MY-Project。

絵本の「ちいさいおうち」を、
思わせるような状況ですが...。





周囲の建物に、壁のように取り囲まれた中で、
南側に、小さな庭を確保し、
さらに、
唯一囲まれていない、空に向かって、
開くことを考えました...。





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MY-Project。





周囲を、
背の高い建物に取り囲まれた、
小さな家です...。

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導かれて...。

2013年6月28日

清澄庭園には、
かつて、
鹿鳴館を設計したことで有名な、
ジョサイア・コンドルによる洋館や、
それに並ぶ、
立派な和館などが建っていたのだそうです...。

どちらも、
当時の、屈指の名作であったそうですが、
関東大震災で、すべて焼失してしまいます...。

そんな中、
唯一、焼け残ったのが、
池に迫り出すように建つ、
東屋のような茶室、
この「涼亭」だったのだそうです...。





設計した保岡勝也は、当時、
オフィスビル等、
大規模な、西洋風の建築をつくり、
活躍していた人ですが、
たまたま手がけた、唯一の和風建築、
この「涼亭」を建てた3年後に、
突如、勤めていた会社を辞めてしまいます...。

そして、その後、
中小規模の住宅を主に手がける、
日本で最初期の「住宅作家」に転身し、
さらには、
伝統的な和風建築や茶室建築の研究に、
熱中していったのだそうです...。





たった一つの建築に、
その後の人生が、導かれているみたいで、
本当に、不思議ですね...。

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のこったもの...。

2013年6月27日

村林ビル...。





設計をしたのは、
関根要太郎という建築家...。

この人は、
当時の、西洋の、
最新の潮流を採り入れた、
モダンな作風で知られた人だそうです...。

しかし、
この村林ビルは、何故か、
そうしたモダンな建築ではなく、
ヨーロッパ中世の様式、ロマネスクを思わせる、
古風なたたずまいとなっています...。





何故、どのような経緯で、
この作品が出来たのか、というようなことは、
ほとんど資料がのこっていないそうで、
よくわからないみたいです...。

ただ、
当時の先端を走っていた、
モダンな、関根要太郎作品の多くが、
今では失われてしまっている中で、
この、彼にとっては異色の、謎の作品が、
80年以上を経た今でも、
建ち続けている、というのも、
何か不思議で、面白いですね...。

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最先端

2013年6月26日

旧東京市深川食堂...。





関東大震災の復興事業の一環として、
低所得者へ、
安くて栄養のある食事を提供するための施設として、
建てられたのだそうです...。

道路側の一面では、
2階全てが、ガラス窓になっています...。

ガラスの壁、
いわゆるカーテン・ウォール...。

インターナショナル・スタイルなんて呼ばれた、
このようなデザインは、
当時としては、
とんでもなく斬新だったのではないか、
と思います...。

こうしたデザインの親玉で、
今や世界遺産にもなっている、
バウハウスの校舎...。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e1/Bauhaus.JPG

このバウハウスの校舎が出来たのが、
1926年だそうですが、
この深川食堂は、
それから遅れること、わずか5年、
昭和6年(1931年)に出来たのだそうです...。

世界的にも、まさに最先端...。

復興事業であっても、
とりあえず、って感じで、
拙速につくるのではなく、
世界レベルのものをつくってしまうところが、
本当に素晴らしいですね...。

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清洲寮

2013年6月25日

関東大震災復興期に出来た集合住宅、
清洲寮...。





都市での、
新しい集合住宅のあり方を模索した、
とのことです...。

昭和初期の当時としては、きっと、
眩しいほどに、
新しい暮らし方だったはず...。





同じ、民間による建設なのに、
今現在、
次々と量産されるマンション等の、
何の模索もない、つまらない姿とは、
大違いですね...。

80年の時が過ぎても、
初期の近代建築の志の高さが、
今なお、眩しい...。





なかなか味のある建築だと思います...。

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ひねくれ者

2013年6月24日

打ち合わせ移動中に、観てきました...。
深川不動燈明塔...。





現在でいう東大建築学科の第一期卒業生。
つまり、
日本で最初の建築家である4人の中の一人。
佐立七次郎が設計したものだそうです。

近代日本建築を背負っていくことを期待された、
スーパー・エリートでありながら、
何故か、ドロップアウトしてしまい、
大した作品をのこすこともなく、
世の中から消えていった、
謎の「ひねくれ者」です...。

以前にブログで紹介したことがあります。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/9643568.html

東京では、これを含めて、
多分、二つしか作品がありません...。
(私が知らないだけかもしれませんが...)

同級生の辰野金吾が、
東京駅の復元で、今また脚光を浴びる中、
こちらの方は、またしても、
敷地の一角に、誰に顧みられることもなく、
ひっそりと建っていました...。

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映画監督・森達也さんが、
こんな話をされていたのを、
先日、新聞で、読みました...。

「まず言い切るけれど、
ドキュメンタリーはフィクションです。
カメラが介在する段階で、
人は多かれ少なかれ演技をする。
さらにカメラワークや編集にも意図が入る。
監督の主観で事実は再構成され、変容する。
つまり事実の断片を要素にしたフィクション。
これは文章も同じです。
表現である限り、虚構性は滲(にじ)む」…。

ドキュメンタリーやノンフィクション等の,
作品をつくっていると、
多分、そうした、
「表現における虚構性」といったようなことは、
とりわけ、
強く意識してしまうのだろうなあ、
と思いました…。

ただ、そのように、
「フィクション」というものを、
広く捉えてしまうと、
結局のところ、
表現に限らず、あらゆることが、
ある意味「フィクション」である、
ということになってしまい、
それでは、そもそも、
フィクションではない,
「現実(真実?)」ってなんだろう、
と思わずにはいられません…。

まあ、
そんなことを考え始めると、
二度と戻ってこられない迷路で、
道に迷ってしまいそうなので、
そういうことは、
専門に考え続けている方々にお任せして、
ここでは、
あらゆる「表現」は、虚構であり、
それが、
良いか、悪いか、という話ではなく、
そういうものだ、ということを踏まえた上でないと、
その先のことは考えられないし、
何かを表現することは出来ない、
というぐらいの感じで、
軽く捉えておいて、
早々に話を変えてしまいます…。





先日完成した、この住宅…。

3つの箱が、
ズレながら積み重なったような、
ちょっと変わったかたちをしていますが、
実は、
最初から、
こういうかたちにしよう、
と思っていたわけではありませんでした...。

話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11225934.html (続きを読む)

駅の風景...。

2013年6月21日

何度実際に観ても、
とても現実の景色とは思えない...。





これで、駅です...。


内部にも、触手が伸びています...。





でも、すでに、
なんとなく馴染んでいるみたいで、
気に留めている人も、あまりいないみたい...。


これだけの造形力があってはじめて、
こうした異形であっても、
街の一部として認知されるようになるのか、
それとも、
東京のような街では、そもそも、
どんな建築でもアリ、ということなのか...。

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すごい質感...。

2013年6月20日

本などで見て、イメージしていたものを、
はるかに超えて、すごい...。





びっくりしました...。

この銅板の仕上がり...。





寄りかかると、服が破れそう...。
触ると、指が切れそう...。

でも、面白い...。

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仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

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