いいものは、いいよね~。

家結び

こちらは某リフォーム進行中の現場。
取り付けた3段の棚の色が、想定とはちと違う~。
ということで、手直し相談しています。

こちらのお客様は、カーテンのご提案もさせていただいており
いくつかに絞り込んだものでご検討をいただいています。

ショールームで思わず私がうっとりしてしまいました生地をご提案したのですが
金額は、はっきりいってかわいくありません(笑)
だけど、いつも視界に入るものですから
納得のいく生地で、奮発していただくのも、よろしいのではと思っています。

使えるお金をお持ちの人には、どんどん使っていただいたほうが良いのです。

というわけで、これは別のお話。
例えばAさんという方がいて、家をたてることになりました。
こだわりポイントがあるとします。
見積もりますとそこそこ高額になります。
けれども、それを高いか安いか判断するのはお客様です。
気を利かせてハウスメーカーの営業さんが
「こんなにここにお金をかけるのはもったいないですよね。
低コストでこういう商材がありますから、こっちにしましょう」
なんていって、家づくりをすすめたりします。

施工された家を見て、お客様は愕然とするのです。

「安っぽい!ちゃっちい!こんなの欲しくない!」と。

結局、手直しをすることになります。
最初からお客様が求めるグレードのものを納めていれば問題は起きません。
第3者が勝手に「これは高いだろう」と判断して品質をさげてしまいましたが
A様にしてみれば、そこにはそれだけのお金を払ってもいいという
せっかくのこだわりがあったわけです。


ま、そんな話を最近ちらりと耳にしました。
よくある話なんだろうと思います。

私も、いろいろな商材をご提案いたしますが
それが安いか高いかはお客様に判断していただくのが良いと思っています。

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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