ウイリアムモリスの生地のプレーンシェードをタペストリー風に

ウイリアムモリスの代表的な生地であるSTRAWBERRY THIEF(ストロベリーチィーフ:いちご泥棒)の生地でプレーンシェードを作ってタペストリー風にしました。

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カーテンボックスのある小窓にプレーンシェードとして取り付けています。

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プレーンシェードですので上下昇降します。

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巾4Mある掃出しの大きな窓はリネン100%のリナスのL2001
レースはフィスバのニューマドリッド14250-110


カーテンの魅力

カーテンって意外と奥が深くて、このブログをみて同じように近くのカーテン屋に頼んだら同じようにいくかというとそうでもないこともあるのです。

そこには専門店としてのノウハウがあります。私は全部公開しています。

まず、このプレーンシェードには遮光裏地をつけています。(東リKTB2334
これからがポイントなのですが、窓サイズより片方10㎝ずつ大きくつくることなんです。
リング付きテープが両端から7〜8センチのところにきます。

この位置が窓の開口部の中側ににきたら、ミシンの針穴(ピンホール)から光が入ってきてラインができるのです。
この位置を壁にあたるところにくれば昼間でもきれいにみえます。
あと、柄だしをどのようにするかという問題もあります。

横幅は製作サイズとも絡んできて、それも考えなければならないし、タテの柄だしはどの部分を中心に持ってくるかを考えなければならず1リピート余分に注文をしなければなりません。こうした気遣いが専門店の経験と知識です。

オーダーカーテンは、メーカー縫製ならば、どこに注文しても同じだと考えておられる方が多いと思いますが、発注する寸法によって出来具合が大きく違うのです。

プロフィール

小嶋 徳昭

カーテン夢工房

大学を出て、株式会社サンゲツで5年間東京勤務。当時自分で何かをしたいと思って、彼女に相談したところ、「勝手にしたら」と言われたのを「カーテン屋をしたら」と聞き間違って始めたのがこの仕事。

退職して、すぐに見聞を広めるためにニューヨークへ。そこで一泊したホテルモーガンの洗面所が白黒のモノトーンに一輪の赤いバラが挿してあったことに感動。それが原点でおしゃれなインテリアをめざすもいつのまにかシャレ好きなカーテン屋になる。

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