HK-Project...。
設計のプロセスです...。

いろいろな条件を検討してみました...。
その結果、
ひとつのボリュームにしてしまうと、
大きすぎるのではないか、と感じました...。

家全体を、
間に中庭を挟んだ、
二つの小さな部分に分割し、
その二つを、
渡り廊下で行き来するようなかたちにしました...。

一軒の家ではありますが、
小さな家が並ぶ、
ちょっとした街並のような状態を目指しています...。

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先日、このブログで、
デヴィッド・バーンのことを話題にしたら、
自分で書いたものに、自分で影響されて、
当時聴いていたようなものを、
いろいろと聴きなおしてしまいました…。

私が、少しばかり、
デヴィッド・バーンのトーキング・ヘッズを聴いていた頃には、
いわゆる「ニューウェーヴ」と呼ばれた、
同時期のグループがたくさんいて、
そういったものを、同時に、よく聴いていました…。
と言っても、私が聴いたのは、
数年遅れてのことではありましたが…。

当時の「ニューウェーヴ」というのが、
ムーヴメントとはいっても、
何か共通の音楽性がある、といったようなものではなくて、
要するに、
何でもアリ、といった感じだったので、
かなりヘンテコなグループがたくさんいて、
それぞれが好き勝手にやっているように見えました…。
そして、それが、
とても自由で、面白いと思っていました…。

ただ、
そんな、何でもアリの状況の中で、
それでも、
ただひとつ共通していたのは、
多分、
「Do It Yourself(DIY)」...、
つまり、
「自分でつくろう」といったような考え方ではなかったか、
と思っています…。

例えば、
今まで楽器等を持ったことがない人が、
いきなり今日から演奏をはじめる、
といったような感じで出来上がったものであっても、
それが面白ければ、OKという感じがありました…。

いや、むしろ、
プロっぽい、こぎれいにまとまったものではない、
手作り感あふれたものにこそ、
かえって、
リアリティを感じるようなところがありました…。

こういった考え方は、この時代の音楽に限らず、
今現在でも、
結構いろいろな分野で、
あるのではないでしょうか…。

いわゆる、
「ヘタウマ」という感じに近いのかもしれません…。

そんなことで、
既成のものをつくる、いわゆる「プロ」とは違う、
「アマチュア」っぽい態度の方が、
当時は、むしろカッコよかった…。

ワイヤーというグループなどには、
「バンドをつくってから、楽器を買った」…、
なんていう名言(?)もあります…。

そんなことで、
そのワイヤーのデビューアルバムも、
久しぶりに聴いてみたのですが、
ほとんどの曲が1分程度のものばかりで、
アイデア一発勝負みたいな感じなんですが、
改めて、
それが、かえって、
清々しさを感じてしまいました…。

本人達も、
「ネタが尽きたらそこでおしまいだった。
長い曲を作ることを考えてなかった」...、
なんて言っています…。

また、
フライング・リザーズというグループは、
ドラムの代わりにダンボールの箱等をたたき、
その中を、
何やらブツブツと物憂げに呟く、
歌なのかどうかすらわからないような歌で、
名曲をカバーしたりしています…。

こうなると、
「今まで楽器等を持ったことがないような人が、
今日から演奏をはじめる」、
というコンセプトは、さらに進んで、
「楽器等を持たなくても、今日から演奏をはじめる」、
という感じになっています…。

はじめて聴いた頃は、
その、あまりの自由に、圧倒されたのですが、
それでいて、
今聴いても、
それなりにポップスの楽曲として成立してしまうような、
なんとも言えない愛嬌のようなものがありました…。

いろいろと理屈はあるのでしょうが、
今でものこっているのは、
結局のところ、
そうした愛嬌のような部分が大きいような気もしました…。

ところで、
改めて聴いていて、何となく思ったのですが、
こうしたものが、
音楽のメインストリーム(主流)のようなものになることって、
あるのでしょうかね…。

私も、こうした感じのものが結構好きで、
割とよく聴く方だと思うのですが、
それでも、
音楽の主流が、
ろくに演奏をすることもできないような、
いわゆる「アマチュア」っぽいものばかりになる、
というようなことを、
あまり想像することができません…。

話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11074218.html (続きを読む)

H-House...。

いろいろなかたちを検討してみました...。

いろいろと試してみた末に...。

意外とシンプルなかたちに落ち着きました...。

実際の建築は、
いろいろと検討した跡は残さずに、
スッキリとした完成を目指しています...。

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MN-Project

2013年1月24日

MN-Project。
住宅の計画案です...。
周囲の環境を考慮して、中庭としました。
そこで、
車庫の屋根の上まで連続した、
立体的な中庭をつくろうと考えました...。

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先日、
『オデッサの階段』というテレビ番組を観ていたら、
ミュージシャン、
トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンが、
TEDカンファレンスで行ったプレゼンテーションの話が、
紹介されていました…。

「TEDカンファレンス」は、
様々な分野の人が、
プレゼンテーションを行う講演会で、
日本でも、
NHKの『スーパープレゼンテーション』という番組で紹介されていて、
よく観ているのですが、
デヴィッド・バーンの話は、
観たことがありませんでした...。

その紹介では、
なかなか面白そうな話だったので、
ネットで探して、観てみました…。

興味がある方は、
ほんの15分程度のお話なので、
観てみてください…。

『いかにして建築が音楽を進化させたか』というテーマの、
そのスピーチ…。

要約すると、こんな感じです…。

彼は、デビュー当時、
小さなライヴハウスで演奏をしていましたが、
徐々に、
より大きな会場で演奏をするようになっていきます...。

その時、
小さなライヴハウスで演奏していた頃に書いた曲が、
大きな会場では、
どこかしっくりこない、ということに気付きます...。

そして、
こう自問したといいます...。

「私の作品は、空間を意識していたか」…。
「場所や会場のことを考えて、曲を書いていただろうか」…。

話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11064911.html (続きを読む)

中間検査...H-House

2013年1月17日

H-House。
中間検査が終わり、
無事、合格証をいただきました...。

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階段設置

2013年1月11日

H-House。
階段を設置しました。

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捉え方次第で...

2013年1月10日

モタモタしていたら、
あっという間に、
新しい年も、
10日ぐらいが過ぎてしまいました…。

以前に、書いたことがある話なのですが、
ポルトガルを旅行した時に、
ロカ岬というところに行きました。

ロカ岬は、
リスボンの近くで、
ポルトガルに行った人の多くが、
多分、訪れるのではないか、
と思います。

というのも、
ユーラシア大陸最西端の岬なのだそうです…。

石碑が建っていて、
「ここに地果て、海はじまる」、
という詩の一節が刻まれています...。

勿論、読めませんが、
そう刻まれているのだそうです…。

一人でバスに乗って、
ようやく辿り着き、
一人で崖の上に立って、
眺めたせいもあったのか、
この詩の一節は、
なかなか説得力がありました…。

なるほど、確かに、
ここで地面が終わるのだなあ、
などという感動…。

ただ、
その一方で、なぜか、
この海を挟んで、
北米大陸と向かい合っているのか...、
というようなことも、また、
同時に、感じました...。

つまり、
この海の先で、
また地面は始まっているのだなあ、
などという、
先ほどとは相反するような感慨も、
同時に、ありました…。

終わりなのか、始まりなのか、
断絶しているのか、連続しているのか、
等々、といったことは、
結局のところ、すべて、
感じ方次第なのかなあ、
と思ったりしました…。

話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11049036.html (続きを読む)

過去の歴史を舞台にした、
映画やドラマなどを観ていると、
たまたますれ違ったこの人が、
後に有名な誰某になるのだが、
それはこの時には、知る由もなかった…、
なんていうシーンがよくあります...。

そうしたシーンは、
ストーリー上は、大して重要ではなかったとしても、
その背景に深みが出るような感じがして、
結構印象深いシーンになっていたりします...。

まるで接点がなく、
会うはずもないような、
後の有名人同士であればあるほど、
もしかしたら出会っていたのでは、
なんていう想像で遊んでみるのは、楽しいですよね…。

実際、
同時代に生きていたのであれば、
そのような可能性はゼロではないわけですから…。

前回まで、3回ぐらいに渡って、
長々と紹介していた、
エベネザー・ハワードという人は、
「田園都市」を構想し、
その生涯で唯一の著書を出版するのが、
50歳近い年齢になってからのことでした…。

彼は、あまり世渡りの上手ではない、
不器用な人であったようで、
その年齢になるまでには、
いろいろと苦労もしたみたいです…。

評伝を読んでみて興味深かったのは、
彼が21歳の頃に、
アメリカに渡っていたことです...。
(彼はイギリス人です)

最初、
ネブラスカ州で農業をはじめるのですが、
結局挫折して、
イリノイ州シカゴに行って、
会社勤めをはじめます…。

そして、実は、
この頃のシカゴというのが、
近代建築史上、特筆すべき、
非常に重要な場所だったのですが、
まさに、
その時の青年ハワードには、
知る由もなかったのです…。

話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11036072.html (続きを読む)

理想の実現

2012年12月22日

「田園都市」という考え方の生みの親、
エベネザー・ハワードが、
友人に借金までして出版した、
生涯で唯一の著書が、
『明日 真の改革に至る平和な道』です。

しかし、それは、
1898年の発表当時、
彼が期待を寄せた知識人たちには、
おおむね不評であったといいます…。

大きな反響を期待していたハワードは、
大変失望しますが、
諦めたわけではありませんでした…。

知識人がダメならばと、
彼は、
従来の仲間だけでなく、
農業・住宅の問題や、
環境・自然保護を訴えていた市民グループ等々、
との連携をはかります...。

そうした市民グループの勉強会に出席し、
繰り返し繰り返し、
田園都市をテーマに講演を行っていきます…。

そして、翌年には、
田園都市を支持した、無名の市民たちによって、
田園都市建設に向けて運動していく団体、
「田園都市協会」が設立されます…。

もっとも、
別の団体の部屋の一角を間借りした、
わずか10名での、
ほとんど注目を集めることのない、
出発ではありましたが…。

この時点でも、まだ、
ハワードにとっての最大の問題は、
彼が無名の速記者にすぎず、
田園都市を建設するための、
資金も、手段も、人脈も…、
とにかく、何もかも、
全く、持ち合わせていないということでした…。

田園都市建設の運動は行き詰まっていました…。

そんな折、大きな変化が訪れます…。

話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11027493.html (続きを読む)

仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

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