フランスの建築家ジャン・ヌーヴェルがデザインしたルコラインのブーツ

イタリア発のファッションスニーカーブランドRUCO LINE(ルコ ライン)から、フランスの著名建築家、ジャン・ヌーヴェルがデザインしたPUREブーツを発表した。
家結び

これまで、セルジオ・ロッシのハイヒールや、レム・コールハースの甥によるUNITED NUDEジュリアン・ヘイクスオスカー・ニーマイヤー×コンバースなど、建築家がデザインする靴やハイヒールは多く存在する。

ジャン・ヌーヴェルがデザインしたPUREブーツ

ジャン・ヌーヴェルがデザインしたルコ ラインのPUREブーツは、イタリア特有のしなやかなレザー素材のほか、分厚いゴム底とアッパー部分にカーフレザーを用いている。
家結び
色は白、黒、赤、蛍光イエローの4色で、半透明のビニール袋で販売される。リッチな風合いに仕上げられ、年代を問わずお洒落な女性に愛されそうだ。
家結び
RUCO LINE|PURE

消失する建築

【 Jean Nouvel(ジャン・ヌーヴェル) 】

ジャン・ヌーヴェル(1945年、南フランス生まれ)。国立美術学校で画家の道を選ぶが建築に転向。1966年にパリのエコール・デ・ボザールで建築を学んだ後、クロード・バレンの建築事務所に入る。

1970年に事務所を設立し、ミッテラン大統領が発表したビッグ・プロジェクトの1つアラブ世界研究所(1987)によって一気に名声を高めた。

ジャン・ヌーヴェルの作品には、幾何学模様の斬新なガラス素材を多用し、明るさを自動でコントロールする先端技術と伝統が見事に融合した映像的な建築が多く、消失する建築と例えられている。

日本では、東京・汐留にある高さ210メートルの電通本社ビルを手掛けている。

主な受賞

1987年:エケール・ダルジャン賞(フランス年間優秀建築賞)
1989年:アガ・カーン賞受賞
1990年:アーキテクチュアル・レコード賞受賞
1993年:リヨン・オペラ座によりエケール・ダルジャン賞受賞
1997年:芸術文芸勲章コマンドール章
2001年:高松宮殿下記念世界文化賞・建築部門受賞
2008年:プリツカー賞

主な作品

1987年:アラブ世界研究所
1993年:リヨン・オペラ座
1994年:カルティエ現代美術財団(フランス・パリ)
1999年:ルツェルン文化会議センター(スイス・ルツェルン)
2002年:電通本社ビル(日本・東京汐留)
2006年:ケ・ブランリ美術館(フランス・パリ)
2010年:サーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

東恩納 尚縁 さんの記事

関連する記事