正直さ、潔さ、勇気

2013年3月12日


読んだばかりの書籍です。知の逆転  コチラ≫

本文まえがきより抜粋
「本書に登場する人々は、世界の叡智であるのはもとより、
その正直さ、潔さ、勇気の点で、ぬきんでている
敵が百万であろうとも、自らによって立つプリンシプルを曲げたりひよったりしない。
周囲の人々や、時代の潮流というものに安易に流されず、いかに不都合であっても、
いかに多くの反発を受けようと、孤軍奮闘もいとわず、ことの本質を見つめようとする人たち。」

昨日、本物の男一人を見ました。私には勇気が欠けていた。まだまだです。
昨日という時間とその男に感謝。 (続きを読む)

地下工事

2013年3月8日


大井町で工事中の住宅の地下工事の様子です。

こちらは、間口3.185m、奥行き12.375mと細長い住宅です。
一階の半分は、1F.L.よりも1.1m下がった半地下になっております。

フロアレベルでは、1.1mですが、
工事上は、床の仕上げ厚や、地中梁の高さ、さらには捨てコン、敷き砂利を含むと、
1.8m掘ることになります。結構、深く感じます。

現場では、掘削により地面が崩れないように支保工(しほこう)を横に渡しております。
支保工の締め付け部分の突起物に、職人さんがガムテープを巻き付けております。
人に当たって、怪我をしないようにですね。

こういった心配りができている現場は、整理整頓も行き届いております。
地下は防水面が気になるところ。
こういった職人さんたちに工事してもらえるとことは、安心に繋がりますね。 (続きを読む)


先日、写真家・二川幸夫氏から派生するお話をしましたが、もう1回。
先日のお話は、 コチラ≫

事務所の書棚に並んだ『GLOBAL ARCHITECTURE BOOK』。全13巻。1981年発行。
企画・撮影は、全て二川幸夫氏。

独立したての頃、仕事はなかったが、時間はあった。
でも、お金はなかった・・・でも、大枚を叩いて買った。

ル・コルジュジェ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ、リチャード・ノイトラ、
アルヴァ・アアルト、フリップ・ジョンソン、ブルース・ガフ、マルセル・ブロイヤー、ルイス・バラガン、
ヴェンチューリ&ローチ、リチャード・マイヤー、アントニオ・ガウディ、ピエール・シャロー、アトリエ5、
エーロ・サーリネン、ポール・ルドルフ、ケヴィン・ローチ、I.M.ペイ、ジェームズ・スターリング、
ルイス・カーン、カルロ・スカルパ、レンゾ・ピアノ、リチャード・ロジャース、ヨーン・ウォツン、
ハンス・シャロウン、シーザー・ペリ、チャールズ・レニー・マッキントッシュ、オットー・ワグナー、
ルイス・サリバン、などなど。

みんな、二川氏によって、日本に紹介されたもの、と言っても過言ではない。
二川幸夫という巨人が残した足跡は大きい。
上の書籍は、その一部。まだまだ、あります。

近年、書籍が売れない時代と聞きます。
それに伴い、安易に書籍が発行されている気がしてなりません。
魂のこもった書籍に出会いづらくなった・・・。
本物は、色褪せません。信念は読者に伝わると思うのです。 (続きを読む)

126家族の間取り

2013年2月28日


2月23日発売のエクスナレッジムック『126家族の間取り』に、
私どもが設計・監理しました『中国黄土の家』が掲載されております。

永久保存版!この一冊で間取りのすべてが分かります。
あなたの欲しい住まいが必ず見つかります!
あなただけの間取りから最高の生活を始めよう。
といった趣旨のムック本。詳しくは、 コチラ≫

126家族中、18番目に掲載されています。
書店に行かれた際は、是非手に取ってご高覧下さい。
『中国黄土の家』については、 コチラ≫ (続きを読む)

地盤補強工事

2013年2月25日


大井町の住宅の現場へ。

工事が始まったばかりで、地盤補強工事の立会です。
建物を作るにあたって、地盤は、とても大切。
いくら建物を強く作っても、地盤が弱ければ、元も子もありません。
地盤が弱いからと言って、建物が弱くなる訳ではありません。
地盤をキチンと補強すれば良いのです。

上の写真を見て、???と思われた専門家の方もいるかと思います。
細径の単管が沢山、、、足場ではありません。
7mが60本、6mが54本、計114本の単管が地面に打ち込まれます。

この工法は、低振動・低騒音なので、近隣に迷惑を掛けず、
狭小地でも施工可能、残土処理が出ないので地球に優しい、
等と言ったメリットがあります。
この「等」の部分は、企業秘密なので詳しくはお話しません(笑)

これから住宅を計画される一般の方へ。
設計事務所ごとに、地盤改良への考え方は異なりますので、
建物の強度だけでなく、地盤改良のことも質問してみると良いですよ。

さてさて一本目の挿入。身の引き締まる思いでした。 (続きを読む)


設計相談を受けている方からの戴き物。

金粉が載ったプレミアム。
お菓子のこと、良く知らないのですが、きっと有名なお菓子なんでしょうね(笑)
でも、味は分かります。美味しい!

相談を受けていると不思議な関係になります。
お会いしている回数は、それ程でもないのに、ずっと以前から知り合いであったような。
家づくりの相談は、その家族の人生観をお聞きするようなもの。
私も、その家族の一員のような気分になります。

確かに私は、家づくりのプロ。
しかし、自分(プロ)の観念を押しつけていては、その家族らしい家づくりは出来ません。
その家族の価値観を引き出すことを大切しながら、進めて行きたいと思っております。
そこに「私」という固定観念を超えたオリジナリティ溢れる住まいのあり方が生まれると思うのです。 (続きを読む)


2月10日(日)は、第四期家づくり学校の4年生最終発表会と合同修了式でした。

家づくり学校は、今期で4年目を迎え、いよいよ初めての卒業生を輩出することになりました。
座学中心の1年生コース、見学会による2年生コース、
幅広い知見を身につけるための演習による3年生コース、
さらにその集大成となるスタジオ制の4年生コースに分かれております。

4年生コースは、少人数のスタジオ制。
リアルな課題に対して基本構想から実施設計までをまとめ上げる内容。
スタジオ担当の講師は、川口通正、半田雅俊、本間至、諸角敬といった豪華な顔ぶれ。
この4つのスタジオの中から一つを選び、徹底的にその先生の設計術を盗み取るのが目的です。

この日は、その成果を発表する場です。
1年生から3年生も興味津々。各学年にも公開としたので、立ち見が出るほどの大反響。
発表は個人ずつですが、下記はスタジオ単位の私が持った感想です。

半田スタジオは、設計の取り組み方が素直。素直だからこそ、吸収力が高い。
川口スタジオは、自己表現(人間性と作品性とがリンク)が上手。設計を頼むと楽しそう。
本間スタジオは、自己評価(プラン分析)が上手。それが出来る人は成長する。
諸角スタジオは、コンセプトの空間化が上手。建築であるがための意味を理解する。

なるほど、この4人の建築家が現代日本の住宅作家として、第一線を歩いている理由も納得。
受講生は、住宅設計が上手になりたい、住宅設計で飯を食いたい、
住宅設計で生き残りたいとの思いで集まってきている面々。
もちろん私も、そう思っている一人。いやー凄い発表会だった。私も参加し、得たものは大きかった。

今年度は、4年生11人、3年生14名、2年生15名、1年生21名といった大所帯。
最終発表会後は、合同修了式に流れ込み、楽しい時間を過ごすのでした。

家づくり学校は、講師陣も各学年も、垣根を越えて、みんな仲が良い。
情報交換をはじめ、課外授業や見学会など、学年を超えた交流も活発です。
みんな家づくりが上手になりたい仲間なのです。

只今、第5期家づくり学校のカリキュラムを作成中。
来年度の入学希望者は、 コチラ≫でお知らせする予定です。
要チェック。しばしお待ちくださいませ。本当に楽しく、充実した学校ですよ!

家づくり学校の教科書は、 コチラ≫
1年生、2年生の授業をまとめた本です。ご参考まで。 (続きを読む)

ドラゴンボール

2013年2月6日


ドラゴンボール!ハクリュウ(白竜)の青い実です。

青と言うより、瑠璃色という表現の方が適しているかな。
宝石のようで美しい!

花期は6月~7月、
10月くらいに緑色の実がなり、11月下旬くらいから黒ずみだし、
12月半ばから青くなってきます。
未だ実は落ちず残っております!そろそろ落ちるかと。

ハクリュウやタマリュウ(玉竜)は、耐寒性・耐暑性や日陰に強く、
踏みつけても耐えられるので、庭の下草や、駐車場によく用いられますね。
よく見かける植物ではありますが、実はあまり知られていないようです。
実は葉の裏に隠れているので、気づきにくいのです。

ちなみに、コクリュウ(黒竜)は、黒い実。
7色ないかな~、、、集めてみたくなりました。
全体像は、 コチラ≫ (続きを読む)


家づくり大賞の一般投票が始まっております。〆切は2月5日まで!

【以下、家づくり大賞HPより抜粋】
家づくりの会の設計者による部門賞と、全国の一般市民による投票という2つの部門賞を設けました。専門家だけでなく、一般の方の視点を加えることで、今という時代の家づくりを明らかにしたいと思っています。
家づくりの「工夫」を浮かび上がらせるため、10の部門から各一票ずつ投票して頂き、一般選考の各部門賞を選定します。みなさまの視点を通して、下の投票フォームから各部門賞に投票して下さい。
*一般選考は全国の市民の方、建築の専門家、施工者、学生が投票出来ます。

投票サイトは、 コチラ≫

沢山の投票が集まると良いですね!
私も一通りの応募作品を見てみたのですが、色んなアイデアが詰まった作品ばかり。
これから家づくりを検討されている方々にとっても有用な情報が満載です!
建築の専門家としても勉強になります! (続きを読む)

ブログ移設

2013年1月11日

年が明けたタイミングで、ブログを移設しました。

これまでエキサイトブログをお借りしていたのですが、WordPressへの移行です。
特に変わったことは無く、これまで通りブログをUPしていきますので、
今後とも、宜しくお願いいたします。
なんとなく、気分転換になり、気持ち良い新年のスタートになりました。

アドレスが変わっておりますので『お気に入り』に入れている方は、
お手数を掛けますが、変更をお願いいたします。
新しいアドレス≫ http://www.negoro-arch.com/blog/ (続きを読む)

根來宏典建築研究所

プロフィール

根來宏典建築研究所

かけがえのない宝物をつくること!

家族の考え方は、その家族の数だけ存在するはずです。 答えはひとつではありません。それが家族の個性です。 その家族にしかない「生き方」や「家族関係」といった独自の価値観を創り上げられれば、 その家は...

根來宏典建築研究所の事例

  • 対岳荘

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  • 水庭の家

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  • 中国黄土の家

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