【金沢市】柳宗理記念デザイン研究所がオープン

日本の工業デザイナーの草分け的存在で、金沢美術工芸大客員教授だった故・柳宗理(やなぎそうり)氏のデザインの魅力を堪能できる施設「柳宗理記念デザイン研究所」が、旧石川県菓子文化会館の1階(住所:石川県金沢市尾張町2丁目12番1号)にオープンした。

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柳宗理のデザイン思想を感じる施設

研究所内には、柳宗理氏の代表作である「バタフライスツール」 をはじめ、約200点の優れた作品が展示されており、直に触れて柳宗理氏の魅力を堪能できるスペースもあるという。

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柳宗理記念デザイン研究所」は、27日から一般公開されており、今なお柳宗理氏の作品を愛してやまない多くのファンがつめかけている。

施設名称:金沢美術工芸大学「柳宗理記念デザイン研究所」
所在地 :石川県金沢市尾張町2-12-1 1階 (泉鏡花記念館横)
開館時間:9時30分〜17時
休館日 :日・月曜日、祝祭日、年末年始
入場料 :無料
お問い合わせ先:金沢美術工芸大学事務局 (℡076-262-3531)




日本の工業デザイナー・柳宗理


日本を代表する工業デザイナー

【 柳 宗理(やなぎ そうり) 】

柳 宗理(やなぎ そうり)本名は柳 宗理(やなぎ むねみち)。1915年6月29日東京都生まれ。東京美術学校(現在の東京芸術大学)を卒業。ル・コルビュジェの思想に深く感銘を受け、工業デザインの世界へ。戦後から高度成長期の日本の工業デザインに大きな足跡を残した。工業デザインの他、食器、家具。自動車等幅広い分野を手掛け、東京オリンピックでは聖火台や競技場の座席まで数多くの名作を生んでいる。代表作に「バタフライ・スツール」がある。

柳宗理が手がけた作品は、ニューヨーク近代美術館・ルーブル美術館・メトロポリタン ミュージアム等、世界中の美術館に永久保存されている。シンプルで美しいフォルムの中に、実用性を兼ね備えた柳宗理の作品は、何十年も経た今日でも世界中の人々に愛されつづけている。

主な受賞

1957年:ミラノ・トリエンナーレで金賞受賞
1981年:紫綬褒章受賞
2002年:文化功労者

プロフィール

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