数字がいっぱい並んでいます。

こちらは、とある家創りの見積書の一部です。



このところ、関わらせていただいている

家創りで、見積書をチェックする機会が多くなってます。



よく考えてみると、年始から数えて、

覚えてるだけでも、10以上の見積書をチェックしています。



家創りをスタートする際の段階だったり、

基本設計等の:節目に段階だったり、

入札のための最終段階だったり、

いろいろです。



全く同じ内容という家創りがないので、

チェックも簡単ではありません。



しっかりと時間を確保して、

図面と見比べながら確認していきます。



おかげさまで、これだけたくさんの見積書を

確認することによって、多くのこと得ることができています。



各工事に必要な工事の費用感だったり、

各会社の強い、弱いだったり。

値上がりしてるとか、値下がりしてるとか。



特に、コスト感覚は、建築家として、

とても重要なスキルの一つだと思います。



お客様の代理として、客観的な視点から

見積もりを精査するのに、基準が曖昧だと

チェックになりませんので。



思い返してみると、10年くらい前は、

物件数も被くなかったこともあって、

過去の案件と比較したりしていました。



もちろん、それも一つの基準なんですけど、

リアルタイムな相場感でないですよね。



そう。

価格と適正性を判断するには、

時代に合った、基準となるコスト感が大事です。



このコスト感。

建築家に必要なスキルですね。



そのスキルをしっかり磨く機会を

いただいていることに感謝です。 (続きを読む)



昨日、ほぼ竣工した、こちらの家へ。



実は、現在家創りをご一緒している御家族と、

これから家創りをしようとしている御夫婦を

こちらの家へご招待して、ご覧いただきました。



実は、こういった家の内覧って、

フラッと行ったりすると、「なんとなく」見てしまって、

後で、要所しか記憶になかったりします。



ただ、家創りを進めている方や、

私と関わらせていただいている方ですと

結構しっかりご覧いただけると思います。



仕上げに何を使っているのか。

家全体のコストバランスはどうなのか。

何をどう使うと、どう見えるのか。



いろんな工夫をお伝えできますからね。






手前に見えているグレーの壁。

タイル風の壁紙じゃないんですよ。



レンガタイルをしっかり使っています。



しかも。

いわゆる赤みのあるレンガ色ではなくて

グレーにしたことで、全体がグッと締まります。



正面に見えているキッチンの壁は、

黒い左官仕上げ。

単色で無彩色なんですけど、表情のある感じです。



それとケンカしないように、レンガタイルの

色をセレクトしているんですよね。



バランスですかね。





キッチンは、リビングからは見えないのですが、

こちらも、しっかり濃い目のグレー系統。



金物をブラックにしたりして、

全体との統一感を出しています。





アクセントとなるモノを

色だけでに頼らず、素材や質感を変えて、

空間に表情を与えています。





それと、一番大事な、背景としての白。

余計な色を入れ過ぎず、白をしっかり採用しているので、

アクセントや床の木目が引き立っています。





実例をご覧いただける機会は、とっても少ないので、

タイミングが合うと、とてもいいですよ。





内覧する時は、漠然とでなく、

何か目的を持ってご覧になることをオススメします。 (続きを読む)



とある家創りの敷地です。



ちょっとわかりにくい写真かもしれませんが。。



地盤が相当斜めになっているのって、

わかりますか??



結構急勾配に見えますが、

30°以下の勾配にはなっています。



敷地は傾斜しているので、

設計も工事も、すごく難解なのですが、

抜群のロケーションが展開しているんです。



そのロケーションを最大限生かした家になる計画です。



ただ。

乗り越えなくてはいけないハードルが

とっても多い。。



今まで、私が、いろいろと調べたり、

役所と協議してきたのですが、

宅地造成規制法の関係の扱いが

難しくなってきました。



こういったエリアに、よくかかっている法規制です。



敷地の土を削ったり、盛ったりする場合、

その土を留めるために必要な擁壁について

申請して、許可を取らなくてはいけません。



今回の敷地も、そういった規制が

かかってくることになりそうなので、

宅地造成のことに精通した専門家と

現地を見ながら打合せをしました。



法的にどう扱うのか。

どういった対処方法があるのか。

最善の方法は何なのか。



その辺をしっかり確認していきます。



結果、大きく二つの方法まで

絞り込むことができました。



こういった敷地の時、安易に

大きな擁壁を創って、フラットにする

という方法を採用する方もいらっしゃるのですが、

すごいコストがかかります。



もっと、いろんな方法があるんですよ。





こういった、素晴らしい専門家の方が、

ブレインとしてそばにいてくれることに感謝です。



もちろん。

私も、その方にとって、建築設計の側面では

ブレインなんですけどね。





いろんなプロの叡智を集結させながら、

サポートしていく。



そんな家創りしています。 (続きを読む)



ものすごく接近して撮影してみました。



そうなんです。

キッチンのワンショット。



真っ白の鏡面塗装仕上げの扉に、

クロームのハンドルがついて、カッコいい感じです。



しかも。

天板は、クオーツストーン。

キラキラした見え方が、とても高級感あります。

(実際、高級ですが)



ここ最近、いろんなキッチンメーカーや

オーダーキッチンで見かけるのは、

面に凹凸のない、フラットでシャープなデザインが多いです。



いわゆる、ミニマルなデザインですよね。

スッキリと魅せるのであれば、そういったデザインもよし。





それとは対照的に、こちらのキッチンは、

幾重にも重なる装飾的な框のある

クラシカルなデザインです。



フラットでミニマルもよいのですが、

こういった框が創りだす陰影は、とても新鮮。



しかも。

框といっても、直線的でなくて、

曲線を取り入れているおかげで

とても女性的、優しい印象になります。



ピュアなホワイトにしたので、

清潔感もありますしね。





このキッチンを見ていると、

ミニマルや、モダンなデザインにはない、

クラシカルなデザインが持つ、

豊かさを感じることができます。





このキッチン。

洋館に据え付けられているので、

全体との統一感があっていいのですが、

敢えて、ミニマルで、直線的なインテリアの中に

取り入れいれると、今までにはないデザインが

誕生すると思います。





いろんな創りに関わらせていただいて、

表現の幅を広げていただいたおかげで、

今までにはない、新しい表現もできそうです。



ほんと。

感謝ですね。 (続きを読む)




昨日、とあるソファ屋さんへ行ってきました。



実は、こちらのソファ屋さん。



家創りをしているお客様がご覧になった。

そして、これから家創りをしようとされている別の方が持っている。



そんなことになって、気になったので、行ってきました。



来てみてわかったのですが、ずいぶん前に

一度見に来ていたのですが、、家具の記憶は

すっかりなくなっていたので、新鮮な気持ちで見れました。



こちらのお店。

扱っているのは、ソファだけなんですよね。



しかも。

どこかから買い付けているのではなくて、

全て自社で手仕事で製作しています。



スタンダードで、飽きのこないデザインをベースに、

しっかりと素材やクッション性にもこだわっていました。



せっかくなので、全てのソファを座り比べ。



こういう時は、自分の一番好き!を探すのが一番。

直感が大事なんです。



包みまれるような感じなのか。

反発するような感じがいいのか。



ついつい、見た目に行ってしまうのですが、

そういった自分なりの快適ポイントを

探すといいですよ。



ちなみに、私は、柔らかく包みこまれるような

感じが好きなので、フェザーをしっかり使ったタイプ。



どちらかというと、ロータイプではなくて、

ハイバックな感じが快適なんです。



堅めだと、普段着な感じでなく、

他所いきな感じがしたりします。



ということで、数ある中から、一番の好きを

発見した後、そこを基準に、いろいろ見てきました。







そうそう。



快適ポイントにつながることのもう一つには、

布地のセレクトですね。



スエードのようなものから、

コットンやリネンの混ざった感じや

レザー、本革等、いろいろです。



本革だって、いろいろなんですよね。



ソファは、肌が触れることになるので、

建築よりも一層、質感には、こだわりたいところです。







ソファは、見た目も重要ですが、快適さにも

しっかり意識を向けて、セレクトすることをオススメします。



よいソファは一生ものですからね。 (続きを読む)



とある家創りの玄関ホールです。



シャンデリア。

きれいですよね。



このシャンデリアは、お客様がセレクトされたんですよ。



ハデハデしい感じもなくて、

とっても上品な雰囲気を創りだしてくれています。



「お客様がセレクト」?

と思われた方もいらっしゃるかもしれません。



建築家っていうと、その感性に見合うモノを

提案して、決めていくと思ってる方もいますよね。



いろんなタイプの建築家はいるのですが、

私の場合は、お客様主体でセレクトをしていただくことが

多いです。



もちろん、セレクトするためのサポートはしますよ。



良さそうなメーカーをお伝えしたり、

セレクトされたモノが、インテリアとフィットするかをお伝えしたり。



そんなの自信ない!とおっしゃる方もいるのですが、

そんな謙遜しなくて大丈夫。



みなさん、自分の好き!はお持ちなんです。

それを、どう表現していいのかがわからないんですよね。



何を、どこに、どうやって。



その意思決定をするための情報提供、

全体とのバランス、そして、

背中を押すことまで、しっかり寄りそってサポートします。



たくさんの好き!に囲まれて暮らす毎日って、

テンションあがると思いますよ。



そんな家創りをしています。 (続きを読む)

昨日は、夕方から事務所で、デスクワーク。



いろんな家創りが進んでいるので、

ひとつずつ、必要なことを確認していきました。



設計内容のチェックだったり、

現場への指示だったり、

メーカーとのやり取りだったり、

構造設計者との調整だったり、

お客様へのアポだったり。



よく、忙しそうですね!なんて言われますが、

そうでもないんですよ。



その日にやること、やる順番を有る程度

決めているので、それをこなしていく感じ。



確かに、意思決定は比較的、

瞬時にすることが多いですけど。





それはさておき。





昨日のデスクワークで、ワクワクしたことの一つに、

新しい家創りのプランニングがありました。



実は、移動時間なんかに、頭の中で考えたりしてるので、

そのアイデアを書き出します。



お客様のご要望を、改めて読み返しながら、

アイデアを形にしていきます。



実は。。

計画し始めると、いろんな案が誕生します。



ちょっとした違いでも、使い勝手が全然違ったりします。



なので、集中して、頭の中にあるものを

絞り出して、出しつくします。





ここからが本番。



どの案が、お客様に最適なのか。



それを比較検討しながら、消去法で

最終案を選別していきます。





外観のデザインなんかは感覚的なこともありますが、

間取りや使い勝手は、結構論理的。



いろんな案を比較することで、

そのカタチにした根拠を自分にも納得させていきます。



自分が納得できなければ、

お客様にも説明できませんからね。





そんなこんなで、二つの家創りの計画案の

方向性を決定できました。



新しいモノが生まれる瞬間っていいですね。

毎回ですがワクワクします。





そんな家創りに関われる幸せをかみしめながら、

今日もまた、愉しんできます!! (続きを読む)



昨日空を見上げた時に、きれいだったので。



こんな空、太陽を見ていると、

元気が出てきますね。



早く春が来てほしいです。





さて。

昨日は、何だか、朝から晩まで慌ただしくしていました。

あっという間に一日終わった感じです。



その中でも、印象的だったのは、

これから家創りを考えているご夫婦からと

いろんなお話をさせていただいたことです。



お会いするのは、二回目。



先日お初めてお会いした時には

候補の土地があるのですが、どうでしょう?

といった感じでした。



土地について、コメントを差し上げて、

お別れしたのですが。



そのあとすぐに買い付けを入れて、

あっという間に土地をご契約!!



すごいスピード感にビックリでした。



土地探しからお付き合いさせていただく機会も

結構あるのですが。。



多くの方は、これいい!と思っても、

即決できず、少し考えている間に、

別の買い付けが入ってしまって、決まらない

なんて経験をされたりします。



たしかに。

高い買い物なので、本当に大丈夫なの??

と思うのも自然ですし、じっくり検討したいですよね。



でも。。

土地に関しては、先に手を付けた方が

優先になってしまうので、意思決定は

早い方がいいんです。





その土地が、本当に自分にとっていい土地なのか。

なかなかわかりませんよね。



そんな時こそ、建築家に相談してみるといいですよ。

いろんな側面から。アドバイスをしてもらえます。



客観的で、かつ専門的な視点からの意見。

参考になるはずです。





土地探しに建築家。



とってもオススメです。 (続きを読む)






二枚とも似たような写真ですが。



昨日の午前と午後にあった、とある家創りの打合せの

ワンショットなんです。



二つの家創りは、スタートした時期は全く違うのですが、

昨日、偶然にも、実施設計(詳細設計)の最終確認

というプロセスだったんです。



図面をもとに、変更事項の確認をしたり、

詳細な図面を作図する中で変更が必要になったことを

説明したり、いろいろでした。



両者とも、内容に合意していただいたので、

来週からは、いよいよ最終の見積もりとなります。



片方は、一社の見積もりで、

片方は、複数社による見積もりで入札となります。





いずれにしても、これが最終の金額となるため、

予算とのバランスが取れるかがポイントになります。



実は。

弊社の場合は、スタート時、基本設計時といった

要所となるプロセスで、詳細はな概算をしっかり取って

予算とのバランスを見ているので、

この最終段階で、予算が大幅にオーバーすることは

よほどありません。



ここまで来ると、スムーズに着工を迎えたいですよね。



そういった流れを大事にしています。



それと。

一年のうちに、見積書をチェックする回数が

とっても多いおかげで、コストの相場感を

しっかり持っています。



何に、どれくらいのコストがかかるのか。

何をどうすると、コストダウンにつなげられるのか。



こういった感覚は、とっても大事です。



よくお伝えするのは



「ローコストでなくて、適正な価格で家を創っていただく」



安かろう悪かろうではいけません。

適正な価格で、適正な工事をしっかりとやってもらう。



それを心掛けています。



大事な大事な家創りですので。





そうそう。

昨日、お客様に早めのヴァレンタインをいただきました。

くださった気持ちが、とっても嬉しかったです!



素晴らしいお客様に関わらせていただいて

感謝です!! (続きを読む)



どこの部屋だと思います?



ピンときた人は、それを欲している人かもしれません。



そうなんです。

書斎なんですよね。



男性は、書斎に憧れますよね。

男の城というイメージです。



こちらの家の書斎は、2帖の広さ。



写真には写っていませんが、

趣味の車のプラモがあったりして、

かなり居心地良さそうでした。



床はウォルナットで濃い目。

壁は、コンクリート打放し柄の壁紙で、

とても武骨でカッコいい感じです。



30cmほどの高さしかない窓ですが、

横幅いっぱいに確保したこともあって、

とても明るい空間になりました。



座りながら、ちょうど、正面に外の空気を

感じられるのっていいかも。



こちらの書斎机。

耳つきの一枚板なんですよ。



時とともに、味が出てきて、とてもいい風合いに

なっていきます。

それも愉しみの一つですよね。





こちらは、まだ、しっかりと使いこんでいませんが、

同じ広さの書斎です。



床は同じく、ウォルナットで、

壁に紺色の壁紙。



窓はとても小さな感じなので、

どちらかというと、暗いと感じるほど。



でも。

その暗い感じが、また基地っぽくていいようです。



もっと使いこんでいってほしいですね。





竣工したてて、まだ束ていないのですが、

こちらは、なんと、1帖広さの書斎なんです!



1帖って。

変な比較になりますが、トイレと同じ広さ。



あのコンパクトな感じの中に、

机と本棚を創り込んでいます。



窮屈かと思えば、そうでもなくて、

有る意味、何だか落ち着きますね。



そうそう。

考えてみると、こちらも、落ち着いた感じのインテリア。





書斎は、お父さんが、一人で、自分の時間を

ゆっくりと過ごす場所。



サンサンと明るいのもいいのですが、

少し暗めで、落ち着いた雰囲気がフィットするのかも

しれませんね。





1帖、2帖というミニマムなスペースの中に、

男のロマンを詰め込んでみてはいかがでしょうか?



ワクワクしますよ。 (続きを読む)

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

ナイトウタカシ建築設計事務所の事例

  • K-House

    K-House

  • M-House

    M-House

  • KR-House

    KR-House

  • Hi-House_M

    Hi-House_M

  • 三角形の敷地に建つエレガントな家

    三角形の敷地に建つエレガントな家

  • 上品な色合いが印象的な、心地よい家

    上品な色合いが印象的な、心地よい家

  • 狭小敷地に建つ、光溢れる家

    狭小敷地に建つ、光溢れる家