機能的で美しい建築 | 望月建築アトリエ

建築家になったきっかけ

私の父が建築家だった事もあり、幼い頃からものづくりが大好きでした。自宅にアトリエがあったので、よく父の手伝いをしておりました。
大学をでると、いくつかの事務所で修行をしておりましたが、父が工学院の教授となり多忙となった為、5~6年程父のもとで仕事をしておりました。

今考えれば、若い割には色々と経験させて貰いました。この業界では有能な人でも若い人は、なかなかチャンスが少ないのですごく恵まれた環境だったと思います。その後、父が引退した事もあり現事務所を引き継ぎました。

建築に対する思い

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私が一番大切に思っていることは、住まいとは”機能的である事”で、芸術性やデザインよりもプライオリティを高く感じています。
確かにデザインも重要ですが、人が暮らして居心地が良いとか家に帰ってホッとする、早く家に帰りたくなるような機能的なプランニングを第一に心がけています。

機能的なプランニング

建物は、場所、環境によって様々変わりますが、私が強く意識しているのは日本である事。
例えば、日本的な良い建物というと、屋根が綺麗だったり、軒がせり出ていたり・・・。
そういったアプローチ を効果的に使います。
夏は日差しが入らず、風が通り抜けたり、冬は家の中まで日差しが入りこんだり・・・。
日本の風土にあったものを 大切にして、機能的になるように工夫します。
デザイン面だと、屋根のスカイラインを意識しています。

好きな建築家

吉村順三(よしむら じゅんぞう)さんや宮脇檀(みやわき まゆみ)さんの建築や考え方が昔から好きでしたが、最近になってさらに素晴らしいと感じてます。
外国の建築家だとフランク・ロイド・ライトやフィンランドのアルヴァ・アールトが好きです。
若い時はフィンランドに行ってアルヴァ・アールトの建築巡りをしてました。

中庭のある家

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クライアントは夫婦と子供1人の3人家族。敷地選びから一緒に携わりました。
購入した敷地は郊外で比較的ゆとりがあったため、 平面的に広がりがあり、片流れの大屋根一枚で覆う構成となっております。

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玄関を入ると、正面に中庭があり、それを中心に囲むように 和コーナー、リビング、ダイニング、キッチンと続きます。
更にLDKからは、南に緑の庭が望ます。2階は個室があるのみで、1階を主にした接地性のある住まいになりました。

全て自分自身で図面を書く

当面は自分自身ですべて図面を書いたり、土地選びからクライアントと一緒に携わって いきたいです。
建築家としてはまだまだ若いので、自分自身がクライアントと直接接することで、さらに経験を積み重ねていきたいです。
より経験を積み今以上に日本らしい機能的な住まいを多く手がけていきたいです。

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