昨日、とある家創りの打合せに行ってきました。



基本設計も大詰め。

次回には、基本設計図面をひと通り準備して提示したら、

いよいよ概算となります。



予算とのバランス確認が大事になるので、

しっかり詰めていきたいです。







そのお客様との話の中で。。



家創りの中で、建築家が果たす、

とても重要な役割についてお話ししました。



建築家っていうと、

どうしても、デザイナーという印象が強いですね。

(実際デザイナーと言い切る方もいるくらいなので)



もちろん。

それも大事な役割の一つなのですが、

もっと、もっと大事なことがあるんです。



何だと思いますか??





実は、工事の監理なんです。

ただ、ここでいう監理は、現場管理とは違います。



現場の段取りをしたりする現場管理は、

現場監督の役割です。



工事の進行状況、コスト、品質を監理します。



品質。

大事ですよね。



建築家は、施主と契約して、現場をチェックします。

つまり、施主の代理なんです。



設計と工事が一緒の場合と比べると

そのチェック具合が異なるのはイメージしていただけますよね?



しかも。

施主が頑張って勉強しても、現場が最適に動いてるのかを

掌握したり、指示するのは、とても難しいです。



建築家でも、ある一定以上経験がないと

適切なタイミングで、適切にチェックや指示ができませんので。





品質をしっかりと確保する。

それは、建築家に与えられた、大事な役割なんです。



そういった視点も持って、

パートナーの選定をしていただくと、

よりよい家創りができると思います。 (続きを読む)



昨日は、昨年末に引き渡しをさせていただいた家

に伺ってきました。



リビングからつながる、大きなテラス。



冬とあって、寒々しく見えますが、

陽気のよい季節になったら、

相当魅力的な場所に生まれ変わりますよ!



寒々しく見えるのは、

テラスの周囲が、土になっているからですよ。



春先になったら、天然芝を敷き詰めるんです。



今時期植えても、枯れてしまう可能性があるため、

今は、土のままなんですよね。



大きな庭なので、芝で埋め尽くされれば、

とっても素敵jな感じになる予定です。



それも愉しみの一つなんです。







中に入ったら、お客様が、床に、こちらを広げていました。



何だかわかりますか??



実は。。





照明のスイッチに貼る、ラベルなんです!



手書き風で、イラストもユニーク。

ナチュラルな雰囲気の家に、とてもフィットしていました。



お客様のお手製なのかと思ったら、

こういったハンドメイドのモノを購入できるアプリがあるそう。



「ミンネ」 です。



早速、その場でアクセスしてみると、

ほんと、いろんなモノがありました。



奥さまがご覧になったら、嬉しくなってしまう感じ。



ハンドメイド作家さんが、提供するようなので、

大量生産されている感じではなく、

オンリーワンな感じ。



とても、魅力的でした。



ご興味ある方は、ぜひアクセスしてみてください。





こんな風に、お客様に教えていただくことも

結構あったりします。



建築的なことは、しっかりとアンテナを張っているので、

あらゆる情報が入ってきますが、

こういったことは、なかなか難しいので、

とても助かります。



家創りって、ほんと奥が深いですね。 (続きを読む)



和を感じさせる、竪格子の内部建具。



よく見ていただくとわかりますが、

ガラスが嵌めこんであるので、

空気の出入はありません。



全体的にモダンな家なのですが、

こういった和の要素を組み合わせると

新しい感じがして、新鮮ですね。







こちらは、無垢のツガを使った建具です。



自然素材の建具なので、

昨日ご紹介した、すくわくハウスの場合には

よく採用します。





こちらは、デザインがよく似ていますが、

無垢材ではなくて、表面に化粧シートを張り込んだタイプです。



ガラスのデザインが、とてもかわいい感じで

人気があります。





内部建具の紹介??と思われたかもしれませんが。。



実は、昨日、とある家創りの打合せで、

お客様から伺った話がもとになっています。



「前回建具のデザイン決めたんだけど、変更したいです」



「いいですけど、どうしたんですか?」



「前回の打合せの後、今住んでる社宅へ帰ったら、

 セレクトした建具が、ことごとく、一緒のデザインだったんです」



「なるほど。変更したいんですか?」



「もちろんです。今の住まいにずいぶんと洗脳されてました。

 せっかくなので、新しさを感じたいですね。」



そんな話だったんです。





私たちのように、いろんな家創りで、

いろんな建具を採用した経験があれば、

数あるデザインの中から、

最適なセレクトをサポートできますが、

お客様が、いきなり建具を選定となると、

そうもいきませんよね。



今住んでる家だったり、ご実家だったりの記憶が

しっかり根付いているので、そちらに引っ張られます。



もちろん。

それがいけないということでもないんですよ。



ただ。

いろんなメーカーの建具がありますし、

製作してもいいんですし、そのデザインの幅って相当なんです。



数ある中から、最適をとセレクトしたいですよね。



もちろん、手掛かりがなければ、

パートナーである建築家に聞いていただければ

いろんなアイデア教えてもらえますよ、きっと。



プロの力を借りながらも、

一番お気に入りの建具を、しっかりとセレクトして、

ドアを開けるのが愉しくなってしまうような家にしていただきたいです。





ほんと。

家創りって奥が深いけれれど、愉しいんですよ。 (続きを読む)



すくわくハウス(https://www.sukuwaku.com/)



こちらで、何度か紹介したこともあるのですが、

私ナイトウが運営している事業の一つ。



アレルギーをお持ちの方々の家創りを

サポートすることを目的に活動しています。



大々的にというわけでもないのですが、

コツコツと活動をしてきました。





立ち上げてから、もう、5年になります。

長いようであっという間ですね。



サイトのデザインもそうですが、

ずいぶんと活動内容とも食い違いは発生してきていたので、

昨日、半日ほどかけて、リニューアルをしました。





立ち上げ当初に比べると、

昨今は、アレルギーへの関心が、ずいぶんと高まっています。



花粉症から認知が高まって、

最近では、「香:害」という言葉をよく耳にしますが、

それと合わせて、化学物質過敏症についても

一般の方にも認知され始めています。





昨年、幼稚園児の親に向けたフリーペーパーへ

すくわくハウスとして記事を載せたのですが。。



編集側の意識も高かったですし、

そこから問い合わせをいただいたりするほど、

気にすることが多いようです。



今後も、増えていきそうな予測がありますね。



それとともに。

そういった方々が、本当に安心して暮らしいける住まいが

あまり多くありません。



自然素材の家ってよく聞きますが、

表面だけだったりする場合もあるので、気をつけましょう。





本当の意味で、体に優しい家。

そんな家創りを創りつづけています。



今年は、もう少し前向きに取り組んで、

より多くの方に貢献できるよう

邁進していきたいと思っています。



そうそう。

今年の目標の一つです。 (続きを読む)



対面でフルフラットのキッチン。



家族の気配を感じながら、

奥さまが家事をこなしていけるので、

とても人気のある配置です。



対面側は、カウンターにして、ハイチェアをおいたりすると

ちょっとした食事ができたりします。



朝食やおやつなんかは、

そういったスタイルだと便利です。



もちろん。

ダイニング側を収納にしてしまうのも

ひとつの方法です。



裁縫道具や救急箱等、ちょっとした小物を

収納しておくには、とっても便利ですからね。



背面jの収納は、キッチンとあわせて

用意したり、家具屋さんで購入したり、いろいろです。



統一感という意味では、キッチンと一緒のメーカーで

準備されるとよいかもしれませんね。





こちらは、先ほどとは違って、

キッチンが横向きです。



ことカタチ。

ダイニングが、キッチンの脇にあるのは

便利ですよ。



調理できたものを運びやすいですし、

終わった後も、ササっと受け渡しができるので、

動線としては、とてもスムーズ。



ただし。

キッチンの足元を見られたくない!

という方にとっては、なかなか難しいかもしれませんね。



こちらのキッチンでは、

足元が見えてしまいがちなので、

ササっとしまえる収納をたくさん用意しています。




キッチンの正面と背面ですよね。



収納は、扉で隠せるようになっているので、

来客時にはしめて、通常時は開けておけばよいですね。



ちなみに。

こちらでは冷蔵庫まで収納してしまえるように設計しています。



収納内部は、固定の棚ではなくて、

動かせる棚にしているので、

収納するモノに合わせて高さを変えていけるのも便利です。





キッチンは、奥さまの家事動線の起点であり、

しかも、LDKの雰囲気をつくってしまうオブジェでもあります。



機能性を追求しつつ、見た目もしっかり考えて

セレクトしていきたいですね。



キッチンは、奥が深いですよ。 (続きを読む)

「らしさを引き出してカタチにする」



昨日ご紹介した通り、弊社の基本コンセプトです。





昨日は、インテリアデザインについてご紹介したのですが、今日は外観デザインについて。



外観デザインは、お客様の好みが最も表現されやすいです。



昨年関わらせていただいた家の外観デザインを並べてみると、そのコンセプトがしっかりと見てとれます。





こちら。

これでもかというくらい、シンプルでキューブなカタチ。

とてもモダンなカタチですよね。



カタチがシンプルなので、外観が単調にならないよう、

1階のみ仕上げに変化をつけています。



さらに、法規制も意識しながら、開口部もしっかりデザインしています。



また、建物だけでなく、アプローチや植栽も表情をつくりだす要素に取り入れて、トータルでデザインをしています。







次にこちら。

大きな屋根が印象的ですよね。

和をしっかりと意識しています。



大きな屋根の家は、見かけることがありますよね。



こちらでは、大きな屋根というだけでなく、

前面にあるガレージも本体に合わせてデザインしています。



勾配の異なる屋根が連続していくことで一体感を持たせつつ、その素材が切り替えて、表情を演出するよう意識しています。



和を意識しながらも、モダンな要素も取り入れた、硬すぎない和モダンなデザインを実現しました。





最後はこちら。

ブログでも何度か登場しましたね。



山吹色の塗り壁に、オレンジ色の洋瓦が印象的な、南欧風 外観です。

玄関先にアーチを取り入れて、柔らかい印象を演出しています。



奥様の大好きな山吹色を思いきって採用できたことが、

この家の最大の特徴になりました。



屋根の瓦も、敢えて色幅を持たせませんでした。

よくあるには、三色くらいをミックスさせたりします。



ただ、色幅があると、わざとらしい感じがしてしまうので、自然な感じで、このデザインを実現することを意識しました。



窓を上げ下げ窓主体にしたり、その窓の大きさのバランスを考えたり、ちょっとしたバランスの違いで、大きく変わってくるので、注意してきめていきたいところ。









もっといろんなデザインがあります。



「らしさを引き出してカタチにする」



いろんな表現はありますが、だからといって、中途半端にはしません。

しっかりと比較検討して、カタチやデザインのバランス、

色の組み合わせから照明器具まで、しっかりと意識しながら

外観を構成していきます。



そんな、本当の意味で、お客様らしさを追求した家創りを、

今年も展開していきます!



今後も続々登場しますので、お楽しみに!! (続きを読む)

昨日は、元旦ということもあって、

朝一番に、地元の神社に初詣へ。



お墓参りや初詣に、何かを祈念される方が

多いと思うんですけど、私は、基本、無音(無心)です。



雑念なく、無心が大事なんだと思ってるからなんでしょうね。

大人になってから、ずっとそんな感じです。





昨日は、建築家としての仕事はせず、

昨年の振り返りを中心にしました。



いつもは、今年の目標も建てるのですが、

振り返りに時間がかかってしまったので、

目標は明日になりそうです。



振り返ってみて。

今年も、いろんな家創りに関わらせていただけました。





ブラックとホワイトを使ったキッチン。

グレイッシュにまとめられて、スタイリッシュモダンな家。



外観から内部、そしてディテールまで、

ミニマルなデザインを貫いたことで、

とてもシャープでスタイリッシュに仕上がりました。



昔から、ナイトウタカシをご存じの方は、

「ナイトウタカシらしい」と思われるほど、

私の中では、とても自然で、得意なデザインとなります。



こちらの家は、空間的にも機能的にも

とても魅力的になりました。



竣工写真は、春先以降になりそうです。





こちらは、和を感じるスタイリッシュな家。



格子の建具や檜のフローリングといった和を感じさせる中に、

様々なステンレスの表情がある、トーヨーキッチンの

キッチンを取り入れて、スタイリッシュな雰囲気を演出しました。



キッチンが相当個性的なのですが、

和の空間にもしっかりなじませることができました。



実は、写真には写っていませんが、

南側の大きな窓からは、ビックリするほどの

眺望を愉しめるんですよね。





こちらは、ブログで何度か登場しています。



オークとブラックのアイアンが印象的な家。



流行りの素材を使いつつ、

素材の質感を生かしながらも

あまりナチュラルになりすぎないようにしました。



適所に採用した、ブラックが、

空間をしっかりと引きしめてくれてました。







インテリアを中心にご紹介しましたが、

もちろん、これだけではありません。



でも。

この三枚だけでも、全く違ったデザインですよね。





そうなんです。



「らしさを引き出して、カタチにする」



それが弊社のコンセプトになってるので、

いろんなデザインになるのは、当たり前。



「らしさ」を表現しているのに、

同じようなデザインだったら、それって

違いますよね。





そんな本質的な意味で、

「らしさ「」を追求しています。





明日は、外観を交えて、ご紹介しますね。 (続きを読む)

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。




建築家オウチーノというサイトです。
http://www.o-uccino.jp/kenchikuka/rank/designer/



こちらでは、毎週更新で、こんな風にランキングを出しているのですが、

昨年一年通して、TOP3にランクインさせていただくことができました。



ありがたいですね。



ほんと。

たくさんの方々に、ご覧いただけて、感謝の気持ちでいっぱいです。



今年も、お客様に真摯に向き合い、

家創り、そして、家創りに関わる全ての人々の

豊かな未来の実現を目指していきたいと思っています。



これからも、よろしくお願いいたします! (続きを読む)



昨日は、お客様が休みに入っていて、

気分的に落ち着いた雰囲気の中、

打合せができました。



こちらのお客様は、実施設計という詳細設計の途中。



弊社の基本設計では、

各部屋の展開方向(壁四面)のことを打合せをせず、

実施設計に入ってからになっています。



このプロセスでは、展開図をもとに、

棚の高さを確認したり、内部ドアの高さやデザインの確認

をしていきます。



また、展開図を見てみると、平面図でイメージしていたことと

食い違ったりすることがあったりします。



窓単体の高さを、機能面から決めていたのですが、

家具や他の建具とのバランスから、高さや位置を

調整します。



ちなみに。昨日話題になったことといえば。



LDKに時計をどこに設置するのか。

カレンダーを掛けるのか。どこに掛けるか。



カレンダーは軽いのでよいのですが、

時計ですと、重量のあるタイプの可能性があるので、

下地を入れておかないといけませんので、

このプロセスで検討して、決めていきます。



そんな風に、いろいろと考えていただくことで、

家の具体的なイメージをどんどん広げていただくんです。





打合せを通して、家を、そしてそこでの生活を

しっかり想像、想定していただくことで、

納得の家創りへつなげていこうとしています。



しっかりと、じっくりと家創りをしたい方との

相性はとてもよいと思っています。





そうそう。

事務所に戻ってからは、新しい家のデザインを検討。



簡単ですが、パースを起こして、

機能性とデザインとのバランスを見たり、

どこに、どんな素材を採用するのかを見てみたり、

奥行感や広がり感をしっかり確認しました。



頭にはイメージがあるのですが、

やはり、こうやって、ヴィジュアルにしてみると、

自分のイメージを、よりハッキリを確信できるのでいいです。



いろんなアングルからの見え方もしっかりチェックしました。



まだ改善の余地があることがわかりました。



年末年始は、だれからも電話が入ったりしないので、

デザインの考案等、集中の必要なことをするのに

持ってこい。



いろいろ検討していくことにします。 (続きを読む)




昨日、構造設計をお願している方と

打合せへ行ってきました。



木造の場合は、別で相談させてもらっている方がいるのですが、

それ以外の構造については、こちらの方なんです。



以前の事務所からのお付き合いなので、

十年以上になりますね。



熟練の構造設計者で、大先輩。



とても安全を重視しているという方向性は一緒なのですが、

普通通りでは難しいことを相談したりするので、

時には平行線だったりします。



いくつか相談した中で、最も難航したのは。。。




こちらですね。

バルセロナパヴィリオンです。



以前こちらでもご紹介しましたが、

こちらをモチーフにした家を計画中。



「普通に」計画を進めようと思うと、

このスッキリ感が出せません。



私なりに、アイデアを提案しながら、

構造的な計画方針を決めていきます。



最初は、絶対ダメという空気感だったのですが、

デザインや見せ方を再解釈して、

代替案を出したりしていったら、

徐々に考え方が洗練されてきて、

最後は、何とか進めていけそう

というところまで、着地できました。



別に、アクロバットなことをしようとしている

わけではなくて、スッキリさせたいだけなんですけどね。



ミニマルなデザインは、奥が深い。



スッキリ見せるために、

相当な工夫が必要ということを痛感しました。



構造って。とても大事。





そうそう。

昨日、マンションのリノベーションを考えてるご夫婦と

初面談してきました。



コストのことや中古マンションを買うときのお話、

断熱材のことなど、いろいろお話しました。



しかし。

最近の若い方々は、とてもしっかりしていますね。



こちらのご夫婦。



定年になったら、別の地域に住まわれるとのことで、

これから定年まで暮らせて、かつ

売却する時に、資産価値が残る物件を

想定しているそうです。



そうであれば、中古マンション+リノベーションは

とてもいい選択肢になりますね。



将来を見据えて、しっかりしてます。

とっても大事なことですよね。



いい御縁になるといいなと思います。 (続きを読む)

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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