KK-Project

2014年4月10日

北側には、裏山の美しい景色...。
南側には、燦々と降り注ぐ陽光...。

敷地形状に合わせた、
シンプルな平行四辺形の箱...。

その2階部分を、
一直線に貫くデッキ・テラスによって、
北側の景色と南側の陽光を、
繋ぎ合わせようと考えました...。





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街の要となる建築

2014年4月9日

まるで寺院か何かのような、
立派な屋根のある銭湯…。

何となく、
当たり前のように観ていましたが、
そもそも、銭湯は、
何故こんなに大袈裟な姿をしているのか…。

たまたま読んだ本によると、実は、
こうした「銭湯建築」は、元々、
関東大震災復興期に、
東京で突如現れたもので、
他の地域にはない、
東京独自のものなのだそうです…。

震災で、多くの銭湯が倒壊した時に、
宮大工が、その技術を活かして、
このようなつくりで、
銭湯を再建したのがきっかけとなり、
こうした「宮造り」と呼ばれる銭湯が、
東京で、競うようにして建てられ、
広まったのだそうです…。

そして、その後は徐々に減っていき、
今では、
ほとんどなくなってしまった、
こうした「銭湯建築」…。

そのトドメを刺したのが...。





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この人らしい家

2014年4月8日

旧山口文象自邸…。

山口文象は、
1930年、激動のヨーロッパに渡り、
バウハウスの創始者、
グロピウスのアトリエで働き、
当時の、近代建築の動向を見聞して、帰国…、
その後、
最先端の近代建築で、活躍した…、
という人なのですが、
その一方で、
大工の棟梁の家に生まれた、
ということが影響しているのでしょうか、
個人住宅等では、
木造の、和風建築も数多く、つくっているようです…。

この自邸は、
そうした、和洋両面が感じられるような、
ちょっと不思議な雰囲気…。





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新しい一歩

2014年4月7日

同潤会上野下アパートメント…。

この同潤会アパートをつくった、
財団法人同潤会というのは、
1923年(大正12年)に、東京を襲った、
関東大震災の直後に、
都市と住まいを復興するためにつくられた組織です…。

各地から寄せられた義捐金の交付を受けて設立され、
住宅供給により、罹災者の生活再建を含めた、
広い意味の社会政策の遂行を使命とする、
高い理想をもってスタートしました…。

そして、
近代建築の名作とでも言えるような、
個性的なアパートを数多く、つくり出していきます…。

そんな同潤会によるアパートも、
最後に残っていた、この上野下アパートメントが、
昨年取り壊され、
とうとう、
一つ残らず姿を消してしまいました…。





設立後、およそ100年…。
歴史的役割は終えたということなのかもしれません…。

しかしながら...。

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ライト風が...。

2014年4月6日

旧林愛作邸…。

元・帝国ホテルの支配人、林愛作は、
ホテルの新館を建築するために、
巨匠フランク・ロイド・ライトを、
日本に連れてきた人です…。

この帝国ホテルの建築は、
いろいろと有名なドラマがある、
大変な難工事だったようです…。

工事費は膨らみ、
工期は遅れに遅れる中、
最後までライトを庇い続けたという林愛作は、
ライトの建築の、
日本における最大の理解者だった、
ということなのかもしれません…。

そして、
この林愛作邸も、勿論、
ライトによる設計なのだそうです…。

日本に、ほんの数件しか存在しない、
ライトの建築ということになります…。





また...。

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景観論争

2014年4月5日

かつて、
「景観論争」でずいぶんと話題になりました…。

真っ赤な外壁のビル、イタリア文化会館…。

「周辺の緑と調和せず、景観を壊す」と、
周辺住民が声をあげたことをきっかけに、
論争へと発展しました…。

こういうことの感じ方は、
いろいろなのだろうとは思いますが、
それほど問題かなあ、って感じもあります…。

見方によっては、どちらかというと、
抑制の利いたデザインのような気もしてしまいます…。

設計した建築家、ガエ・アウレンティと、
共同で設計にあたったゼネコンの設計者の方の、
完成時のコメントを読んでみると…。





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床暖房や、
太陽熱・メタンガスの利用等々…。

エコロジカルな住宅思想の先駆者ということで、
近頃では、
そのお名前を目にすることも増えてきた、
建築家、山越邦彦…。

「訊ねても語らず、
心を尽くして求め薦めても著書を残さず、
遺言もしな」いままに、
亡くなってしまった、とのことで、
その規格外の、先見性にもかかわらず、
ほとんど知られることのなかった人だったわけですが、
まさに、
ようやく、時代が追いついた、
という感じなのでしょうか…。

そんな山越邦彦の...。





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保存再生の現実

2014年4月3日

建築家アントニン・レーモンドは、
巨匠フランク・ロイド・ライトの助手として来日しますが、
すぐに袂を分かち、独立します…。

しかし、独立したレーモンドは、
反発していたはずのライトに、
知らず知らずに受けていた、
強烈な影響に苦しむことになります…。

そして、彼は、
ライトの影響から離脱するための、
様々な試行錯誤に取り組んでいくことになります…。


当時、ヨーロッパで興りつつあった、
鉄筋コンクリートを使った、斬新な近代建築…。

それを主導していた、
建築家、オーギュスト・ペレのスタイルに接近することも、
そうした試行錯誤の一つでした…。

レーモンドは、
かつて、ペレのもとで働いていた、
建築家、ベドリッヒ・フォイアシュタインを、
自らの事務所に、チーフアーキテクトとして招き、
ペレのスタイルを、自らの建築に取り入れようと試みます…。





そうした試行錯誤の時期の建築、
旧ライジングサン石油横浜本社…。

歴史的様式建築では、
柱の頭の部分には、飾りが付くのが普通であったのですが、
ここでは、溝の入った円柱が、
コンクリートの床にぶつかって、
プッツリと切れて、唐突に終わってしまっています…。
これは、当時、
ペレがよく用いていたデザインであったといいます…。

また、その2本の円柱の間にある、回転ドアも、
当時としては、大変珍しいものであったのだそうです…。

さらに、
レーモンドが誇っていたという、内部のガラス天井ホールも…。

と言いたいところですが...。

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都市の建築

2014年4月2日

東京都児童会館…。

様々なかたち・大きさの、コンクリートの塊が、
何層にも積み重なった、ダイナミックな造形…。

建築家、大谷幸夫の最初の建築(多分)…。

なぜ、こんなかたちになったのか…。
設計者の説明を聞いてみると…。





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設計無しの建築

2014年4月1日

九龍城砦…。





取り壊されるちょっと前、
返還前の香港に、観に行きました…。

元々城塞だったところに、
多くの人が住み着き、
不法占拠状態で、多くのビルを建て、
さらなる人口の流入と、
無計画な増築を繰り返したあげくに、
迷路のように入り組んだ、スラムとなっていった、
というような建築…。

これを建築と呼んでいいのかは、
ちょっとわからないのですが…。

ただ、不思議な魅力はありました…。





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仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

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