JR八王子駅南口に高層マンションのほか商業複合施設を住友不動産が手掛ける!2018年度の完成を目指す

JR貨物の八王子駅南口所有地/住友不動産が開発/住宅200戸・商業複合施設

家結び.COM

日本貨物鉄道(JR貨物)が、東京都八王子市のJR八王子駅南口で計画している同社所有地開発を住友不動産が手掛けることが分かった。JR貨物が民間企業5社の事業提案の中から選定した。同社は、高さ約110m、30階建て約200戸の住宅・商業複合施設を提案。高層マンションのほか、まちのにぎわいを創出するため7階までの低層部には延べ約1万㎡の商業施設を配置する。商業施設はJR貨物からイオングループへの建物賃貸事業となる。今後、10月にも設計に着手し、2015年度半ばの着工、18年度上期の完成を目指している。八王子市が27日に開いた都市環境委員会で明らかにした。
 事業対象地は、JR八王子駅と、10年に開業した商業・業務・住宅・公共公益施設からなる複合再開発施設「サザンスカイタワー八王子」に挟まれた同市旭町30-92ほかの敷地約4030㎡。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率600%。施設は、最大で延べ約2万4000㎡まで建設可能となる。敷地東側には約570㎡の自動車回転広場を設ける。
 現在は平置きの駐車場として暫定利用。敷地西側隣接地には、JR貨物の八王子駅南口立体駐車場がある。
 JR貨物は、地元八王子市と調整しながら同事業用地の開発の具体化を検討。事業手法は約20年間の土地賃貸か建物賃貸を想定し、「八王子との共栄を図れる施設か、商業施設、サービス施設など」を前提条件に、同社と取引のある企業や開発に関心を持つ企業約20社を選定し、ことし3月末まで事業提案を求めた。この結果、5社が提案し、これまで選定作業を進めてきた。
 八王市では、駅南の“新たな玄関口”として、中心市街地のまちづくりとしてにぎわいのある施設整備を期待している。

この記事は建設通信新聞より転載しています

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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