竹中工務店、通期で1兆円超見込む!2014年12月期中間決算、連結、単体ともに増収増益
竹中工務店中間決算/受注高36%の大幅増/通期で1兆円超見込む
竹中工務店の2014年12月期中間決算は、連結、単体ともに増収増益となった。シンガポールでの大型案件などが貢献し、単体の受注高は5684億円(前年同期比36.4%増)と大幅に増加。一方、利益管理の厳格化や不採算工事が一巡したことなどから、完成工事利益率(工事粗利)は5.9%(0.6ポイント増)に改善した。通期の受注高は当初予想から500億円増の1兆0200億円(7.3%増)を見込む。単体受注高が1兆円を超えるのは08年以来となる。
受注面では、堅調に推移した環境下で国内工事受注高が19.4%増加したほか、チャンギ国際空港第4ターミナル新築工事(シンガポール)も大きく貢献している。中間期の時点で5000億円を超えたのは6期ぶり。
単体の売上高は4044億円(4.6%増)、完成工事利益が231億円(16.0%増)、営業利益は60億円(114.3%増)と、本業の回復基調が鮮明になった。労務費や資機材価格の上昇など逆風が吹く中で、「全社的な取り組みにより、採算悪化に一定の歯止めがかかった」(同社)。通期の工事粗利は5.9%を維持したい考えだ。
一方、連結ベースでは竹中土木などの国内子会社が売上、利益双方で貢献している。連単比率は、売上高が128%、営業利益では199%となっている。竹中工務店は25年を見据えたグループ成長戦略を打ち出しており、グループ各社による連携を強化していく方針だ。
この記事は建設通信新聞より転載しています
竹中工務店の2014年12月期中間決算は、連結、単体ともに増収増益となった。シンガポールでの大型案件などが貢献し、単体の受注高は5684億円(前年同期比36.4%増)と大幅に増加。一方、利益管理の厳格化や不採算工事が一巡したことなどから、完成工事利益率(工事粗利)は5.9%(0.6ポイント増)に改善した。通期の受注高は当初予想から500億円増の1兆0200億円(7.3%増)を見込む。単体受注高が1兆円を超えるのは08年以来となる。
受注面では、堅調に推移した環境下で国内工事受注高が19.4%増加したほか、チャンギ国際空港第4ターミナル新築工事(シンガポール)も大きく貢献している。中間期の時点で5000億円を超えたのは6期ぶり。
単体の売上高は4044億円(4.6%増)、完成工事利益が231億円(16.0%増)、営業利益は60億円(114.3%増)と、本業の回復基調が鮮明になった。労務費や資機材価格の上昇など逆風が吹く中で、「全社的な取り組みにより、採算悪化に一定の歯止めがかかった」(同社)。通期の工事粗利は5.9%を維持したい考えだ。
一方、連結ベースでは竹中土木などの国内子会社が売上、利益双方で貢献している。連単比率は、売上高が128%、営業利益では199%となっている。竹中工務店は25年を見据えたグループ成長戦略を打ち出しており、グループ各社による連携を強化していく方針だ。
この記事は建設通信新聞より転載しています
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