著名デザイナーのトム・フィリシアがデルタ航空のアウトドアテラスを担当

デルタ航空は、アトランタとニューヨークの2ヶ所の空港ラウンジ「デルタ スカイクラブ」に、デルタ航空としては初の試みとなるアウトドアテラス「スカイデッキ」をオープンさせる。
家結び
スカイデッキのデザインを担当するのは、米国を代表する建築・デザインメディアであるアーキテクチュアル・ダイジェスト(Architectural Digest)が選定した著名デザイナー、トム・フィリシア。


トム・フィリシアとは

ニューヨークで注目のデザイナー

【 トム・フィリシア(Thom Filicia) 】

トム・フィリシア(1969年ニューヨーク生まれ)のインテリア・デザイナー。
シラキュース大学デザイン学部(インテリアデザイン)を卒業後、パリッシュ・ハードレー(Parish Hadley)やロバート・メッツァー(Robert Metzger)、ジェフリー・ビルヒューバー(Jeffrey Bilhuber)のインテリア事務所で働く。1998年に独立し「Thom Filicia Inc.」を設立する。数々のテレビに引っ張りだこの異色のデザイナー。マスメディアの世界とインテリア・デザインとの融合に成功した1人でもある。





主な活動

2005年:2005 World's Fair(愛知万博)においてアメリカ・パビリオン内のモダン・クラシックスタイルでのデザインを担当。
2006年:House Beautiful's Top 100 American Designers(アメリカの美しい家デザイナーTOP100)に選出。
2006年:House & Garden's Top 50 "Tastemakers」(住宅&庭の流行先駆者TOP50)に選出。



アーキテクチュアル・ダイジェストの副社長兼発行人、ジュリオ・カプア(Giulio Capua)は、今回のアトランタ空港のスカイデッキについて、
共同でマーケティング・プログラムに取り組む際は、当社が持つデザインに関する専門知識と、読者との信頼関係を良い形で活用するのが理想的であると考えます。スカイデッキでのデルタ航空とのコラボレーションでは、全く新しいユニークな経験をお客様に提供することができるという点で、理想を実現することができました。当社だけが持つトップクラスのデザイナーとの関係と高級家具ブランドとの経験の両方を、今回のプロジェクトに生かせることを嬉しく思います。
とコメントしている。

また、デザイナーのトム・フィリシアは、
 空港での忙しい喧騒の中、旅行者の皆様のくつろぎの場所を生み出したいと考えています。空の旅におけるエレガントな旅行スタイルに敬意を払い、高貴なデザインを追及したいというデルタ航空の意図を汲んで設計します。
とコメントしている。

アトランタ空港のスカイデッキ

スカイデッキの建設は、デルタ航空が30億ドルを投じて進めている空港施設や機内プロダクトおよび顧客サービス向上とテクノロジー導入プロジェクトの一環になる。

過去2年の間にアトランタ、インディアナポリス、ロサンゼルス、ミネアポリス、ニューヨーク、フィラデルフィア、シアトルを含む計13ヶ所の空港ラウンジ「デルタ スカイクラブ」を新規オープンもしくはリニューアルしたほか、主要空港での電源ステーション増設、完全に水平になるフルフラットベッドシートや最新機内エンターテインメントシステムの導入促進、アトランタ空港の新国際線ターミナルオープン(2012年5月)など、地上と機内の両面でサービス向上計画を進めていた。

アトランタ空港のスカイデッキは、新国際線ターミナルのコンコースFにあるデルタ スカイクラブに隣接し、今夏オープン予定。ニューヨークJFK空港のスカイデッキは屋上テラスで、12億ドルを投じて進めている第4ターミナル拡張工事の完成に伴い、今年5月にオープン予定となっている。

デルタ航空のマーケティング担当上級副社長、ティム・メイプス(Tim Mapes)は
当社初のアウトドア・ラウンジスペースの建設に際して、デザイン業界で最も知られている2つのビッグネームと共同で取り組めることを大変光栄に思います。デルタ航空ではお客様に特別感を持ってもらえる設備を提供するよう努めており、スカイデッキもその一つです。世界最大級の空港であるアトランタとニューヨークJFKにおいて、オープンエアで滑走路を見渡すことができる、これまでにない特別な空間をご提供します。
とコメントしている。

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

東恩納 尚縁 さんの記事

関連する記事