現場打合せがありました。

今日のメインの打合せは、
現場にてスイッチ・コンセント・照明・エアコン・電話・温水器操作盤・インターホン親機・子機等々のすべての機能や位置や高さを
施主様・施工業者と一緒に一つ一つ確認及び調整をしていきました。



(外はいつの間にか真っ暗)


何時間もかけ妥協せず根気よく最終決定していく
施主様のお姿を拝見しまして、
どんどん「じぶん住処(すみか)」になっているなぁーと
すごく感じました。
完成が楽しみです。

さて、今回の決め事は、
設計の段階でも「仮想の空間」で一つずつ決めていきましたが、
「実際の空間」に立ってみるとやはりイメージとのズレができます。



設計で思っていたことが いざ自分自身が現場で視、動くことで
分かることがたくさんあります。

また施主各々の体格やクセ(左利き・右利きなど・・・)などで
一般的でない方が使い勝手が良い場合が多くあります。



大切なことは「一般的には○○○・・。」に流されず、
自分の身体・動きに合ったものにしていくことです。

それは、スイッチ一つにしても施主オリジナルになっていきます。

今回決めきれないところもありますが、
工程の許す限り、三者一緒になって
納得いくものにしていきます。

以上現場報告でした。 (続きを読む)

地鎮祭4回目です。

「そもそも地鎮祭とは、必ず行わなければいけないものなの?」

行わなければ神様に祟られ、事故が発生するのか。
そんなことはありません。

地鎮祭をするかしないかは、個人の自由でいいと思います。

そもそもこのような儀式は、
育った家庭や地域や国の慣習の中
人の心より生み出されたものです。

全ては、自分の心次第!



決まり事のように儀式をやっても
思いが無ければ意味がなし、
無駄な出費だと思います。

ただどうしようか迷っておられるのなら・・・

人生に一度あるかないかの経験ですのでやられてみてはいかがでしょう。
やらずに後悔することはあっても、やって後悔することは無いと思います。

P.S.
「地鎮祭をやったほうが良いタイプの人10パターン」という
おもしろいサイトがありましたので、参考までにどうでしょうか?

http://xn--p8jk6cjes2f8573b1fnqv6adbeq41c.net/chiebukuro/zichinsai-must-10/
<地鎮祭をやった方が良い人たち 10タイプ>

①初詣は毎年欠かさず行く
②新車を買ったら必ずお祓いをする
③サボるとバチが当たると信じている
④神様は絶対いると思う
⑤困ったときについ神様にお願いしてしまう
⑥私には守り神がついていてくれるから、ピンチを乗り切れた
⑦朝のテレビの占いをよく見る、雑誌の占いコーナーをつい読んでいる
⑧ここぞというときは、げんを担ぐ
⑨細木数子をマジリスペクトしている
⑩数字の4とか9がなんとなく嫌いだ

なるほど! 何かにつけ後でやらなかったことに後悔しそう...。

<番外編:こんな人は地鎮祭をしなくても良いんじゃないかな>

①自分の未来は自分だけが変えられると思う
②効果があるか不明な儀式にお金をかけたくない

<地鎮祭をやるかどうか悩んだら>
①やるかやらないかは結局、新築する人の心の問題だ
②新築費用を援助してくれる親が地鎮祭をしたがっているなら、必ずやっておく
③地鎮祭をやらずに後悔することはあっても、やって後悔することはない

ちなみに僕は③のタイプですかね。 (続きを読む)

地鎮祭3回目です。

<地鎮祭っていつから行われているの?>

地鎮祭という建築儀礼の始まりの時期は、よくわかっていません。

地鎮祭に関する最も古い記録は「日本書紀」です。

西暦690年、持統天皇(第41代天皇。実際に治世を遂行した女帝)の御世に、※藤原京造営に先立って

鎮め祭らしむ儀式が行われていたことが記されたています。
少なくとも、1300年以上前には行われていたようです。

地鎮祭が実際に建築儀礼として認められ広く普及していったのは、
江戸時代後半になってからだと考えられています。


※藤原京

今から約1300年前に中国の都城を参考して造営された日本で初めての本格的な都です。
藤原京の大きさは、南北約4.8km、東西約5.2kmと非常に広く、京域のほぼ中央には、政治の中枢機関であり、天皇が住んでいた藤原宮がおかれました。
宮殿が京の中心に在るのは他の都城と異なる藤原京の特徴です。 (続きを読む)

それでは前回の地鎮祭についての
続きです。
(2回目)
<地鎮祭ってなぜするの?>

地鎮祭(じちんさい 正式:とこしずめのまつり)は
一般に「じまつり」などとも言われます。

その祀る目的は大きく2つあります。

一つに

国土の守護神、その地域の神様、その土地の神々を
鎮め土地を利用させてもらうための許しを請う儀式です。

二つに

工事の無事進行・完了と土地・建物が末長く安全堅固であることを
祈願するものです。



やはり日本は八百万(やおよろず)の神の国ですね。
もちろん「神道」からのお話ですが・・・。

それでは、仏教での仏式って?

地鎮祭は、大きく分けて
神道でやる 「神式」と
仏教でやる「仏式」があります。
日本では稀と思いますが
キリスト教での地鎮祭もあります。

ちなみに仏式の儀式の場合は、地鎮祭を「起工式」といいます。
起工式の精神は、
今からこの家が建てられるのも、
人々の「ご縁」のお陰であり、

ようやく建築の運びとなったご縁に感謝する心で、

家を建てられる事を
お互いに祝福し合って
喜びを御仏に感謝申し上げる儀式だそうです。

また、この工事が安全に行われ、
良い建築を完成させる事を
仏前に誓う儀式でもあるようです。

要するに
信仰する神様や人へのご挨拶は違えども
工事が無事故でつつがなく終わりますように
お願いする儀式であることは同じですね。 (続きを読む)

今日は、第21回くまもとアートポリス推進賞の表彰式でした。

場所は、県庁行政棟新館1階ロビー「県民の広場」です。

会場に入ると第1回から今回まで受賞作品のパネルや

模型等などが展示され

これまでのアートポリスの歴史を体感できるレイアウトでした。



予定通り表彰式が13:30より始まりました。

あっ!

こちら側のカメラマンを忘れてた(;´д`)

時すでに遅し

記念の表彰シーンや全体の記念写真が撮れませんでした。

不覚・・・ (T_T)

だがスペシャルゲストは、今や日本一のゆるキャラ

「くまモン」が登場



ん~ デカっ!
実物は初めて見ました。

で、賞状は、こんな感じです。



以上 表彰式でのおはなしでした。 (続きを読む)

地鎮祭part1

2015年12月14日

今日は家の工事の始まりで
多くの方がされる地鎮祭についてのお話しです。

シトシトからザーザーと雨粒が落ちる雨のなか
地鎮祭が行われました。

このおめでたい日に生憎の雨とは・・・
と思うでしょうが、

実は縁起が良いらしいのです!

例えば

1、雨降って地固まり
工事、家、生活の足元も固まる安全、安心、安定

2、生活必要不可欠な水に困らない

3、家が火事にならない

など・・・

雨は、地鎮祭を迎えるにあたり
天の神からの有り難い贈り物ですね。

「神様、ありがとうございます」

さぁー いよいよ工事スタート!


ん~

ちょっと待った!!

ところでそもそも地鎮祭って・・・・・・?

わかりました。

これから6回に分け以下の内容をお届けします。

①◆地鎮祭ってなぜするの?

②◆地鎮祭っていつから行われているの?

③◆そもそも地鎮祭とは、必ず行わなければいけないものなの?

④◆神主さんをどのように探せばいいの?

⑤◆用意するものって何?また費用は?

⑥◆祭事はどんなことするの?

どうぞ参考にしてくださいね。 (続きを読む)

先日の新聞記載訂正

2015年12月10日

先日の設計名訂正が記載されていました。

対応が早くありがとうございました。



「熊本日日新聞 平成27年12月09日(水) 朝刊より」


教訓:誰でも勘違いやミスは有ります。
ここで大切なのは、複数のチェック作業と早期の対応です。

このことは、建築にもつながる話だと思いました。 (続きを読む)

今日、熊日新聞に「くまもとアートポリス推進賞」の
受賞作品が掲載されました。
作品名は33°46′48″(別名:大江の住処)です。



「熊本日日新聞 平成27年12月08日(火)朝刊 より」

この作品は、冬、内部全体にお日様の日差しが降り注ぐあったかい家です。
もちろん夏は「涼しさ」を感じるような形状や配置になっています。

昨今、二酸化炭素の出削減のため、
高気密高断熱によりエアコン等の熱負荷を小さくすることで、
消費エネルギー減らすことが求められています。

そんな中、どこまで自然エネルギー(太陽、風)を取り込めるのか
昔ながらな考えではありますが、
素直に冬は「お日様の日差しが降り注ぐあったかい家」
夏は「日差しを避け風が通り抜ける涼しい家」を追求しました。


イメージ

お施主様のコメントですが、吹抜けの大空間でも
ルームエアコン1台で十分だそうです。

ちなみに作品名の33°46′48″は、この土地にしかない
冬至の日の太陽南中高度です。


~追記~
記事を見ていると、ん~?
設計の名前が 広瀬隆広建築設計となっています。なぜ?(T_T)



「熊本日日新聞 平成27年12月08日(火)朝刊 より」


正しくは、岩瀬隆広建築設計です。(笑) (続きを読む)

昨日は住宅工事中の現場で、事務所検査を行いました。
また施主様と一緒に、すべての窓の位置決めを行いました。

ところがあいにくの雨・・・( ;∀;)

まず検査は、防腐、防蟻剤塗布の検査と耐力壁の金物検査です。

(黄色い部分です。)
防腐、防蟻剤の塗りは、文字通り「木の腐れと白蟻」から守るためです。
検査は、指定の高さまで塗られているか? 塗残しはないか?
チェックしていきます。
今回は、指摘することのないくらいちゃんと施工されていました。Good!


次に耐力壁の金物検査ですが
簡単に言うと「地震や風など横からの力に対抗できる家になっているかのチェック」
です。

設計図等の内容に照らしながら、
指定の金物や施工状況などビス1本1本まで検査します。
この検査は、時間がかかります。
なぜなら住む人が「地震・暴風が来ても、頑丈だから大丈夫!」と信頼できる家にするためです。
細かい検査ですので指摘する事柄も多いのですが、
各ポジションで妥協せず造るという共通意識が生まれてきています。
検査の内容は、指摘は少ない現場でした。
それは、検査前に何度何度もチェックしたそうです。

ここで大切なことは、ここまで優秀な施工をされていても
人が造る以上完璧とはいきません。

それこそ完璧を求めるなど無理な話です。

そのため、複数のチェックが必要になってきます。
それも立場の違う人たちによって・・・!

どんなにすばらしい設計・デザインを描いても
実際の家がちゃんとできないと本末転倒です。
その意味でも、私の大きな役割の一つでもあります。


次に施主様と一緒に窓の位置決めです。
窓は、光・風だけではありません。
窓ガラスの先にあるいろいろな表情をもつ風景があります。

窓は、設計や模型やパースなどでは見つけることのできない風景を
室内に取り込むための非常に重要なアイテムなのです。

そのために現場の床に自分で立ち、自分で観、自分で取り込みたい風景を
決めていきます。

その時、新たな発見も多々あります。

「隣家と隣家の狭間の先に桜並木が見えるぞー!ラッキー!!

それじゃ このスペースにソファーを置こう。」

「右に2cm移動・・・上に16cm移動・・・ん~ もうちょい下っ。

はいOKです。」

などしながら、すべての窓の位置を決めました。 満足

気づくとあたりは真っ暗でした。

 今回の現場での滞在時間は、朝10:30~夕方6:00までノンストップ、昼飯抜き
のすごく集中できる一日でした。 ただ声変わりの状態ですが・・・ (続きを読む)

岩瀬隆広建築設計

プロフィール

岩瀬隆広建築設計

想いを諦めないアイデアいっぱいの家

熊本の住宅設計を中心に新築からリノベーションまで限りある予算の中でも「質の高い心地よい住空間」を提案しています。「想い」をあきらめないアイデアいっぱいの家を目指すパートナーとしての一級建築士事務所...

岩瀬隆広建築設計の事例

  • 33°46′48″(in大江)

    33°46′48″(in大江)

  • H-court(in八代)

    H-court(in八代)

  • Shipな家(in江津)

    Shipな家(in江津)

  • WoodBoxサロン(in荒尾)

    WoodBoxサロン(in荒尾)

  • 格子の家(in玉名)

    格子の家(in玉名)

  • シェアハウスのような家(in八幡)

    シェアハウスのような家(in八幡)

  • 回遊の平家(in合志)

    回遊の平家(in合志)

  • Chicane House(in出水)

    Chicane House(in出水)