フランク・ゲーリーが設計したパナマのバイオミュージアムが間もなく完成

現在、Facebookの新オフィスビルを設計している現代アメリカを代表する建築家・フランク・ゲーリー。
彼が設計したパナマのバイオミュージアムが間もなく完成するようだ。
意外にも、フランク・ゲーリーはラテンアメリカで初めてのプロジェクトとなった。
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バイオミュージアムでは、4000平方メートルの敷地に8個の建物、パナマの生物多様性と保全の重要性を訴えていく。

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アルミニウムとステンレス鋼の明るい色の屋根で設計されたユニークな建物が特徴。

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バイオミュージアムは、2013年の夏にオープンを予定している。

frank gehry: biomuseum in panama nearing completion

フランク・ゲーリー

ディコンストラクティヴィズムのパイオニア

【 フランク・ゲーリー(Frank Owen Gehry) 】

1929年、カナダ・トロント生まれ。現代アメリカを代表する最もセンセーショナルな建築家の一人。彼が建築界に鮮烈にデビューしたのは『ゲーリー自邸』(1979)だった。ローコストの工業用材を用い、完結した形態を排除したこの建物は、80年代後半に現われるディコンストラクティヴィズム(脱構築主義)のさきがけとなり、当時の建築界に衝撃を与えた。


その後、建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞を含む、高い評価を受ける作品を数多く発表するようになる。
その造形はつねに自由奔放、遊び心やユーモアに満ち、現代社会のエネルギーを紡ぎ出している。

主な作品
1979年:ゲーリー自邸(サンタモニカ)
1984年:ノートン・スタジオ・タワー(カリフォルニア州ヴェニス)
1984年:カリフォルニア航空宇宙博物館・劇場(ロザンゼルス)
1987年:フィッシュ・ダンス(日本・兵庫県神戸市)
1989年:ヴィトラ・デザイン・ミュージアム(ドイツ)
1991年: シャット/デイ/モージョー広告代理店ビルディング(ヴェニス、カリフォルニア)
1992年:アイオワ大学研究所棟
1993年:ミネソタ大学ウェストマン美術館
1994年:パリアメリカン・センター
1997年:ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン)
2001年:ゲーリー・タワー (ドイツ・ハノーファー)
2004年:ジョイ・プリツカー・パビリオン (アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ)
2008年:アートギャラリー・オブ・オンタリオ (カナダ・トロント)

主な受賞
1989年:プリツカー賞受賞
1992年:高松宮殿下記念世界文化賞・建築部門受賞
    ウォルフ賞受賞
1997年:グッゲンハイム美術館(スペイン、ビルバオ)
1999年:アメリカ建築家協会(AIA)ゴールドメダル
2000年:英国王立建築家協会(RIBA) ゴールドメダル

▼関連書籍

▼関連動画
スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー|予告編
フランク・ゲーリー|建築家のアスリートたち

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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