ニューサブメッコ

2012年8月23日

サッポロのkakakoさんからふたたびいただいてしまいました♪

大漁旗を生地にして仕立てられたコレ、サブメッコという名前がついています。もうすでにいろいろな形のものが作られていてくわしくはkakakoさんのブログhttp://skylark.jugem.jp/を見ていただきたいんですが、その大胆なカッティングと色使いは他に並ぶものがありません。しかも全て一品一品が手作りとなってます。裁縫の詳しいことまではわかりませんが、手間をかけて丁寧に作られてる事は私でもわかります。大切に使おうという気になります。一見派手さが目立ちますが、使われているのは洋上の激しい気候に耐えた布。先にいただいた一つを使い続けていますが今日に至るまでしっかりと持ちこたえています。

ところで今回のサブメッコが届いたのが偶然にもムスメが生まれた日。ありがたい記念の逸品となりました。その日の事をいつかこのサブメッコと共に話してやりたいと思ってます。何年先になるでしょね。ありがとうございます〜kakakoさん!

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地鎮祭

2012年8月19日

朝から暑い日でした。現地に着いたらすでに日除けのテントがあって神棚も設えられ、小さな会場がそこに出来てました。私も早めに到着する予定だったのですが、事もあろうかお供えのお酒を事務所に忘れている事に気づいて途中取りに帰る事に。遅刻はなんとか免れましたが危ないところでした。一応設計監理の立場として(?)ジャケットにネクタイという格好だったので現場に着いた頃には越汗だく。あ、私、車持ってないんですよ。どこに行くにしても公共交通機関と自分の足が基本。もちろん途中走りました。暑さなんか関係ないですね、こういう時♪

しかしながら着いてびっくりしたのは神主さん。頭がつるつる丸坊主。すっきりされてましたねえ。いやあこの頭でこの風貌でしょ、ヤ◯ザに間違われちゃって困るんだわー。抗癌剤やってるから全部の毛が抜けちゃって汗はそのまま目に入ってくるしでもう大変。大変だけどその症状は快方に向かっているらしく、どこか明るいものでした。

そんな神主さんに祝詞を上げていただいて降神の儀。おおおおおおーとその神主さんが声をあげます。これは神様が降りてくる音なのかなと思ったらそうではなくて扉が開く時の音なんだとか。どういう扉なんでしょうね?すごく大きくて重いもののような気がしています。

祝詞がさらにいろいろと続いてお祓いもしていただいて。玉串を神棚にあげる時が来ました。回転は・・・右だよな、右っ。頭の中でわかっていても間違えそうになります。前の人の動きをよーく見て、はい、なんとか完成。神様よろしくおねがいします。

ひととおりを終えて神様にはもう一度神様の国へ戻っていただくのかな?結びは昇神の儀です。やはりおおおおおおーと、とても抗癌剤治療をしている最中とは思えない底力のこもった神主さんの声で儀式のぜんぶが終わりました。

お施主さんはご夫婦で見えられてました。まだ籍を入れられたばかりで式もこのあともうすぐ。こういうお二人の家を設計できて私は幸せ者です。そうだ、良かったら模型、式の会場に持っていきますよ。どこでしたっけ?わかりました、あとはググって調べておきますね。。。

工務店といくらかの打ち合わせをして現場を後にしました。振り返ると現場の周囲は夏草が元気に生い茂ってました。草がたくさん生い茂るのは土地の力がある証拠だとどこかで読み聞いた覚えがあります。土地の力って何かなと思わなくもないんですが、世の中全て数量化できる訳でもなく、何かそれはそれでとても重要なものと思っています。

こうしてふたたび、新しいスタートとなりました。どうか無事に家が完成しますように。 (続きを読む)

椅子と残暑

2012年8月12日


立秋とは名ばかりに、なんて残暑見舞いを書いたばかりなのですが、それでもどういう訳か夏の一番の盛りは過ぎたように感じます。連日気温は軽く30度をオーバーしてますが、風向きと微妙な湿度の加減がそうさせるのかもしれません。セミの亡骸もよく見かける様になりました。だるくてやるせない夏もどこかに行こうとしています。

いろいろな作業の合間を見てふたたび椅子を作ってみました。今回使ったのはシナのランバーコアというベニヤみたいなもの。厚みも今までの12ミリから18ミリにしてみました。厚くした分、ちょっと重くなったけど丈夫になった。塗装はかけてません。なのでそのうち汚れるだろうな。塗膜は木材を保護してくれます。塗った方が良いのはわかってるけど、シナの白さは損なわれてしまいます。木口は塗料が吸い込まれて特に色が濃くなってしまいます。そして何よりも肌ざわりが変わります。ナマのまま仕上げとしました。少しエロいかなあ。関係ないか。

仕上げという割にはあと一か所、考えてみたいところがあります。たいした事ではないのだけどどうしようか思い悩む点があります。いつかちょっとだけ、ふたたびノコを入れるかもしれません。このままかもしれません。しばらく眺めています。 (続きを読む)

討論型世論調査

2012年8月7日

討論型世論調査なるものに参加してきた。場所は慶応大学三田校舎。8/4,5と2日に渡って行われ、200人以上の日本全国から無作為に選ばれた人たちによってそれは繰り広げられた。その200人以上の中に、私も入っていた。

数ヶ月前のこと。電力に関して答えてほしいという依頼が電話であって、よく訳もわからなかいままにそれに応じた。いくらかやり取りした後に今度は東京でフォーラムがあるので参加出来ないかと言われ、交通費宿泊費謝礼が出るという条件ですが如何ですかとの事で日程を見て一応行けますよと返事をした。知らない人から突然に電話があってそんな話になるなんていささかおかしな話ではあるけど、先方の話しぶりや事の内容から偽りはなさそうに思い、経過を見る事にした。

いくらかして書類と東京までの切符が届いた。嘘はなかったらしい。ただ奇しくもその日程がカミサンの出産予定と重なってしまいキャンセルしようかと思ったのだが、直前になってそちらの方が早くなり、自分としては前日に東京行きを決めたりしたものだった。

新幹線でブーン。品川で乗り換えて田町へ。慶応に足を踏み入れるのは何年ぶりだろう。前はおそらく学生の頃だったと思うが、田町の界隈もその当時と比べてかなり変容したように思えた。容積緩和前と後との隔たりは大きい。校舎に着いてセキュリティーチェックを受けから座席に着く。知らない人同士の集まりの会がそこから始まる。

コーディネーター役の人から会についての説明などを受ける。会は二部構成で成っており、まずは10数人の少人数で語ってもらい、そこで作り上げた質問を全員が集まる大会場で専門家に問うらしい。テーマは主に電力についてで、どう感じているか、どうすべきかなどを自由に語ってもらうというものだった。質問はつくり上げるにしても何かを強制されたり、あるいは他者を否定して意見をまとめるなどという事はしないという前提になっていた。どこの誰とも知らない人たちがつぶやく場を設けられたようなものである。誰も何も語らずに終わるのではないかとも思ったが、311以降の電力という誰もが関心を持つこの議題を前にして話に空白ができる事はなかった。

それでも初日、私はどこかぎこちなくて、あまり話す事はなかった。電力について原発について自然エネルギーについて考えや意見を持ってはいたが、いろいろな人の話を聞いていると私の考えは一般受けはしそうになかった。受ける必要はないけれど、それでも言葉には詰まった。その場はモノローグの塊でありながらも雰囲気や方向はあった。ただ、相手の顔が見えている分、2ちゃんの様な極端な進み方は出て来なかった。

場所を移して大会議場へ。それぞれのグループで作り上げた質問を4人の専門家に投げかけて答えてもらう。4人の人選によって偏りが出るのは明らかなことだが、壇上のそれぞれの方は私の知らない人たちばかりだった。肩書きなどは教えられてもい、どういう人なのかという事だけはわかる。ざっと見、東大系の人が多く、研究費の事などからして方向性を危惧したけど思った程の事はなかった。熱心に答えてくれる様子は伝わってくるもので有難味を感じる一方、この会の状況が政府に伝えられる事に危険を感じたりもした。自分を含め素人の200人超はあくまでも素人であって希望を述べる事は出来る。しかしながら情報過多のこの社会において現実を見極めている人は多くはないのではなかろうか。かく言う私もその一人であり、雑多の情報のどこの何を信じていいのかはっきり言えたものではない。

初日の会が終わって懇親会へ。アルコール抜きの食べ物飲み物の立食パーティ。これは味気ないままに終わったと思う。飲みたい人は飲みたいだろうし無理して懇親会など開く必要はないだろう。ホテルへのバスも段取りが出来ておらず、トーンダウンしてその日は終わる。

翌日。ホテルで朝食を摂ってから会場へ。構成は昨日と同じで最初に小さな部会で話して後に大会場へ質問を持っていくというもの。まず小部会での話となる。昨日の一日でどうにか流れはつかめた。プラスになるともマイナスになるともわからない、でも思い切りは必要か。批判は最初から覚悟したが自分の意見を述べてみる。批判されるはずはないはずの会議だが、勇気は必要だった。甘いことばは沢山あってそちらの方に進みたいけど、自分にはそれが出来ないような気がしていた。経済に押しつぶされて語られないままの犠牲はあまりに多く、それをどうにかしたいと思い話をさせていただいた。ヘンな人と思われたかもしれない。多分ヘンな人なのだ、私は。

大会議場へ移動し昨日同様専門家への質問となる。専門家の4人は昨日とは入れ替わって違う人となっていた。どの部会でも活発に意見が出た様で昨日よりも盛り上がりはあった様に思う。この会は「討論型」と名付けられている。考えてみれば微妙な名前だ。討論であれば激しい意見のやり合いが出るのだろうが、ここではそれがない。Q&Aで終わるその形はどこか不完全燃焼を感じさせなくもなかったが、それはそれで良かったのかもしれない。私自身、いろいろな考え方があるという事を知りも出来たし、それは収穫でさえもあった。流れもわかった。ただ、深い話にはならなかっただけだ。最後に小部会にもう一度戻り弁当を受け取る。コーディネーターからねぎらいの言葉をいただく。帰りのチケットと謝金を受け取ってあとはバラバラに終了だった。あまり直接、他の人に話しかける事はなかったけど、終わった気楽さから隣の人に声をかけてみた。どちらからですか、ああ、それは近くでいいですね。おつかれさまでした。笑顔。それだけの事だけどね。知らない人たちとはそこで別れた。付かず離れずの2日は終わった。外はセミが鳴いていて太陽が強烈に照りつけていた。いろいろ考えさせられた2日間だった。 (続きを読む)

2012年8月3日


とある山間の村に行く。途中立ち寄ったした川のほとりに小さな祠を発見。岩山を背にして設えられた姿が何とも美しい。榊も青々としていて、お祀りしている人がいる事を伺わせる。手水がなかったのでそこは省略させていただいて二礼二拍手一礼をし般若心経を読ませていただいた。読んでいて山の空気が抜けて行く様な清々しい気持ちとなったのは言うまでもない。何とも有りがたい事。社の大きさ小ささは自分と関係しない。

社というと最近ちょっと残念に思う事がある。近年建て替えられている神社の多くが木造の形に似せたコンクリート造になりつつある事だ。木造にこだわれば良いという事でもなく、もちろんコンクリートがダメな訳でもないのだが、木には木の特性がありコンクリートにはコンクリートの特性がある。形状を真似るまでもなく素材には適した使い方がある。形は周囲環境とプログラムから導き出されるものであるし、譲れない要素を別として現代に相応しい社の作り方があるように思うのだがどうだろう。悠久の時を隔てる神社だからこそ、その点どうにかできないものだろうか。チャンスがあれば提案してみたい。 (続きを読む)

暑い日が続きますねー。
厨房に立ってもなかなかヤル気の起きない今日このごろですが
行ったお店のメニューにヒントを得て
越簡単〜にできそうなデザートを考えてみました。

<甘酒とトマトのジェラート>
■材料(だいたい3人前)
甘酒 200cc程
トマト 中位の一個
バニラアイス カップ一個

■作り方
1 トマトを適当に切り刻みます。
2 上の材料全てをミキサーにかけます。
3 器に分けて冷凍庫で冷やして出来上がり♪

甘酒とかトマトの量はご自由に。
ひょっとして甘酒のスイーツってブーム来てますかね〜?




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今年は冷夏になるという予報をどこかで見聞きしましたが
フタを開けたらこの暑さ。
いつもの夏と変わりないですね。
暑中お見舞い申し上げます。

用あって岐阜は長良川の方に出かける様になりました。
向こうは今は鵜飼のシーズン。
使われている船は今でも木造で
板一枚一枚を曲げてつなぎとめています。
それだけでも大変な事なのに
出来たものは水に浮いてしかも隙間が出来る事もない。
作り方は身体が覚えていくのでしょうか。
素晴らしい技術だと思っています。

川のほとりで打ち捨てられた舟を見つけました。
中の水はいつの間にか溜まってしまったのでしょうね。
そこはオタマジャクシとかゲンゴロウみたいなものが世界を作ってました。
井の中の蛙ではないけど
大海だった周囲の水はどこへやら。
夏草だけが飛沫を上げて
彼らをどこかへ運ぼうとしています。
うだるような暑さの中で水が干上がってしまわないうちに。
あるいは大雨で中の水が溢れだしてしまわないうちに。



どうかみなさま、ご自愛専一に願い上げます。 (続きを読む)

house n

2012年7月25日


久々に三好のhouse nを訪れた。本来は竣工丸1年になる今年の正月に訪問を予定していたが、なかなかスケジュールがあわずいつのまにか夏となった。生活が始まってから訪れるのはこれが初めてとなる。どの様にお使いいただいてるのだろうと行く道すがら考えた。考えたけど、暑さのせいかなかなか思い浮かばない。

ご要望がない限り依頼された建物は素材の種類を減らしてシンプルになる様こころがけている。どちらかといえば低予算の建物の方が得意となるかもしれない。話を進めていくうちに空間の贅肉は削ぎ落とされ、これだけは必要というものが残っていく。生活の核みたいなものが見えてくる。この家は外装はガルバリウム、内装はラワンでほとんどが統一されている。味気ないと言われるかもしれないけど光と風の事を除けば空間は控えめな方がいい。彩りは生活を営む施主に任せたい。

来てみるとさまざまな家具が設えられていて、その多くがアンティークや少し手のかかったものだった。見るだけの骨董品でないところがいい。イームズの椅子に座らせていただき、お施主さんからいろいろお話を伺った。床板の杉と使い方、キッチンの事、庭を手入れした事、色のつき始めたラワン、生活の音の事、廊下を通る風、光と窓の向こうの緑、家族のこと、駐車場、集まってくる人のこと、階段と会話。聞きながら私の中の一年半の空白が少しずつ埋められた。生活の情景がありありと浮かび上がるものだった。ここでの時はまだ刻み始められて間もない。楽しく長く使い続けていただけたらと思っている。 (続きを読む)

エスキース

2012年7月20日


人によって多少言い方が違うんですけど、設計を進める時に書くラフなスケッチの事をエスキースといいます。紙に鉛筆などでざざっと書いたりもするので呼び名はスケッチでもいい様な気もしますが、何か対象物を見て真似て書くというのとはちょっと違うので、あえてそのような言い方が定着したのかなあと思ってます。

昨日、マルマタに行ってきまして偶然にもそんな名前の付いたワインを発見しました。ロゼなんだけどボジョレーだそうで葡萄もガメイを使ってるとの事。どうしてこんなのがあるんですかあ〜と聞いたところ、普段は赤しか作らないけど収穫に余裕のある年はこうやってロゼも作るんだそうです。その話を聞いて何か余裕というか余白というか、次の何かへの創造性が含まれているような気がして、作り手が付けたエスキースという名前に合点がいったものでした。

まあでも名前に合点がいったにしても味はわからないもの。なので早速試飲させていただいたところ、この夏の気候に合ってか飲み口良く、さらにはそのさらっとした芳香に軽くノックダウンを受けてしまってご購入となりました。まいどありー。あとは保冷剤と共に持ち帰りまして冷蔵庫の野菜室へ。その晩に飲みたくなる衝動にかられましたが、すぐに開けるのももったいないかなーと思い眠らせております。何か、考えの詰まった時にでも開けよっと♪

マルマタさんの試飲会は7/22まで。くわしくはこちら。
http://www.marumata.co.jp/000_event/cheese/2012_07to09/index2.html (続きを読む)

温湿照度風速計

2012年7月18日



湿度計が壊れたのを機に買ってしまいました。

前から小型の湿度計は持っていたのですが、蒸した日でも湿度20%とか訳のわからない数字を出していたのでそろそろオサラバかなあと思い、今回思い切ってこういうものを買いました。これは温度計+湿度計+照度計+風速計という4つの状況を測れてしまうという小型ながらになかなかのスグレモノで、あちこちの空気をお手軽に知る事ができます。早速お外にこのマシンを持っていったところ36度の湿度50%風速0.2で10770ルックスなんて数字をぱぁ〜んと弾きだしてくれたものでした。暑いけど湿度はそんなもんですね。あとはこれで人と人の間のビミョーな空気まで測れるとパーフェクトなんだけどな〜。 (続きを読む)

竹中設計事務所アシュ

プロフィール

竹中設計事務所アシュ

名古屋のローコスト住宅を得意とする事務所

名古屋近辺で坪単価50〜60万円台の住宅を得意とします。ハウスメーカーで納得されない方はぜひ一度ご相談ください。よろしくおねがいします!

竹中設計事務所アシュの事例

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