上の画像は左半分が工事前、右半分が工事後となっています。

<吉川の子供部屋改造計画/Fuさんの家>完成しました。
今回は、一部リフォームだったので、お住みになりながらのリフォームで、スケジュールも予定通り進みました。

リフォームの要点は、

・現状、子供部屋9畳を3人の男の子で共有していたものを、リビングの吹き抜けの一部に梁をかけて床を新設し、子供部屋スペースを拡大して3つの個室を作りました。

・将来的なことを考え、この3部屋は必要とあらばワンルーム化できること。そのために各部屋との境は、全開口引き戸、可動家具、取り外し可能間仕切りで構成されています。

・リビング上部の部屋は外部に接していないので、室内窓を作り、既存吹抜け上部窓をはめ殺しから縦軸回転窓に変更して、通風を可能にしました。

・リビング上部の部屋はロフト状の作り付けベッドを設けました。

・アトピー気味のお子さんのために、素材も変更し、壁、天井は珪藻クロス、床は杉むく板フローリングにしました。

詳しい画像はHPの<建物の出来上がる過程>をご覧ください (続きを読む)



今日、吉川でリフォームの施主最終検査が終わってから、急きょ<建築家と天童木工>を見に行きました。ちょうど11月4日で終わりなので、出がけのついで(とは言っても天童木工は浜松町でだいぶ距離は離れていますが)に行きました。

正直を言うと天童木工自体にはさして興味がなかったのです。あまりにも有名な柳宗理の<バタフライスツール>や田辺麗子の<ムライスツール>や長大作<低座イス>以外は何とも凡庸だと思っていたからです。まあ僕の無知のせいかもしれませんが・・・・・。
ではなぜ今回出向いたか。ポスターに丹下健三、隈研吾、高松伸、渡辺誠、オスカー・ニーマイヤーなどの、天童木工とは無縁と思っていた建築家と天童木工がコラボした家具が出展されていることを知ったからです。

どれも「へーっ」という感じで天童木工らしからぬものばかりで興味深かったです。また、無知をさらすようですが、磯崎新の<モンローチェアー>も天童木工が作ったのを初めて知りました。黒く塗ってあるのであれが成形合板でできているなどとは夢にも思っていなかったのです。

天童木工らしいものでは、成形合板で作ったスタッキングチェアーが、これは使えると思いました。 (続きを読む)



着々と進行しています。
吹き抜けに新たに梁を掛け、1階天井兼用の杉板フローリング(t=30)も貼り終わり、新規の壁も作り終わり、ロフト的スペースもできました。スペース(1)はこれで後は建具と家具を入れれば、建築工事はほぼ終わりです。
スペース(2)、(3)の造作もほぼ終わり、3室がワンルーム化された時の雰囲気は確認できました。
もともと存在していて今回撤去できない2本の柱はあえて生地のままにしておいて3室の中心性を担わせることにしました。スペース(2)、(3)も建具と家具が入れば建築工事はほぼ終わります。 (続きを読む)





<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>の建てぬしTaさんが引っ越してだいぶ落ち着いたので、ということで食事会に招待してくださいました。実はリビング・ダイニングからの夕~夜の西側風景をまだ見ていなかったので、楽しみでした。
TaさんのFBによれば、夏場の西日の暑さを帳消しにして余りあるぐらいの眺望の気持ちよさが書かれていたのでなおさらでした。

当日は日没の夕陽を拝むのにはほんの少し間に合いませんでしたが、広々と続く夕空には間に合いました。見沼田んぼ、ソニックシティ、遠く奥武蔵の山並みを前景にした夕焼けは素晴らしかったです。Taさんが高台にこだわった訳がわかります。

夕景の画像はいまいちですが、本当はもっと素晴らしです。 (続きを読む)



<吉川の子供部屋改造計画/Fuさんの家>の図面変更も終わり、結局ロフトはスペース1にだけは、お子さんのたっての希望ということで残すこととなりました。
早速、寺本建設が見積もり行い、見積額も想定内で納まってとんとん拍子に、10月4日から解体工事に入ることとなりました。工期は1カ月です。
家の中の一部分のリフォームなので、住みながらの工事に支障はありません。もちろん工事中はうるさいですが・・・・・。
広い範囲のリフォームとなると一時引っ越しが大きな問題となるのですが、今回はそれがありません。 (続きを読む)




久しぶりに道満グリ-ンパークまでウォーキングをしました。彼岸花があちらこちらに満開。
もうだいぶ前から咲き始めているのだろうけれど、昨日はっと気が付きました。いつの間にか夏も過ぎていて、もうお彼岸なのですから。
彼岸花、というよりは曼珠沙華という名の方が艶っぽくて好きですが、ずっと好きな花です。まだ埼玉の名所である日高の「巾着田」に行ったことがないのですが、今度カミさんといって来ようと思います。と言いながらも、来月中旬ぐらいで見頃は終わってしまうようなので、行けるかどうか・・・・・・。 (続きを読む)







国立国会図書館へ初めて行きました。『建築知識』の99年9月号(石の特集)のコピーを取るためです。
<古河のアネックスプロジェクト>で急きょ、外壁が総石張りとなることとなり、木造から鉄骨造への変更となりました。鉄骨造とは言ったものの、外壁で鉄骨造で本当に良いものかどうか(RC方が妥当か)を確認したく、今まで外壁の石張りはやったことがないので資料を当たっていると『建築知識』の99年9月号二特集があることがわかりました。

購入をするために一生懸命ネットで探しましたが、老舗の<南洋堂>でも品切れ。数ヶ月前にネットオークションに出ていたようですが、今は全く見つかりんせんでした。
そこでどこかの図書館に『建築知識』のバックナンバーはないかと考え、何でもあるのは国立国会図書館だろうと考えて、問い合わせると創刊号からすべてあるとのこと。すごい!!

ということでわざわざ永田町まで出かけたわけです。
どこか見覚えのある建物、と思えばそれもそのはず、前川事務所の設計でした。前川事務所のボキャブラリー満載です。
いつも住宅を中心に仕事をしていると、細く繊細にどう表現するかを考えることが多いのですが、この巨大空間には、あの内部のばかでかい手すりが似合う。

内部は撮影禁止ということでした。デジカメを忘れたので、携帯電話に付属のカメラで撮った外部の画像は悲惨なものですが、一応載せておきます。
ひとつ謎が・・・・。本館の方に据えられていたステンドグラスの色ガラスと色ガラスの境界に鉛のボーダーが入っていないのです!どうなっているのでしょう? (続きを読む)





<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>の現場は完成見学会に向けて急ピッチで進んでいますが、内部もだいぶ出来てきて、外部の要である外部吹き付けも終わり、やっと足場解体に漕ぎつけました。

植栽工事は引っ越し後となりました。残念なのは、完成時には植えておこうと思った、1階テラスから2階バルコニーを貫通して、住空間に潤いを与える要となる樹が引っ越し後になってしまったことです。本来6月完成を目指していたのですが、消費税増加前とあって鉄骨屋さんが忙しく上棟が延びてしまい、後の工程に影響を与えました。そして樹の移植には不向きな8月を迎えてしまって、結局移植は10月以降となった次第です。

その雰囲気はとりあえずは前回掲載したパースなり、模型でイメージしていただく他はありませんが・・・・・・

アトリエラビリンス建築環境設計 (続きを読む)





神奈川県立近代美術館-葉山に最近行ってきました。

実は、ついでに行ったのです。身内の結婚披露宴がなんと葉山の一色海岸の海の家で開かれ、その間近にこの美術館があったので、これはいかない手はないなと思って行ったのです。前からそのロケーションの良さに惹かれ、行きたいとは思っていました。
僕はひとつ勘違いをしていて、これを山本理研設計と勘違いをしていたのです。理研さんのは横須賀美術館なのですよね。この建物は佐藤総合設計の設計でした。
建物の前に立ってもある種の高揚感がなくて、「へ―こんなものか」っと思ってしまった理由はそこにあったようです。
ただ、海沿いの植物を活かしたランドスケープは大変好感が持てました。
石張りの外壁は鎌倉を踏襲しているのでしょうが、石の薄さが軽さしか生み出していなくて、鎌倉にこだわらない方が良かったのではないかと思いました。

一色海岸のすぐ脇なのに、海との親和力には欠ける気はしました。このことはどなたかがどこかで書いていらっしゃいましたが。
中庭と別棟のショップ、レストランの関係はうまくできていると思いました。このレストラン周辺だけが海との関係を明らかに反映しています。

今度は横須賀美術館に行ってみようと思っています (続きを読む)





見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>の現場も来月の下旬には引き渡しです。
8月17、18日には現場見学会(詳しは近々のHP内<お知らせ>参照)も予定されています。

外壁の吹き付けも一両日で終わり、内部の塗装も半分ぐらいは終わり、内装のタイル工事、クロス工事も始まっています。
正直、見学会は薄氷を踏むスケジュールです。

早く足場を外した姿を見たいです。
建築家にとって、足場が外れた時ぐらいすがすがしい気分はありません。
外構、植栽も引っ越し後に完成させることとなりそうです。この家は植栽が整ってこそ完成する部分がいっぱいあるので、完成写真は当分後になりそうです。 (続きを読む)

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