古河のアネックス・プロジェクト、進行中
2013年7月31日
古河の<SS社アネックス古河>が計画進行中です。
非常に広い敷地で、事業所として使いながらも、将来的には住宅として使うというプロジェクトです。
事業用の大きい車を何台も置かなければならないこと、南側の公園との関連性を付けることなど、まずは建物の置くべき場所はどこかが、まず第一の問題となります。
それと事業用建物と、住宅の折り合いが第2の問題です。
初回のたたき台はその辺の議論をしました。
今週にも、この案に対する感触と、次のステップへ進むための打ち合わせを行います。
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晩菁EXHIBITIONと倉俣史朗
2013年7月16日
畑晩菁さんの個展とついでに、たまたま開かれていた『浮遊するデザイン 倉俣史朗とともに』も見てきました。倉俣史朗と言えば、僕らの世代にとってはスーパースター的な存在です。皆さんの中にも一度はご覧になった作品があるのではないかと思います。
なるほどと思ったのは、彼がいわゆる『現代美術』の処々の作家に啓発されているということです。ただし彼自身も言っていますが、彼の仕事は『アート』ではなく『デザイン』。使われることを大前提にしているので、その場合に必要とされている製作上の技術は、並大抵のものではありません。作品を間近に見て否応なしにそれを感じました。
物体と物体がただつながっているディテールの難しさは、建築やインダストリアルデザインを仕事にされている方はよくご存じなところ。
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プロフィリットガラス、と思いきや
2013年7月14日
地元の蕨駅のコンコースからホームをつなぐ階段スペースが明るくなった、と思ったら画像のような開口部ができていました。
これってぱっと見たらプロフィリットガラス、ですよね。プロフィリットガラスといえば永い間の定番中の定番素材、一度は使ってみたいと思う素材です。
同行していたカミさんに説明をしてあげようと思って、手を触れてみると、なんだこれは!ガラスではありません!プラスチック板?ポリカボネート板?アクリル板?いずれにせよガラスでなないのです。それらの素材にガラスっぽく着色してあるのです。
その昔にガラスっぽく見せるアクリルがあってそれは小口がガラスのように緑色でした。
ガラスでない理由は重さ?コスト?両方でしょうか、それでも質感としてはガラスの方が豊かに見えてしまう・・・・・・・。気持ちは大変良く理解できるのですが。
僕だったらどう判断するでしょう・・・・・・・・・。
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1本の樹が場を創り出す
2013年7月10日
リフォーム現調のために三軒茶屋のYaさんのお宅へ伺う途中にある通りで見た光景です。
ものの見事にたった1本の樹が『場』を創り出していました。
歩道の一角のちょっと広がった角スペースに高さ3階分ほど、葉張りも高さと同じぐらい立派にあります。
男性が一人、その木陰で携帯電話をかけているのが印象的でした。炎天下だけに余計その木陰=『場』感がひとしおでした。
これは落葉樹なの冬場はこれほどの『場』は創れないのではないかと思いますが・・・・・。
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1年ぶりのフィールド
2013年7月10日
1年ぶりのフィールド(管理釣り場ではない川)です。
何しろ去年はアキレス腱を切ってしまいシーズンを棒に振りましたから。行ったのは6月下旬。この時期はどこの川も梅雨で増水でなければコンディションは良いはずです。
夜行1泊2日ですからさほど遠くも行けず、行く場所はかなり悩みました。相棒はいつもの典チャン。
5月の連休にしか行ったことがない、新潟北部(旧山北地方)と山形の温海周辺へ行ってみることにしました。基本的に東北が好きなもので、5月の連休ぐらいにドライで釣りやすいのは東北では上記の地方か福島浜通りか三陸という思い込みで、上記の地方に何回も行ったのですが、以外に水温は低く、それならば盛期は一体どうなのだろうという好奇心です。
いつも通りの川沿いオートキャンプで、小俣川、小国川、鼠ヶ関川などに入りましたが、「えっ」という貧果。ヤマメは出ますが、大きくて15センチ程度。どうなっているのでしょうか。小さいのはかなりいますから、放流はきちっとやっているのではないでしょうか。それにしてもこの季節で、この大きさ!というのは・・・・・。春先に皆が魚を持ち帰ってしまう?・・・・・。
上流は木も覆いかぶさりがちになり、中流でやっていたせいもあるのでしょうが、イワナが皆無だったのも不思議な気がしました。
典チャンと、「この季節でこれじゃーね」と愕然とし、もうこっちには来ないかもねという結論を出してしまいました。
奢っているつもり全くないのですが、我々の技術の問題を超えているような気がしてしまったのです。
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内装材選び、色決めなど
2013年7月10日
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>の工事も来月の下旬には引き渡しです。
今日は建てぬしさんに現場に来ていただいて、臨場感のある現場で内装関係の決定を行いました。
まずは栗フローリングの着色の色です。濃い茶色系をご所望だったのでオイル系の3色を塗り、それぞれに3分艶のウレタンを塗った見本を用意しました。結局は一番濃いもので、かつウレタンを塗らないものに決まりました。建てぬしさんは基本的に艶をお好みではありません。
壁、天井はコストコントロールのために、ビニールクロスと吹き付け材を使い分けています。ビニールクロスは、杉浦充さんの住宅見学会で見せてもらったものが印象が良く、僕もそれを使うことにしました。価格は通常の普及品クロスの値段ですが、珪藻土がコーティングされたタイプで、見た目はビニールクロスとは思えません。サンゲツの<ファイン1000>シリーズのFE-9112というもので、ビニールクロスを使わざるを得ない場合には、当事務所の定番になりそうな気がします。
吹き付け材の方は見本が間に合わず、建てぬしさんと僕の方に送ってもらって、近々協議して決めることとなりました。
外壁吹き付け材の上に光触媒塗料を塗るかどうかの問題があります。白ぽい外壁には使いたいところなのですが、今までコスト面で使えずにいたのですが、今回は外壁面も広く、汚れるリスクも大きい外部形状になっているので、できれば使いたいところです。
ただ、使ったことがないので知らなかったのですが、嫌な感じの艶が出てしまう、という話もあるのです。光触媒塗料を塗った見本も作ってもらっているので、艶の具合とコストをにらんで最終決定ということになります。
今日の現場で面白い光景を見ました。ブルーシートをタープにして2階バルコニ―に掛けて、職人さんがFRP防水の下塗りをしていました。直射日光が当たると速く乾きすぎてしまうのを防ぐ意味が主ですが、この暑さですから職人さんにとってもこれは快適です。この、ブルーシートをタープに使う手は、実は僕らがキャンプサイトで時々やる手なので、クスッとしてしまったのです。
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古河のアネックス・プロジェクト、スタート
2013年6月17日
茨城県古河市の<SS社アネックス古河>のプロジェクトがスタートしました。
伊勢崎に本社を置く会社ですが、事業の拡張のために古河にアネックスを置くこととなりました。経営者自らアネックス建設に深く関わりたいということで、リスクをご承知の上での、分離発注、材料・機材支給を主体とすることとなりました。ご自身たちがいろいろな建設がらみの業種とのコンタクトがあればこその分離発注と言えましょう。
僕たちも分離発注、材料・機材支給というのは、床暖房工事、キッチン工事、空調機支給、土佐材・八溝材等の木材分離発注程度の経験しかありませんので、大変だとは思いますが、天が与えてくれた機会だと思って勉強したいと思います。
敷地は国道4号近くの県道56沿いです。いわゆる土地のコンテクストといったものは皆無に等しく、無性格な土地で、そういう意味での難しさがあります。どういうコンセプトを立てるか・・・・・・・。
建てぬしさんは事務所であるけれど、住宅テイストがあるものをイメージされているらしく、そこら辺りは面白くできる契機になるかとも思っています。
県道56は思っていたよりも交通量が激しく騒音も結構あります。裏側(南側)は打って変わって小公園と遊水池で静かです。
遊水池ということで地盤の水位が気になっていたのですが、検分に行った時には遊水池には水が溜まっていなくて、むしろ僕の家の周り(戸田あたり)より水位は低いかもしれません。
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スチール部分の断熱被覆など(トップランナー基準)
2013年6月7日
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>は<フラット35Sエコ>に対応して作っています。
そのうちの金利Aプランの<省エネルギー性>というカテゴリーに適応させています。そこで必要とされる省エネルギー基準はいわゆる<トップランナー基準>です。
もともと、鉄骨造は、ヒートブリッジが問題になるわけですから、僕は外断熱が必須だと考えています。ただ難しいのは鉄骨造で出込、引っ込がある場合です。今回も鉄骨度持ちだした大きな2階デッキがあるためそこからのヒートブリッジを止めなければなりません。上記の<トップランナー基準>であればなおさらです。
外壁を貫通する鉄骨やスラブには入念に断熱被覆をしました。
鉄骨造と断熱、難しいテーマです。
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照明器具を壁に埋め込む
2013年6月7日
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>の現場で今回、照明器具を壁に埋め込むことに挑戦しました。
この器具は当方でよく使用する<マクスレイ>のブラケットで、最も単純な作りでソケットにプラスチックのカバーを取り付けた程度で、基本的にはランプだけ、といった感じの器具です。
今まではボール球を使って、光の球体だけを見せていたのですが、白熱灯が生産中止になってきて、省エネルギーにも逆行するということで、電球型蛍光灯にシフトしてきていましたが、どうもその形が今一つと感じていました。
もっとスマートな形状の電球型蛍光灯がないかと探していて、東芝の大変スリムなものを見つけたのです。残念ながらこの型番はすでに廃番ということでしたが、何とか<ダイコー>経由で入手することができました。
スマートゆえに今度は、器具本体のソケット部分が気になってきました。そこで今回はこのソケット部分を壁の中に埋め込んでしまうことにしました。今後当方の定番になりそうです。ただし、このランプはもう廃番なので、今後はこれに似たLEDランプ(こっちの方がちょっとゴツイ)になりそうですが・・・・・。
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男の料理教室(2)
2013年5月31日
今回の料理教室の料理は、なんとサバの味噌煮です。ぐっと難しくなりました。しかもサバを3枚におろすなどという技を習いました。もちろん今まで魚をおろしたことなどありません。前回のソテーはフライパンで焼くという、時々はやることのある調理方法ですが、味噌煮などは自分でやることなど考えたこともありません。
美しくないながらもなんとか3枚におろし、サバを調理しましたが、なんとか食べられるものは出来上がりました。味付けの調味料の分量はいつも指定されていますから、そこそこの味は出ますが、これが自分で調味料の分量を決めるとなるとこうはいかないでしょう。
因みに講師の先生は女子栄養大学の講師の倉持光江先生です。『ミツエ・クッキングガーデン』という料理教室も主宰されています。
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H2O設計室
開放的で気持ちの良い家を!
家作りは暮らし作りです。「プロの話しは解りずらいな」「本当に自分の納得の住まいが提案されているのかな」私達はそんな不安をクライアントに与えてはいないかをいつも気にしています。 私達はご依頼戴いた方...