ブランド価値によるグローバル・ブランドランキング TOP100を発表

世界最大のブランドコンサルティング会社であるインターブランドは、グローバルのブランド価値評価ランキング“Best Global Brands 2012” を発表した。
本ランキングは、グローバルな事業展開を行うブランドを対象に、そのブランドが持つ価値を金額に換算してランク付けするもので、今年で 13 回目の発表となる。
コカ・コーラ(1 位、前年比 8%増)は、13 年連続で No.1 ブランドの地位を維持。また昨年に続き大幅にブランド価値を高めたアップルが、第 2 位に躍進した。

初ランクインしたブランド

世界 90 カ国以上で販売されている乳幼児用紙おむつブランド パンパース(34 位)は、ソーシャルメディアを積極的に活用した情報発信やロイヤリティープログラムにより顧客との密接な関係性を築いている。

5 月に米ナスダック市場に歴史的な上場を果たした フェイスブック(69 位)がソーシャルメディアとして初ランクインし、17 年連続で米国でのシェアを伸ばしている キア(87 位)は、経済状況が低迷している欧州においても成長を続けている。

マスターカード(94 位)は、“Priceless Cities”キャンペーンをスタートさせ、ソーシャルメディアとのタイアップにより顧客とのコミュニケーションを深め、着実に顧客満足度を高めている。

ラクジュアリーブランド


世界の経済的展望が厳しい中、ルイ・ヴィトン(17位、前年比2%増)、グッチ(38位、前年比8%増) 、エルメス (63 位、前年比 15%増)、カルティエ(68 位、前年比 15%増)、ティファニー (70位、前年比 15%増)、バーバリー (82 位、前年比 16%増)、プラダ(84 位、New)とランクインしている全てのラグジュアリーブランドが、そのブランド価値を向上させている。

より魅力的なプロダクトポートフォリオや最高級のサービスを提供しているだけではなく、より洗練されたブランドの世界をデジタルコミュニケーションで創造し、そのブランドの価値をゆるぎないものとしている。

アジアブランドのハイライト


アジアのブランドは、昨年に引き続き韓国勢の躍進が目立っている。Samsung(サムスン) が トヨタ を抜いてアジア No.1 ブランドとなり、Hyundai(ヒュンダイ) は新興国および先進国ともに存在感を強めながら、ラグジュアリーセダンのセグメントでも攻勢をかけている。
また、独自性の強いデザインが人気の Kia(キア) が初ランクインしている。

日本ブランドでは、日産が大幅にブランド価値を高め、トヨタ(10 位、前年比 9%増)、キヤノン(30 位、前年比 3%増) 、パナソニック(65 位、前年比 14%増)もランクアップしているが、ホンダ(21 位、前年比 11%減)、ソニー(40 位、前年比 8%減)、任天堂(56 位、前年比 8%減)は、ブランド価値を下げる結果となった。

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