表地も裏地もマリメッコでプレーンシェードをつくる

階段の間仕切りにマリメッコのピエニエウニッコⅡ(pieni unikkoⅡ)で

プレーンシェードをつくりました。

お客様の強い要望で「マリメッコにしたい」というのがありました。

カーテンは論外で、この生地は綿100%でステフナー加工でロールスクリーンも

できたのですが、色が大きく変わるのと色褪せしやすいのでお勧めできず、最終的に

プレーンシェードになりました。
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問題は階段の手すりでこれを避けなければならないのです。
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そのため、冷暖房効率は落ちます。

初めから、ここに冷暖房効率を高めるためにロールスクリーンやカーテンなどを

つけるように設計されるならば、手すりを1本ではなく、そこのところを5センチ

ぐらい隙間をあけて2本に分けてくれれば納まりがきれいに行くのです。

私どもはハウスメーカーのカーテンの仕事もしていてますが、手すりもカーテンも

ハウスメーカーで請けていますが、そこまで考えてくれるコーディネーターは

いません。

こちらも後から取り付けていますのでお客様の了解済みです。
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後ろ側からみると
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裏地も同じ生地を使っています。

この手の綿100%の生地は裏地をつけるのが必須です。

この現場では、シェードの製作寸法が69㎝で生地巾150㎝で半分以上

余るので、残る分を裏地として使いました。

ところが、生地巾は150㎝のはずが、実際は145㎝幅で、柄の

有効幅が138㎝でした。そのため、袋縫いをするしかなく、そうしてきれいに納めることができました。

リビング側の方が明るいので、リビングからみると、裏の柄は映りませんが、

階段側からみると、裏側が明るいため表の柄の裏がでてきます。

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奥様はマリメッコがたいへんお好きでご自身ですでに同じ生地でファブリックパネルをつくっておられました。

太陽がよくあたるところに飾っておられるので少し色褪せてました。

プロフィール

小嶋 徳昭

カーテン夢工房

大学を出て、株式会社サンゲツで5年間東京勤務。当時自分で何かをしたいと思って、彼女に相談したところ、「勝手にしたら」と言われたのを「カーテン屋をしたら」と聞き間違って始めたのがこの仕事。

退職して、すぐに見聞を広めるためにニューヨークへ。そこで一泊したホテルモーガンの洗面所が白黒のモノトーンに一輪の赤いバラが挿してあったことに感動。それが原点でおしゃれなインテリアをめざすもいつのまにかシャレ好きなカーテン屋になる。

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