大野繁氏の個展に行く
2012年10月25日
写真家の大野繁氏の個展を見に、原宿のアルス画廊に友人と行きました。
大野氏には当方で設計したいくつかの建物を撮ってもらっています。最近はご無沙汰ですが、フライフィッシング仲間でもありました。
近年はトルコに通い、トルコをテーマに撮り続けています。今回のテーマは「カッパドキア」でした。恥ずかしながら「カッパドキア」と言えば奇岩で有名で奇岩の姿しか知りませんでしたが、由緒ある都市の中の奇岩群で、奇岩の中には人々も住み、教会もあり、地下深く地下都市まであるのですね。
展観の後は、友人が教師をしている青山製図学院の若い学生も混じって飲み会。6時間も居ついて、話をしてしまいました。若い人相手にたまにはコミュニケーションを取るのも悪くはありません。おじさんの説教臭さは控えながらも、後進に助言を与えるというのもたまにはいいかな。
(続きを読む)
白い彼岸花
2012年10月10日
先日、大宮に敷地検分に行った時に白い彼岸花を見ました。今までにも見たことがあるかもしれないのですがえらく新鮮でした。
確かに、そのあとで家の近所でも見ましたのでそれ程珍しくはないのでしょうね。
(続きを読む)
1年ぶりの野球観戦
2012年9月26日
昨日、カミさんと事務所のスタッフとで神宮球場に行ってきました。
いつもヤクルト戦なのですが、ことさらヤクルトファンというわけではないのですが、カミさんの知人にヤクルト勤務の方がいていつでもチケットが手に入るのです。
昨日もなかなか良い席でバックネット後方の高い位置でした。どうやらSシートという買うと4500円もする席のようです。
屋外スポーツというのは観戦していてとても気持ちの良いもので、サッカーや野球は芝のグリーンが鮮やかでなおさらです。野球観戦と言えば定番は冷えたビールなのですが、昨日は曇りで肌寒く、なんと日本酒片手に観戦となりました。
(続きを読む)
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>擁壁型枠
2012年9月26日
擁壁とはいえ、家の前面に来る大事なデザイン要素です。
打ち放しコンクリート仕上げなので、型枠には注意を払います。各パネル間のつなぎ目、コーナー部の接合、セパ゚の割り付けなどを点検しました。
擁壁とはいえ、高さ2M未満なのでコンクリートの充填はしやすいので、ジャンカは出ないとは思いますが、念のためスランプは15としました。
(続きを読む)
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>擁壁工事開始
2012年9月14日
この住宅は、河岸段丘の敷地なので擁壁を必要とします。道路面と建物敷地のレベル差は、2.5mほどありますが、擁壁の圧迫感をなくし、視覚的にスムーズに空間が道路⇒敷地⇒建物と流れるように擁壁の高さは1.3mほどにして法面を作り(そこを緑化して)建物GLにつながります。
このことによって擁壁の申請を不要としています。
地盤は先だっての遺跡調査でも目視しましたが、いいローム層で掘削しても崩れる恐れはありません。ここに打ち放しコンクリート仕上げの擁壁を建てます。来週配筋検査があります。
(続きを読む)
東大・一条ホール/アネックスでの講演会
2012年9月14日
先週、NPO埼玉・住まいの会主催で東大の一条ホール/アネックスでの講演会で見学会+講演会がありました。設計者の河野泰治氏が建物の説明と講演をしてくださいました。
東大に行ったのは何十年振りかです。久しぶりに訪れた東大はずいぶん構内に建物が増えていました。安藤さんの福武ホール、香山さんの一条ホール、そして河野さんの一条ホール/アネックスなど、完璧なモダンデザイン以外にも、既存建築物のデザインを踏まえたものなど、百花繚乱です。
ついでに三四郎池にも久しぶりに訪れましたが、都会の喧騒から完璧に切り離され、周囲に建築物が一切見えないそのたたずまいは、今自分が文京区にいることを忘れさせる不思議な空間でした。
一条ホール/アネックスは、並木道の並木が道路に覆いかぶさる空間イメージから発想を得たということでしたが、その発想から現物の建築に至る粘り強い過程を河野さんから説明いただき、設計者の初心に帰るような気がしました。
(続きを読む)
東京駅の新しい姿
2012年9月6日
ここのところずっと東京駅に行く用事もなかったのですが、たまたま丸の内の丸善ギャラリーに友人が出展していたので東京駅に行ってみると、駅の姿が変わっているではないですか!設計は言わずと知れた辰野金吾ですが、長い間復元改修工事をしていましたが、足場、シート等が取れてその全貌が見ることができました。
完成は10月のようですが、外観は完成していました。一言で言って威厳があります。手元にあった近代建築史図集を見てみると、確かに往時の姿になっていました。元の屋根はつぶれた感じの屋根ですが、これが効いているような気がします。
(続きを読む)
蝉の抜け殻
2012年8月14日
僕の家の裏庭では、けっこう蝉の抜け殻が見つかります。
ちょっと不思議なのは、裏庭は生ごみ捨て場(コンポストみたいなもの)になっていて、いつも掘り返しているのに、どのように卵が樹から落ちて成長して、地面から這い出して羽化場所までたどり着くのか・・・・・・・・・。
この画像は、成長しすぎて切り落としてしまったアボガドの幹の上にしつらえた野鳥の餌台を羽化の場所に選んだ蝉の抜け殻、3個の不思議な画像。
(続きを読む)
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>遺跡調査終了
2012年7月3日
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>の敷地は、さいたま市の遺跡発掘調査対象地域に含まれているのです。そこで工事着工の60日前までに教育委員会に書類提出をし、試掘をします。縄文期の遺跡が埋まっている可能性があるそうです。
仮に何かが出てきても最終的には工事はできるようですが、工事着手が伸びる可能性もありますから建て主さん及び設計者にとってはなにも出て来ない方がハッピーなわけです。
4列のトレンチを掘り、深さは関東ローム層まででした。そこより下には縄文期のものはないそうです。何日か掛けるのかと思ったら、何も出なかったせいでしょうか数時間で終わってしまいました。何も出てこなかったので、やれやれです。
過去に一度だけ、やはり発掘調査をしなければいけない敷地で設計監理を行いました。「林五ビル」というオフィスビルで、千代田区の五番町で江戸城の外堀の内側ですので、江戸時代の遺跡が何か出る可能性があるとのことで、深さ2mぐらいは掘り、面積もかなり大きく掘りました。この時も何も出ず。工事に支障はありませんでしたが・・・・・・・。
今回も「林五ビル」程ではないにしろもう少し時間を掛けるのかと思っていたので、拍子抜けでした。
(続きを読む)
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>基本設計進行中
2012年6月12日
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>基本設計の途中経過です。
基本的なプランニングに変更はありませんが、建てぬしさんから、書斎、子供室、浴室、洗面脱衣室をもう少し大きくという、リクエストがあり、全体を南北方向に425伸ばしました。
また、擁壁に関して、当初道路側からの見て4M程の高さがありましたが(壁面緑化する予定ではいましたが)、これは小さいお子さんが道路側に転落しないという意味もあったのですが、圧迫感を減じたいということで高さを1.5M程にして、敷地に勾配をつけて法面を作り擁壁に擦り合わせていくということになりました。転落防止には擁壁際に植栽をしようということになりました。このことによって敷地から見沼田んぼ側への連続性が増しました。
また建物北側の建物から延長された袖壁について、これを取りやめここも植栽で同じような機能を持たせようということになりました。この北側袖壁と南側袖壁と擁壁の立ち上がりで、囲まれたセミ-コート的なイメージを描いていたのですが、建てぬしさんはお会いした時にはハードな解決を望む方だとイメージしていましたが、建物本体はハードでも外構的な部分は緑を多くしたソフトなイメージをお持ちだということがわかってきました。
こういうことはやはりコミュニケーションを重ねて行ってだんだんとわかるることですね。コミュニケーションは大事です。
(続きを読む)
H2O設計室
開放的で気持ちの良い家を!
家作りは暮らし作りです。「プロの話しは解りずらいな」「本当に自分の納得の住まいが提案されているのかな」私達はそんな不安をクライアントに与えてはいないかをいつも気にしています。 私達はご依頼戴いた方...