワクワクしながら、現場で組上がっていく姿を眺めました。
写真は、ちょうど昼の休憩の時に、
足場を登って撮影。
1階の壁が迷路のように建ちあがっています。
ツーバーフォーということもあって、
壁の立ち上がりは早いのですが、床組に時間がかかります。
こんな風に、工場で組み立ててきたパネルを
クレーンで吊りあげて適切な場所へ配置して、固定していくんです。
壁がどんどんと搬入されていくのを見上げながら、
「あの壁は、あそこの壁なんじゃない?」
「あの開口部は、あそこのドアに違いない」
そんなやり取りをさせていただきながら、
ワクワクを共有していきます。
夕方に戻ると、こんな感じ。
1階は、ほぼ出来上がっていて、2階の壁が並んでいます。
時間的なこともあって、今日は、ここまで。
実は、1階が相当大きな家なので、思っていたより
1階に時間がかかったようです。
明日、2階、そして、屋根をくみ上げていきます。
工事がひと通り終わった後に、
家の中へ、お客様と入っていきました。
すでに、各部屋の外形がわかります。
「ここが玄関で、こっちがトイレ、
リビング南側の窓が相当大きいですね。」
体感しながら、そんなやり取りをさせていただきました。
建て方は、家が一気にカタチになっていくプロセスです。
今までは、図面や模型でイメージしてきたものとは、
全く違った感覚で、ほんと、一番愉しいと思います。
そんな瞬間のワクワクを共有できるのは、
とても嬉しく、そして幸せです。
残念ながら、今日は別の打合せがあるので、
現場へは行けませんが、お客様には、
そのプロセスを存分に愉しんでいただきたいと思います。
すばらしい家になりそうです。
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ナイトウタカシ建築設計事務所
「らしさ」を引きだして、カタチにします。
人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...