大阪丸ビル
2013年11月18日
梅田で「希望の壁」と同時期に進んでいた、丸ビルを全面緑化してしまおうというプロジェクト。あちらはクライアントが積水ハウスなんですが、こちらは大和ハウス工業です。 現在低層階まででワイヤーが止まっています。でもすでになかなか迫力がありますね。 全方位を同じように覆うのはかなり難しそうな気もしますが、まんべんなく良く茂っております。上手く茂りすぎて一部はフェイクじゃないかという噂もあるそうですが、さてどうでしょう?是非、実際触ってお確かめください。
山本嘉寛建蓄設計事務所
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希望の壁
2013年11月18日
新梅田シティ。スカイビルの足元に最近完成した長さ78Mの壁面緑化「希望の壁」です。設計は安藤忠雄氏。どこにあるのかと思ったら、ビルの北側でした。奥は高速バスターミナル。バスの待機場所がいい感じに道路側から隠れる効果も。 お隣にある庭園を設計した吉村元男氏とトラブルになったことで話題になりました。 出来の良しあしはともかく、建築家的発想と造園家的発想の違いがくっきり表れていて非常に興味深い事例と思いました。今まで飛び地のようだった新梅田シティですが、梅田北ヤードの開発が進むにつれて人の流れも加速しているようなので、この庭園の利用者も増えていけば良いですね。
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極薄フローリング
2013年11月12日
最近発売された「マンションリノベーション用極薄フローリング」です。厚さわずか6mm。既存のマンションフローリングの上に直接留めて施工できる商品です。
ちゃんと実加工もされています。(さねかこう:ジョイント部の鍵型のことです)
床に貼るんだから、多少分厚くても床レベルが上がるだけで問題ないじゃん、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は薄いメリットは非常に大きいのです。それは・・
これです。普通、開き戸は床から1cm程隙間が空いているので、6mmのフローリングなら扉そのままでリノベできるのです!
予算が限られるマンションリノベでは、床材は変更したいけどできれば扉はそのまま取り換えたくない、というケースが多々あります。既存のフローリングをはがして新たに違ったフローリングを貼り直す工事はマンション全体の管理規約に抵触する事があるため、既存はそのままで、さらにその上に新しいフローリングを重ね貼りする工法が一般的ですが、そのため床が15mm程度上がってしまい、開き戸を全て取り換える必要がありました。
この商品なら扉を気にせず簡単にフローリングだけ変更することが可能です。通常のマンションフローリングと違って防音マットが付いていない分、お値段もかなり控えめ。明るい色味から濃い色味まで色々あるので、かなり実用性は高いのではないかと思います。
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スケルトンな住宅。
2013年11月9日
設計中の鉄骨造の住宅ディテールについて、構造設計事務所で打ち合わせしました。今回は真壁造(柱梁を壁の中に隠さず露出されるつくり)のため、ほとんどの部材がそのまま仕上げになります。鉄骨の接合部やサッシ・外壁の下地やボルト位置など、通常は現場やメーカーにお任せで済む部分も、全て設計指示しなければなりません。特に構造躯体に関係する部分は後で変更ができないので、しっかり細部まで詰めておく必要があります。施工サイドとも連携しながら、工法を絞り込んでいきます。
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最期の建築
2013年11月4日
新プロジェクト・・というか何というか。お墓をデザインすることになりました。これはなかなかの大役です。自分の墓をデザインしたル・コルビュジエではないですが、墓地のデザインは建築家にとって割と大きなテーマであったりします。今日は石屋さんと墓地を周って施工事例(つまり、お墓ですが)を色々拝見しました。
クラシックな墓石はデザインの余地が少ないので、石の種類を選ぶぐらいですが、それ以外となると一気に何でもありの無重力状態に陥ります。拠り所を探すのが非常に難しい。生前、特に傾倒していた趣味があるとか、何か偉業を成し遂げた、という場合はそれに因んだ墓石を作ることもよくありますが、あまりにもキッチュだし子孫も同じ墓に入ると考えるとよろしくない。といってただの石板になっても味気ない。遺族一同のコンセンサスを得る必要もありますし、使い勝手(参り勝手?)も大事。もちろん宗教的な縛りもあります。
とはいえ、いつもの建築設計に比べるとはるかに条件は緩いことと、実は結構オーダーメイドで何でも出来そうだということが分かってきたので、意外とお墓デザインは建築家がやるべき仕事のような気がしてきました。最近は「終活」という言葉も流行っていますから、そのうち「お墓デザイナー」も一般的になるかもしれませんね。来春完成予定で頑張ります。
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レトロクローザー
2013年11月1日
リノベ予定の古ビルについているドアクローザー。というよりオイルダンパー。信じられない大きさです。今でもちゃんと動きます。最近の四角いものは小さいですが見栄えが良くないため、我々建築家は隠ぺいタイプ(コンシールドドアチェック)をよく使うのですが、これは、是非見せて使いたいですね。
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内観
2013年10月31日
オフィスリノベのインテリアが徐々に固まってきました。平面図の検討では梁との取り合いが分からないので、3次元的に考えながら設計を詰めていきます。
今回はミッドセンチュリー的レトロ感を出しつつ、かわいい系よりむしろ無骨に。 家具と建築の中間ぐらいのもので大きな空間を間仕切ります。
家具の中を潜り抜けて奥の部屋に入る感覚がうまく出せないかなあと試行錯誤。
キッチンはスチールフレームに天板を落とし込むシンプルなものを製作。わざとフロアレベルから浮かせて軽いデザインに。だんだん家具に見えてきた。
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archifurniture
2013年10月26日
オフィスのリノベーション。第二案です。回遊案は好評だったのですが、応接スペースとオフィスの関係性を重視するために不採用とし、個室と執務空間を分けるプランになりました。
オフィスの設計は動線計画が第一のため、特に大仰なコンセプトは全面には出てこないのですが、色々なプランを検討するうちに、空間を家具で仕切る部分と、建築で仕切る部分が混在している様相はなかなか面白いなあと思い始めました。建築を家具のように置く、家具を建築のように造り込む。両方のアプローチを同時に行うことで、さもトンネルが開通するような、何か新しい道筋が得られればと思ってプランニングしています。
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レトロなガラス
2013年10月24日
パーティションに用いるガラスのサンプル達です。ちょっとレトロな雰囲気なカフェとかにある、あれです。
どれも個性豊かで甲乙つけがたい。この中から一つだけ選ぶなんて・・・うーーーん。難しい~。
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竣工図
2013年10月23日
高齢者施設の竣工図が出来上がりました。これが出来ると、やっと物件が一つ完成した気がします。
我々が作成する図面には大きく分けて3種類あります。実施設計をして見積、契約に至る工事請負契約図面、役所用に作成する確認申請図面、そして工事中の諸々の変更をふまえて実際の建物がどうなっているか記録する竣工図面です。特に竣工図では、後に設備を更新したり、メンテナンスする場合に使用することが多いので、給排水・空調・換気・電気設備図の精度が非常に大切です。配管ルートは設計時から変更変更を繰り返しながら現場合わせで決定する箇所が必ずありますので、現場の施工状況と竣工図面の内容を一致させておく必要があります。
ちなみに、竣工図の文字は黒地に金文字箔押しが一般的なんですが、なんだかバブリーな感じが良くないので、当所では銀文字箔押しでつくります。ちょっとしたこだわりです。
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山本嘉寛建築設計事務所 YYAA
素材を活かした設計を心がけています
奈良・大阪・京都を中心に新築一戸建て注文住宅、町家リノベーション、古民家改修、古ビル再生など、用途や規模に関わらず建築にまつわるデザインを行う建築家/一級建築士事務所です。無理・無駄のないシンプル...