表地も裏地もマリメッコでプレーンシェードをつくる
プレーンシェードをつくりました。
お客様の強い要望で「マリメッコにしたい」というのがありました。
カーテンは論外で、この生地は綿100%でステフナー加工でロールスクリーンも
できたのですが、色が大きく変わるのと色褪せしやすいのでお勧めできず、最終的に
プレーンシェードになりました。
問題は階段の手すりでこれを避けなければならないのです。
そのため、冷暖房効率は落ちます。
初めから、ここに冷暖房効率を高めるためにロールスクリーンやカーテンなどを
つけるように設計されるならば、手すりを1本ではなく、そこのところを5センチ
ぐらい隙間をあけて2本に分けてくれれば納まりがきれいに行くのです。
私どもはハウスメーカーのカーテンの仕事もしていてますが、手すりもカーテンも
ハウスメーカーで請けていますが、そこまで考えてくれるコーディネーターは
いません。
こちらも後から取り付けていますのでお客様の了解済みです。
後ろ側からみると
裏地も同じ生地を使っています。
この手の綿100%の生地は裏地をつけるのが必須です。
この現場では、シェードの製作寸法が69㎝で生地巾150㎝で半分以上
余るので、残る分を裏地として使いました。
ところが、生地巾は150㎝のはずが、実際は145㎝幅で、柄の
有効幅が138㎝でした。そのため、袋縫いをするしかなく、そうしてきれいに納めることができました。
リビング側の方が明るいので、リビングからみると、裏の柄は映りませんが、
階段側からみると、裏側が明るいため表の柄の裏がでてきます。
奥様はマリメッコがたいへんお好きでご自身ですでに同じ生地でファブリックパネルをつくっておられました。
太陽がよくあたるところに飾っておられるので少し色褪せてました。
小嶋 徳昭 さんの記事
-
後から取り付けられるレース用遮熱裏地
節電の季節がやってきました。先日の日本経済新聞のNIKKEIプラス1に「この夏 我が家の節電術」という特集記事が書かれていました。 その中でエンドユーザーがえらばれたのですが、レ...
-
インターコンチネンタルホテル大阪のカーテン(2)
(1)からの続きです。 よくお客様から○○○ホテルのようなカーテンにしてほしいといわれます。 グランフロントには、8月に入居可能な「グランフロント大阪オーナーズタワー」という超...
-
インターコンチネンタルホテル大阪のカーテン(1)
6月23日は私の56回目の誕生日です。今はいい時代で、フェイスブックでたくさんのお友達からお祝いメッセージをいただきました。 リアルには仕入れ先・メーカーからもお祝いをいただ...
関連する記事
-
私が影響を受けた本「インテリアファブリックの世界」
インテリアショップやインテリア関連のメーカーが出している「本」が ちまたにはいくつもある。 例えば。 イタリアンモダンの高級家具店でおなじみの カッシーナ。 カッシー...
-
赤ちゃんマンとシェード
写真の奥にみえるのは 以前に納めさせていただいたカーテン。 上部が紺色の無地、 下部がジオメトリックな柄に紺とオレンジが入っているファブリックを使いました。 とい...
-
島あゆみのしごとースキノハテマデー 展示会立ち寄り雑記
大阪、京都、福岡…と、出張をしてまして。 打合せやら納品やらを済ませてきました。 ひさびさに帰宅して、どっと疲れています。 体力がなくなったなぁと痛感。 いやほんと、体力な...
-
サロンのインテリアコーディネートを素敵にする6つのポイント
ネイルサロンやエステサロンといったサロン店舗では、スタッフの技術力だけでなく「インテリアの心地よさ」がお客様のお店選びの大きな要素となるもの。「このお店に来るとリラックスできる...
-
1枚の絵からはじまるインテリアコーディネート
こんな感じのお部屋にしましょうか、という 1枚のスケッチから インテリアコーディネートの打ち合わせはすすんでいきます。 最初はラフな考えから、 家具の色はどれにしようと...